今朝まで飲んでいた俺様が今起きましたよ。酒は大好きです。しかしね。というお話が前半。幕張くんだりまでオアシスを見に行ってきましたよと言う話が後半。
昨日は家族とお友達とお花見に行きました。
お花見と言えばお酒ですが、公共の場で飲んで騒ぐのは無粋なことこの上ないと思っているので毎年お酒持込み禁止の新宿御苑に行っています。
のんびりとね。桜を愛でようと。
んで昨日ですよ。
いつもは平日に行っているのだけど一緒に行ったお友達の都合で日曜日になったわけです。
もうすごい人なわけです。
それはある程度覚悟していたんだけど、なんとまあ酒持込率の高いこと。
なんなの?あいつら何?飲んで騒ぎたけりゃ井の頭公園でも上野公園でもいきゃあいいじゃん。
わざわざ持ち込み禁止のところで飲むって何なの?バカなの?死ぬの?
全員中学二年生なの?なんだかなあ。
もう入場料あげて人員雇っていちいち荷物検査とかしてほしいわ。マジで。
しかしビアサーバーもってきてたやつもいたからなあ。
半ば黙認なんだろうな。
うちの子供たちにいやなものを見せてしまった気がします。
とりあえず昨日新宿御苑で酒飲んでたやつ全員のうちに撃墜されたテポドンの破片が降ってきますように。
と呪いを掛けつつ家族と別れて中央線に乗り込む。
オアシスを見に幕張までね。
お花見とは別の友達と行ったのだけど、俺もそいつももう30半ばですよ。
オアシスと共に年を食っているわけですよ。
そんな年を食った二人はいつになく張り切って開場時間前に会場入りです。
オールスタンディングなんだがチケットの整理番号が思いのほか早く、(番号順に入場するよ)ともすれば最前列も可能っぽかったので。
開場時間前に周りを見渡すと、意外なことに若者が多い。平均して20台前半くらいか。もっとおっさんばっかりだと思っていたので少したじろいだ。
二人で周りの若さに面食らいながら開場入りするとやっぱりステージから近い。
一番前はさすがに無理だったけどステージほぼ正面の二列目三列目辺り。
近い。
近いが周りが若い。
いやな予感がしてたんだが前座の日本人バンドが出てきた時点で異様なモッシュスタート。ちょっと死んだ。
前に立ってた女の子を救出しつつ流れに身を任せてたらオアシスが始まって2曲目くらいでモッシュは落ち着きました。
まあそんなことはどうでもいいんだけどオアシスですよ。
やっぱり最高ですよ。
…最高なんだけどなあ。
その最高さ加減がなんというか、おっさんが感じる最高さなわけ。
バンドが発する焦燥感やら刹那感やら何やらが化学反応を起こしてその場の空気がなんだかもうお前ら最高!
な感じになるのではもちろんなく。
例えばイーグルスがホテルカリフォルニアをいきなり一発目でやってウオーとか。
ポールマッカートニーがいやまだ終わりじゃないでしょ。まだあれやってないもん。で二回目のアンコールでヘイジュードでウオーとか。
ジェームスブラウンが倒れてウオーとか。
もはやそういった域に達してしまったんだろうなと。俺らの世代も。オアシスも。
さあノエルのパートだよ。
みんなでDon't look歌うよ。
みたいなさ。
もちろん俺はDon't lookはおろかほぼ全曲熱唱なんだけどさ。
当然一抹の切なさはあるよな。
もうオアシスにケミカルスパークなライブは出来ないのと同様、おれ自身もそういった若いステージを目撃しても昔ほどの感動は味わえないんだろう。
まあしょうがないんだけど。
音楽は若者のものだからね。
んで昨日オアシスを見てた若者たちだ。
ちょっと仲良くなったコたちと話したんだけど、
「やっぱリアムサイコーっす!」とか言うよねやっぱ。
彼のサイコーが予定調和を楽しむ度量がある上でのサイコーなのを望むよ。
この辺はプロレスを楽しめるかどうかに似ている気がする。
目の前でプロレスやってるのに「やっぱ格闘技サイコーっす!」じゃないことを祈る。
つーか若人はオアシスもいいけどなるべく自分と同世代のバンドを見てほしいな。
若いうちじゃなきゃ感じられない感情も必ずあるから。
あんな近くでリアムを見たのもI'm the Walrusを聴いたのも十数年前の新宿リキッド以来だったのでそんなことをふと思ったりしました。いやあのときの俺の興奮のしようったらなかったからね。
なんてことを友達と二人で朝まで語り合いました。キモっ。
んで昨日リアムが「九月にまたくるぜ」みたいなことを言っていてなんなんだと思ってたらフジロック出場決定らしい。九月じゃないけど。
うひょー。一年に二回もオアシスが見れる。