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あおむしの恋はちょっぴり☆オブザデッド

はやく人間になりたいオブザデッド

エイリアン:ロムルス

2025-02-01 10:45:59 | Disney+

2024。おやじギャグ。

「エイリアン」リブートかと思いきや続編!というかスピンオフか。

レトロフューチャーな船内とか悪の日系大企業とか懐かしいよなー。

日系企業ってハリウッドにはとんと出なくなりましたよね。80年代のうだつの上がらない主人公サラリーマンってみんな日系に務めてましたよね。それか日系に買収される寸前とか。

あとどうせスピンオフならリプリーのあのチプカシ復活させてほしかったなー。どうでもいいですけど。

 

おもしろい!丁寧。最近のエイリアンシリーズではダントツ。

何よりあの生々しさよ。クリーチャー全般の生々しさよ。CGが進化したのか実物にCGを張り付けたのかまじて全部本物造ったのか(それはないと思いますけども)わかりませんでしたがあの当時のイヤーな生々しさを見事に再現している。これなんですよ。ホラー映画に必要なのは。

なんか過去作のオマージュがありすぎて、例えばあのお馴染みエイリアンとのキス寸前シーンはどうでもいいんですが、ビショップ→ルークとか、アンドロイドの破壊のされ方とか、アンドロイドの型とか、なんならプロメテウスとか、あれ?これってあの人なの?違うよな。みたいに時系列が混乱しがちです。ただのオマージュなのに。結局本作はリプリーが猫といっしょにコールドスリープしたすぐあとの話みたいですね。

まあそのへんすっ飛ばしても全然楽しめます。それでもあのプロメテウスあたりの時系列が未だにわからんしすぐ忘れちゃうからなー。1から見直すかな。すげえめんどくさい。4とか超絶詰まらんかった印象しかない。プレデター戦はもういいよな観なくて。あれって正史なんでしょうか。そんなこといったらジェイソンvsフレディはいつなんでしょうか。

どっちにしても大量のフェイスハガーに追いかけられたり、スターウォーズのあのごみ処理場シーンみたいにフェイスハガーに足元泳がれたり、フェイスハガーの群れの中をこっそり歩いたり最高シーンが満載です。

あとvs「酸の血」シーンは一番の見どころですしよく思いついたなーとニヤニヤしてしまう。最高。

 

全然関係ないですけどフジロック早割取れたー!場内1駐車場取るためだけにスマッシュフレンズに年会費払ってるからね。これで半年安心して暮らせる。

 

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スター・ウォーズ:アコライト エピソード3-5

2024-07-02 14:28:35 | Disney+

2024。ウーキー族あっさり。

全何話なんだろこれ。エピソード5の猛スピード感は猛でした。

1-2話からはそこまで感じなかったポリティカルな臭が3話から徐々に。お母さん二人ですみたいなやつ、生々しい同性愛の匂わせみたいなやつ、から始まって

「虐げ」「少数」「迫害」「偽善」「欺瞞」…

来たーっとなる感じですね。全乗せのてんこ盛り感。相変わらず白人男性の取り扱いはひどいw

 

ですがストーリーとして破綻しているわけではないので4話までは楽しめる。

なんか制作側も拒否反応を示すユーザー側に拳を振り上げるのではなくて淡々と丁寧に説明すればよいんじゃないかなー。

今回はこっち向きで作ってるんでごめんなさいね。みたいなね。

しかし5話がなー。観客の誰もが「あいつしかいないだろ…」な正体のマスクのヴィランから、主人公の相棒ドロイドの扱い方から、過去のスターウォーズを踏襲しているようで表面しかなぞっていない感というかね。パダワンの衝撃的な死とか、本編のエピソード3のオマージュだったりするんだろうけど、あれはアナキンが切り替わる瞬間の衝撃だったわけで、ただただショッキングなシーンではないのですよ。

特に相棒ドロイドのくだりは逆の意味で衝撃的でした。フランチャイズの傾向とか色とか特色とか臭いを取り消すのであれば、別にスターウォーズである必要がないのではないか、と感じた瞬間。

次くらいで最終話?まだもうちょっとですかね。駆け足のエピソード5だったのでわからんですが、まだまだ楽しみ。

 

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スター・ウォーズ:アコライト

2024-06-25 12:09:46 | Disney+

2024 disney。白人男性。

何気なくディズニーチャンネル開いたらもう4話まで出てんじゃん!

