３６０円時代に

もう半世紀近く前の出来事。

１ドル３６０円時代に弊社はよく洋ランの原種の山採り株を輸入していた。

英国、南米各地、オーストラリアなど・・・。

当時はまだ世界から輸入できるラン屋さんはホントに少なかったようだ。

父は英語が得意ではないのによく輸入していたものだと思う。




いまとなっては貴重な遺伝資源。




小生が２０歳になった頃

１ドル１８０円となり

海外へよく買いつけにでかけていた。





いまや７７円。

最近は１００円のイメージが定着していたのに驚きである。





もう時代は進み、山採り株を輸入する時代ではなくなった。

プラントハンターとしての生き方をすることもなくなった。




あれから月日が進み、

小生はバイオテクノロジストとして

新しい生命体を産み出す側となった。

映画インディージョーンズのジョーンズ博士のような生き方も好きだったから

複雑な思いに駆られている。



画像は南米ペルーからきた山採り株。

　約４０年前の出来事。