ピーターパン&ウェンディ

2023ディズニー。
黒人ティンクが公開前から話題になっていたのでドキドキしましたがポリコレ臭は特にありませんでした。普通に楽しめた。
さすがに「ピノキオ」の妖精は吹き出しましたが。こっちは大丈夫。
ティンカーベルかわいかったしなあ。でも万が一タイガーリリーを他人種にやらせたら大問題になりそうですが、過渡期ということで。そもそも妖精に人種ないか。
ピーターもかわいかったなあ。まさにピーターパンだった。俳優陣の中でいちばん素晴らしかった。ウェンディはミラジョボビッチの娘ちゃん。あの日本語でギター弾き語ってる子。もちろんかわいい。
ロストボーイズのみんなもウェンディの弟たちもみんなかわいい。よかった。

ジュードローのフック船長もよかったなあ。
どうでもいいですけど吹き替えで見ると元の役者さんの顔がまだ見えてなくても声だけで誰かわかること多々ありますよね。あ、ジュードロウだな、もしくはユアンマクレガーかな、とか。
関係ないけどモーガンフリーマンとかすぐわかっちゃいますよね。最初語りしか出てこないけどこれ絶対後半でモーガンフリーマン出ててくんじゃんとか。もしくは主人公おじいちゃんになったらモーガンフリーマンじゃんとか。
トミーリージョーンズとかも。あと昔でいうと野沢那智さんとか最初端役っぽく出てきてもこのひと絶対重要人物じゃあないか、とか。ほんとどうでもいいですけど。

多分オリジナルストーリーっぽいですけどフックの過去とか。よかった。過去になにがあっても邪悪に徹したフックはかっこよかったな。
ピーターは原作にちょっと近くてある意味の残虐性が無邪気に表現されててすばらしかった。

子供は大人にならなきゃいけない、という普遍的なテーマを丁寧に描いていた良作。

ストレンジ・ワールド／もうひとつの世界

ポリコレそれみたことか。みたいなことを言いたいんじゃないんだけどなー。

ディズニーとしては「多様性」は当たり前、日常であってテーマではない、みたいな一歩進んだ意識高い映画を目指している風なんだけど、ちぐはぐすぎるんだよなー。
日常を目指すならマイノリティの割合も意識しなきゃいけないはずなんだけどなー。
最近の映画とかドラマって「マイノリティ」なのに大部分ていう。LGBに関して言えば5人主要人物がいたら2組同性愛カップルが出てくるじゃん。まあこれは世に受け入れられるための「過渡期」とみれば別に良いんだけども。

「家長とは」とか「家系とは」とかいってたおじいちゃんが孫がホモセクシュアルなのを聞いて全く、すんなり、ノーモーションで受け入れてるのは混乱するなあ。
そこに葛藤があって二人で冒険して戦って寄り添いあって受け入れる、って王道っぽいけどそれこそテーマ足りえるんじゃないかなあ。
ここで没入感がゼロになって、あ、違う価値観の世界の話なんだねーと冷めてしまう。