なんか最近元気なくて見よう見ようと思って後回しにしておりましたが力を振り絞って取りあえず2話まで。

…なんか別に面白くない?やいのやいの言われるほどポリのコレじゃなくない?白人男性の扱いには笑いますがそれ以外は別にお話の導入としてよい感じ。

ところどころ「ん?」と思うストーリー展開はいつものことですし。

あとは主役の女の子に若干のぎこちなさは感じますけど。戦闘前の型のシーンとか初々しくて微笑ましい。ホラー映画に出てくる主演アイドルを温かく見守る気分。

 

ここ最近のポリコレ周辺は完全に作品内容どうこうより観客側と制作側のイデオロギー抗争になってて滅入るなー。アメリカだいじょうぶか。というか世界大丈夫か。

 

主人公の相棒としてのドロイドを小型工具化したのは素敵だな。あれなら肌身離さず一緒に入れるし物理的に過酷な状況にも難なく付いてこれるし。というか持っていけるし。

実物プロップ大の商品化も容易ですし。作品評判からして売れなそうですが。

 

2話終わりにウーキー族も出てきましたし楽しみ。

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ウィッシュ

2024-04-29 11:08:06 | Disney+

2023。バッシュフルかわいい。

これはっ。

ディズニー映画見るよってテンションで頭空っぽにして流れに身を任せれば面白い映画。

2Dと3Dの融合は美しいです。過去作と未来作をつなぐイメージ。

100周年記念作品だけあって過去のディズニー映画のオマージュとパロディが随所に出てきます。

七人の小人ネタとかわかりやすい部類ですがピンと来た時の閃きの気持ちよさは素晴らしい気がします。

 

…諸々その辺もストーリー展開への足かせの遠因になってる気もしますが。

過去と現在、伝統と革新、この辺を映像で表現しようとしてるのは伝わってくるのですがいかんせんストーリーが。

あくまでもイースターエッグはイースターエッグであって、卵隠しに全力を注ぐと他がおろそかにもなりますよ。

 

一個気になることがあると、というか引っ掛かりを感じてしまうと全部がダメに見えてしまう。

例えば主人公の親友の女の子は足が悪いんだけど、そのことについて全く言及もなくストーリーにも絡んでこない。

主人公のおじいちゃんは白人でお母さんは黒人、これにもなんも触れられない。

ストレンジ・ワールドから全く成長していない。

というかディズニー自体はあのコンセプトを失敗だとは思っていない。恐ろしい。

身体の障害、性志向、異なる人種同士の結婚、こんなもんは当たり前の世の中であえてテーマにするほどではないよ、というアピールが空回りするというかね。

本人たちは無知な大衆に対する啓蒙活動くらいに考えているんだろうけども、それならば例えば障害を乗り越えたところの友情を演出した方がよっぽど心に響くでしょう。

せっかく願いが叶う国にいるんだから「友人の足を治す」ことに重点を置くとかさ。んで結局足は治らないんだけど世界は救えて「治らなくても私は私の体が好き」みたいに締めれば響くでしょ。陳腐だけどさ。

あとモブデザインがひどい。夢を求めて世界中から人が集まってくる国なので多人種がいるのは納得の設定なのだけど、名前なしの人々は服までいっしょのコピペであり、

その中でもアジア人の顔のデザインのひどさといったらたまらんよこれ。

黒人・白人・あとは中東系や南アジア人はまあ素敵に描かれていますよ。特徴をとらえつつも。

東南・東アジア人のデザインを見てごらんなさいな。目が細くてえらが張っててというステレオタイプの大集合ですよ。なんなら主人公組の後のモブに全く同じ顔のアジア人がいたりしますよ。

これすごくないですか。仮にも社是としてポリコレ推し進めている企業ですよ?マジで本人たちも無意識というか潜在的なアジア人差別って根が深いんだなーと感じました。

 

あとは主人公の性格とかね。白雪姫風に登場する割にはプリンセス感は皆無で「お転婆でおっちょこちょい、男勝りで勇敢で向こう見ず、人生に男なんて必要ない」という最近のいつもの主人公感。むしろそれってそれがすでにステレオタイプで古臭くなってることに気が付かない。今時(ディズニー以外の)ハリウッド映画でもこんな主人公いないのに。

