「ぼくら党」のブログ

我が旗を掲げながら進む-少数精鋭「ぼくら党」の公式ブログ 社会について考えてます。コメントいただければ幸いです。

国民不在の自民党総裁選

2007-09-20 01:26:37 | 自民党・公明党
■突然の安倍首相退陣宣言から、はや一週間がたった。次期総理(総裁)の本命であった麻生氏が、福田氏の立候補によってあっという間に劣勢に立たされている。この間の状況の変化は非常にめまぐるしい。 ■しかし、激しい流れの中で忘れてはならないのは、現在の状況はあくまでも自民党内の権力争いであり、一部の国民を除いて、自民党の党員でもない国民にとってはまったくの茶番であるということではないだろうか。(本来これら . . . 本文を読む

造反組の復党と武部氏派閥復帰

2006-09-29 23:51:39 | 自民党・公明党
■郵政民営化法案に反対して、自民党追放された無所属議員が結束して安倍氏に投票したようだ。― 12人は首相指名に先立つこの日昼、衆院議員会館の一室に集まり、「一致して安倍さんに投票しよう」と確認した。― とはあるが、あまりにも情けない対応である。 ■郵政民営化という一つの問題の相違から、自民党を追放された彼たちは、先の衆議院選挙で刺客を擁立されて議員生命すらも奪われそうになった。その中にあって彼らの . . . 本文を読む

自民党の政権担当能力-(2)外交問題

2006-09-21 01:23:17 | 自民党・公明党
■自民党の政権担当能力は内政問題だけではなく、外交問題においても低下している。対米関係に関しては米軍再編、そのほかにもアメリカ産牛肉の輸入再開や年次改革要望書の存在など、アメリカの属国といわれても致し方のないような姿勢に終始している。 ■それに引き換え、対中韓外交は靖国神社参拝問題をきっかけとして、あえて敵対する方向で外交を展開している。この外交状況は、国家の意思で行われたというよりは、小泉氏の個 . . . 本文を読む

自民党の政権担当能力-(1)内政問題

2006-09-20 00:51:20 | 自民党・公明党
■政権担当能力とは、行政の継続性や当事者責任のことを指しているのではないだろうか。大幅な現状変更によって生じる歪みを考えれば、そのような政策を主張するのは政権を担当する事の責任を自覚しておらず、そのようなあり方を「無責任」として、自民党は野党に対して「政権担当能力無し」と批判してきた。 ■従来から彼らの語っていた有り方(政権担当能力)で考えれば、現在のような手法はあり得ないものであり、行政の継続性 . . . 本文を読む

自民党に民主党政策検証チーム発足

2006-09-18 01:02:33 | 自民党・公明党
■自民党が、「民主党政策検証チーム」を発足させた。これは民主党との政策論争に打ち勝つために、小沢代表が発表した基本理念・政策の「小沢ビジョン」や、過去の発言を分析し、最終的には報告書としてまとめるようだ。 ■小沢氏の発言を過去と現在で見た場合に、変わっている部分や矛盾している部分は当然出てくる。言われているところでは小沢一郎氏の著書「日本改造論」は、新自由路線であり、現在の主張とは大きく変わってい . . . 本文を読む

安倍氏の政権公約 (3)―世界に果たす役割について

2006-09-12 23:51:14 | 自民党・公明党
■集団的自衛権や、自衛隊派遣の恒久法などは、明らかに米軍との一体化を推し進めるのが目的であるが、それを覆い隠す場合に用いられるのが、記事にもあるような― 「世界で役割を果たすために今の解釈のままでいいのか考えないといけない」― や、その他にも「軍事的貢献をしなければ国際的に評価されない」のような論法である。 ■「軍事的貢献をしなければ国際的に評価されない」の具体的な事例として、湾岸戦争において日本 . . . 本文を読む

安倍氏の政権公約 (2)―集団的自衛権と自衛隊派遣の恒久法制化

2006-09-11 23:29:37 | 自民党・公明党
■安倍氏は集団的自衛権の容認を推し進めようとしている。集団的自衛権は国連憲章第51条を根拠としているが。日本政府の今までの憲法解釈では集団的自衛権は持っているが、行使しないという立場だった。しかし、それを行使できるとするなら、だいぶ話が違ってくる。 ■集団的自衛権とは同盟国が攻撃された場合に、武力を行使した相手に対して、同盟国と共に戦うということらしいが、もしこのような状況になれば、憲法9条に抵触 . . . 本文を読む