なんかどんどこ時代に取り残されている気がする。大丈夫かなー。

あれもいつものパターンだったしなー。最初いい奴っぽい奴が実はヴィランみたいなやつ。すでに伝統芸になってますけどもうひと伸びというか一ひねりあった方がなー。

とか。あとは大事なもう一人の主人公ともいえるマスコットキャラクター。真新しさの演出であえてだろうけどもデザインが日本のアニメのキャラクターなんだよな。これが絶望的に作風にあっていない。このキャラクターこそディズニー映画の象徴みたいなもんなんだからディズニーキャラにしなさいよ。マジで。

 

…こんな感じで粗を探すとどこまでも出てきます。

が、頭空っぽで観ると「あーよかったねー。楽しかったねー。」ができます。ビール必須。

 

 

 

 

 

 

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SHOGUN 将軍

2024-03-02 15:31:41 | Disney+

2024。トラナガって誰だよ。

真田広之かっこよい。ディズニーすげえの作ったなと思ったら違う会社の制作のようですね。まだ2話ですけど今後楽しみ。

マツジュンかわいそう。

まず日本語が自然なのが素晴らしい。海外の劇中の日本語って面白いの多いじゃないですか。イントネーションがとかじゃなくて言い回しの不自然さとか。

あれが一切ない。ステキ。たまーに日本語部分のみ聞き取れないところがありますが。

スケール感すごいし戦国武士の基地外倫理観も面白いし、今後にも期待。なんですが全何話くらいになるんでしょうか。原作未読なのでわからんですけど多分関ケ原がクライマックスですよね?

人気出たらだらだら続編制作をつづけるとかあるんだろうか。ちょっとやめてほしいかなー。一応登場人物が架空の名前になってるので史実通りじゃなくても全く問題なさそうなのが逆に怖い。

この辺事前知識入れないで今シーズンは楽しもうかと思います。

…その架空設定もややこしいんだよなー。あれ?これ誰が元ネタ?あー本多?みたいな脳内作業がめんどくさい。

そもそも海外の人関ケ原あたりの歴史しってんのか?知らなくてもファンタジー的に楽しいものなのか?英語圏の人はどうやって見てるの?吹き替え?どうでもよいですけど。あと日本語にはかなり意識を持ってってるのにポルトガル語と言いつつ英語なのも多少ひっかかるかなー。これはね。まあね。英語の国が英語の国の人向けに作っているわけですから。

 

とにかく今後も楽しめそうな作品。こんな作品が日本でなくアメリカで作られるのはさみしさもありますけど。

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ソウルフル・ワールド

2024-02-26 11:05:29 | Disney+

2020。ねこかわいい。

コロナ騒動で劇場公開できなかったやつ。ディズニープラスの中に埋もれてたので見てなかったけどもすごく良い。

これピクサーの中でもトップ3には入るやつだった。ピクサーなのに大人向け。

ともすれば押しつけがましい舞台設定もすんなり入ってくる脚本は見事ですし。子供を諭す親を実は諭している展開が素晴らしい。

ねこかわいいし。

まじで一歩間違えば最近のディズニー映画の主流である「普遍的なテーマを大上段に構えて説教をかます」風になりそうなんだけど、

それを全て映像とキャラクターの表情で見せるというまー素晴らしい出来栄えでした。

良い映画は書くことも少ない。

 

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マーベルズ

2024-02-16 17:16:05 | Disney+

2023。ねこかわいい。

Disney+で早くも配信してたので。

というか劇場公開期間短すぎなかった?mcuシリーズで唯一劇場で見逃したよ。まじかよ。いつやってたんだよ。

世間の評判はあまり芳しくないようですが。

うーん。つまらなくはない。ポリコレ要素もいうほどではないし。ブラックパンサーやホーンテッドマンションのような「黒人向け映画」の女性版といった感じかなー。これもしかして逆にポリコレ感強すぎて末期な感じなのか?わからんけど。

 

結局いちばんの敗因は「Disney+」ですね。

Disney+で限定配信のMCUドラマシリーズを観てないと登場人物がほぼわからんし話についていけない。俺は全てパーフェクトに公開順に追っているのでその辺りに関しては全く問題なく楽しめたんだけど、このドラマシリーズを知らない人から見た「おいてけぼり感」はいかんともしがたい。

そもそもクロスオーバー作品て「それぞれの作品を把握していると『より』楽しめる」ことが重要なはずで、「みなさんご存じ」な空気を作り手が醸し出すとどうしたって引いていくお客さんは多くなりますよそりゃ。内輪受けのお笑い芸人見せられてるようなもんだから。