安倍氏の政権公約 (1)―憲法改定

2006-09-08 23:46:26 | 自民党・公明党
■自民党総裁選は、明らかに消化試合になりつつあり、誰がなるのかという問題よりも、安倍氏が今後どのような方針で、この国を動かしていくのかという問題の方がはるかに大きいから、当選確実である安部氏の政策は特に注目する必要がある。■安倍氏は以前からタカ派であるとされていたが、政権公約を見るとやはりタカ派色が強く感じられる。これらの政策に関しては、「言ってるだけ」という物ではなく、かなり実現に向けて行動する . . . 本文を読む

武部氏の派閥結成について

2006-08-29 01:38:37 | 自民党・公明党
■ポスト小泉に向かって、自民党の動きが活発化しているが、現幹事長の武部氏も新しい動きを見せている。記事によれば、武部氏は幹事長退任後に20人程度で、新しい政策集団を結成することを目指しているようだ。■政策集団とは言っているが、― 派閥ではないが、若い議員がしっかり当選できる強力なバックアップをする努力をしていきたい ― を読む限りでは、事実上の派閥であると言えるだろう。 従来からある派閥の本質は選 . . . 本文を読む

安部氏の政権構想について(2)

2006-08-26 03:03:09 | 自民党・公明党
■―「公」の意識を養う教育改革―とあるが、公の概念が無い政治家(口利き家)が考える公とはいったい何なのだろうか。― 継続審議となった教育基本法改正案を早期に成立させ ― を見る限りでは、くだらない、思い込みを子供たちに投影しようとしているようだ。 ■― 日米同盟を機軸にインドやオーストラリアなどとの連携強化を打ち出す。― も勝手な思い込みをインドやオーストラリアに投影している。このインドとオースト . . . 本文を読む

安部氏の政権構想について(1)

2006-08-25 00:53:15 | 自民党・公明党
■次期総裁しいては次期総理が確定している安部官房長官の重要課題は「憲法改正」「教育改革」であるようだ。それにしても、現在の日本には憲法改正よりも、もっと重大な問題が(年金問題・少子化・格差社会)山積しており、憲法改正が一番の重要課題とするような主張は完全なピントはずれとしか言いようが無い。― 「自主憲法制定」が結党以来の目標 ― とあるように、自民党がもつ願望をただ一人よがりで言っているだけに見え . . . 本文を読む

一極集中化する総裁選 ― 谷垣、麻生 推薦人確保に躍起 ―

2006-08-19 02:03:36 | 自民党・公明党
■現在の日本では、二極化が社会問題になっているが、政治の世界でもそれを反映してか二極化している。記事を読む限りでは麻生氏は何とか推薦人(20人)の確保が確定的であり、谷垣氏は推薦人の確保する事にも一苦労しているようだ。 ■思い起せば、先の郵政選挙も、結果は自民党一人勝ちという「二極化」であった。政治や経済が二極化しているなら、国民の精神のあり方も「YesかNOか」の二極化になってきているように見え . . . 本文を読む

武部幹事長の総裁選「シラケ」対策から見えるもの

2006-07-25 23:45:55 | 自民党・公明党
■福田元官房長官が、総裁選不出馬を表明したことによって、武部幹事長が総裁選挙を盛り上げようと腐心しているようだ。武部幹事長は以前から国民参加型の総裁選を標榜しているが、その狙いは、国民的人気のあるとされている安部氏が総裁選で有利にするためのものと言われていた。 記事にあるように、福田元官房長官が出馬断念を表明したために、安部氏を有利にすると言う本来の狙いは達成された事になり、「国民参加型」の総裁選 . . . 本文を読む

福田氏不出馬の見送り― 安部「綱渡り内閣」誕生か

2006-07-21 23:59:51 | 自民党・公明党
■自民党総裁選の有力候補であった福田康夫元官房長官が、総裁選出馬を断念したようだ。もう一方の有力候補である安部晋三官房長官とは外交政策においては対極的な立場にいると思われていただけに、選択肢の幅が狭くなってしまった感はある。 ■外交姿勢で福田氏と近い立場の候補者は谷垣氏ではないかと思うが、国民の支持率が低いだけに、有力候補とは言い難い。(同じ意味合いで、麻生氏もその様な立場だ)、現候補者中では安部 . . . 本文を読む

興味が沸かない総裁選について-安部・福田両氏について

2006-06-27 16:48:08 | 自民党・公明党
■小泉首相の任期満了に伴う後継者争いは、安部氏と福田氏の2強の争いに絞られつつあるようだ。世間的に注目されているのかは分からないが、マスコミではこの総裁選が語られることが多くなってきた。これはマスコミは国民受けする政局にしか興味が無く、本来の役割を忘れていると言う事だろう。 ■私はこの総裁選にまったく興味が無い。マスコミはあえて接戦のように演出しようとするが、なにも問題が無ければ安部氏が総裁になる . . . 本文を読む