各全6話のドラマシリーズを2本、ともすれば3本見ていないと話しについていけないのはハードル高すぎですよ。お客さんふるいに掛けすぎですよ。

 

この置いてけぼり感はアベンジャーズ時も早くもちょっとづつ言われていたことで、クロスオーバー作品がこんだけ膨大になってしまってはしょうがないといえばしょうがないのですが。

もう先細りしていくのは目に見えているのがつらい。「MCUは終わってる」なんて暴言を吐く人もいますが、私は大好きなのでなんとか方向転換して頑張ってほしいです。

 

敗因トップはわかりきっているのでそれ以外の残念ポイント。

・唐突なディズニーテイスト。

ディズニーが作ってんだから当たり前といえば当たり前なんですが。「こんなの突飛でしょ?面白いでしょ?」感が正直な所はずしてるかなあ。世界観がまるであってない。

・定まらない軸

テーマらしきものがあっちゃこっちゃいって定まらない。三人の主人公が出てくるのですがどの人物をどうしたいの?というのが全部中途半端。三人を三人とも同じ熱量で成長させるのは無理がある。余計な面白コーナーを作ってる余裕なんてないと思うあのストーリー展開では。それこそドラマシリーズで丁寧に作ればよかったのに。

・共感できない主人公陣

なんかねー。共感できないのよ。ある惑星が滅ぼされてもそれ自体を話題のネタに自分たちのパーソナルな議論が始まったりするし、というかその上でお互い分かり合ってハグしあったりするし。その時点で惑星のことなんてすっかり頭にないみたいな顔してるし。

それが一回だけではないところとか。

これはなー。ともすれば「女は世界の問題より自身を高めることに重きを置く」みたいに見えませんか?女性のみなさんはディズニーになめられていると思う。

目の前の、とか自分の感知する範囲での、とか自分が心地よくなれる世界での、な問題にはとても同情的に対処するのに、自分は関心のない遠い世界の大問題は心底どうなろうが知ったこっちゃない、という滅茶苦茶残酷な最近の似非リベラル思考への皮肉、と言えなくもない。

多分違うけど。

というかマジで最近のリベラルさんたちはこんな考え方だよなー。ディズニーのことだからそれを当たり前だと思ってさらっと映像化してるのか。そう考えたらすげえ怖いけど。

 

全体的に「面白映画」にしようという気概は感じますし、絶対的な失敗点である「Disney+」問題も、私のように全て追っかけていればノープロブレムですし、実際面白も多いのですが、いまいち引っ掛かりが多くて全力では楽しめないかなー。という映画でした。

 

 

 

 

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シークレット・インベージョン

2023-12-11 13:19:39 | Disney+
2023。キャロル・ダンヴァースのDNAてなんかエロいな。

全6話。ニックフューリーとスクラル人のお話。「キャプテンマーベル」でいろいろあって自分の星がなくなって以来ひそかに地球に住んでいたスクラル人たちがいろいろします。

思想強いなー。まあ社会派。イスラエル内戦がタイムリー過ぎてもう。
イスラエルに限らずだけど数々の自由主義陣営とテロ組織との戦いがもはや直喩的に描かれています。

最終的にフューリーは悪と戦う決意をするんですが。この辺はまあ若干リベラル臭さ(リベラルの本来の意味くらいは知ってるんですが今まかり通ってるスラングとしてのリベラルね)は感じますが概ね同意かなー。
がんばれフューリー。

そもそもさー。「戦争はそれぞれの正義の戦い」なんてしたり顔でいう人もいますが。
テロなんて「悪」でしょ。見ず知らずの関係ない人を殺害することは「悪」でしょう。虐殺は悪だよ。
「ジオン軍には彼らなりのー」なんていってもコロニー落として地球の人口半分にしたらそれはもう絶対悪でしょうよ。

この辺の最低限の価値観の共有ができない相手と戦うとするならそれこそ殲滅戦しか道はないのではないでしょうか。
スクラル人とは少なくともこの共有はできていましたし。宇宙人ですらそうなんですから。外部にできることはそれぞれの正義を探すことではなく、悪を是々非々で咎めることくらいですか。
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ホーンテッドマンション

2023-11-25 11:16:09 | Disney+
2023ディズニー。セーフティバーは私が上げる。

ご存じディズニーランドのアトラクションモチーフのアレ。
面白い!
近年ディズニーでナンバーワンかもしれん。
普通に怖いし。息子と二人で叫びながら見てましたよ。
ディズニーランドで「ホーンテッドマンション」を体験したことがある人ならより楽しめるのは当然として、いちいちアトラクション小ネタ入れてくるのがまじでよい。
ほぼ全編通して小ネタオンパレード。まじでよい。ここいうのがよいんだよ。

お涙頂戴がちょいウザぎみではありますが、(みごとに引っ掛かって号泣でしたが。)サクサクストーリーは見事でなんか久しぶりにハリウッド映画を見た気がする。

最近のディズニーといえばみんな大好きポリコレですが、いつものポリコレ臭は皆無といっていい。のですが、ポリコレ通り越してブラックスプロイテーションの復権でも目指してんのか?というような作りでしたね。
最近でいうとコミックリリーフにちょびっと面白白人キャラをいれていたブラックパンサー的な作りの映画でした。
ブラックパンサーに関しては作品自体がブラックパワーの喚起と歓喜、みたいなテーマでわかりやすかったですけど、
本作に関しては、まじで「シャフト」あたりのブラックムービー感がありますね。
この作品は黒人が楽しむための映画だよ、みたいなのを遠回しに伝えたかった感というか。
黒人社会の父親不在による病理みたいのを軽いタッチで描いて啓蒙っぽいことしたりとか。
気になったのは9歳の男の子がいじめられている理由「きれいな服を着て授業をちゃんとうけて悪い子には注意をする」を「そういうとこだよ…」みたいに受け流したり。
チンピラ黒人コミュニティ特有の「黒人は黒人らしく」のあれ、の肯定と捉えかねられなくてちょっとなあ。すごいうがった見方だけどね。
結局この子はクラスの副委員長に任命されたりちゃんとエクスキューズはあるし、優等生タイプは嫌われるっていうのは世界の共通認識っぽいですし、まあなんの意識もしてない可能性も高そうですが。

とにかくなんも考えずワイワイ怖がりながら笑って観るのがこの映画の正しい鑑賞法だなー。
調面白い。


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リトル・マーメイド

2023-10-09 10:35:48 | Disney+
2023。20個もあるの。

ディズニー+でロキが始まったので久々に開いたらもう配信してんのな。はやいなー。誰も映画館行かなくなるよ。

面白い。いつものディズニー実写版と同じようにアニメ版をなぞった作りになっているのでゆったりみれます。
耳慣れた名曲の吹き替えも前回とほぼ同じ訳詞でまあひと安心。心地よい。アラジンの時の胸のざわざわはひどかったからなー。成長したなディズニージャパン。

心配されていたポリコレ浸食もあんまり気にならなかったなー。細かいこと言っちゃえば「悪人(っぽい人も含む)は全員白人だったり、黒人の登場人物が見事に全員善人だったり、みたいなお約束はありましたが。

それでもなんだかんだディズニーもちょっとずつ前に進んでるんじゃないかな。
「女性は全てにおいて男どもより優れている!男は弱い!役立たず!」みたいなこじらせた似非フェミニズムはまったくない。ちょっと前までひどかったでしょ。
王子ポジションのやつの情けなさたるや。こんなのこそ差別だと思いますけど。

本作はその辺まじでよい。愛し合う二人が力を合わせて悪を討つ展開が熱い。(まあほぼアリエルのパワーですが。)
本作のエリック王子はとてもよい。わりかし強いし魅力的だし。アニメ版にはないコレクション部屋もよかったなー。海で拾った得体のしれない物体を飾っているやつ。
アリエルのコレクション洞窟とリンクして蒐集癖オタク趣味同士が惹かれあう展開も熱かったですね。陸と海、それぞれの無邪気なあこがれが初々しくてよい。

愛し合う二人に上も下もないですよ。ってちゃんとした平等を描いていたのは素敵でしたなー。ごくごく当たり前のことなんだけど。

原作と比べると気に入らない点は何点かありましたが、
(アンダーザシーをアリエルがかぶせて歌いだしたときはwお前が歌うなよw説得されてるじゃねえかwとか)
(同じくアンダーザシーの海洋生物がリアルでキモいとか)
(セバスチャンの厨房バトル全カット!?まじか?セバスチャンいちばんの見せ場なのに。とか)
(新曲いらねえなあ…とか)
それでも130分の長丁場、飽きることなく見れたので良作。
アリエル動いてるとかわいい。

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