■小泉首相が訪米している。その前にカナダに訪問して、ナイアガラの滝を見学するなど、観光旅行としての外遊も満喫しているようだ。小泉首相の無責任な性格からいけば、このために国会延長をしなかったことする説も十分に考えられるものだ。 ■小泉首相はエルビス・プレスリーの旧宅「グレースランド」をブッシュ大統領自ら案内されるらしいが、そのような浮かれた中で、懸案の米軍再編や米牛肉輸入再開問題を語り合っている姿は . . . 本文を読む
■拉致被害者の横田めぐみさんの夫とされる金英男氏と、その家族が28年ぶりに再会した。この再開には、拉致被害者の横田めぐみさんの娘であるキム・ヘギョンさんも同席しており、4年ぶりに姿を見せた。この再開は、記事によると「面会は南北離散家族再会事業として実現した」。とあるが、離散家族というよりは、拉致被害者の再会であることは、誰が見ても明らかだ。 ■横田夫妻は、キム・ヘギョンさんとの面会を拒みつつけてい . . . 本文を読む
■いまだに、福井日銀総裁の進退問題について、政界は揉めている。世論調査によれば67%の国民が「辞めるべきだ」と回答して、辞める必要が無いと回答しているのが25%であるから、国民世論は「辞めるべき」が多数を占めていると言えよう。しかし、多数であることが必ずしも正しいことには直結しないことは、当たり前の事であり、これらの世論に流されずに考える必要がある。この事から辞任不要説についても耳を傾ける必要があ . . . 本文を読む
■小泉首相の任期満了に伴う後継者争いは、安部氏と福田氏の2強の争いに絞られつつあるようだ。世間的に注目されているのかは分からないが、マスコミではこの総裁選が語られることが多くなってきた。これはマスコミは国民受けする政局にしか興味が無く、本来の役割を忘れていると言う事だろう。 ■私はこの総裁選にまったく興味が無い。マスコミはあえて接戦のように演出しようとするが、なにも問題が無ければ安部氏が総裁になる . . . 本文を読む
■韓国の盧武鉉大統領が今月22日に、海洋警察幹部を招いての激励において、日本を敵視する発言した事について批判がでているようだ。朝鮮日報の社説を読んでみると、確かに大統領の軽率な発言について批判している。 ■韓国は竹島を日本から開放された象徴として論ずる事が多いので、この社説の論調は極めて理性的であり正論である。本来なら、「盧武鉉大統領の毅然たる決意は素晴らしい」と賞賛してもおかしくないところだが、 . . . 本文を読む
■アメリカ産牛肉の輸入再開がついに決定された。小泉首相は― 拙速だとの野党の批判は「全くあたらない」と退けた。― と記事に有るように、この度の日米合意は妥当なものであると考えているようだ。しかし、拙速という意味は、何も時間がかけられていない、という事ではなく、アメリカ産牛肉の安全性が、確保されていないことを意味している。アメリカの飼料規制が、狂牛病の予防には適さない体制になっていることには現在でも . . . 本文を読む
■ウィリアム・ペリー元国防長官が北朝鮮に対する先制攻撃を主張している。現役の国防長官ではないが、然るべき立場の人物が発言しているのだから、何らかの影響力はあるだろう。しかし、チェイニー副大統領はこの提案に否定的であるので実現することは無いようだ。 ■記事には― 99年に訪朝。北朝鮮との間で関係安定化の「ペリー・プロセス」を立ち上げた。― とある。ペリー・プロセスを調べてみると、― ペリー・プロセス . . . 本文を読む
■それでは、テポドンミサイルにどうやって対抗するのか。基本的には外交による解決や経済の相互依存による関係構築が、最良の国防であることには間違いない。当たり前であるが、国防は別に軍事のみではない。しかしながら、あえて直接的な手段を考えてみると、攻撃的な反撃能力を持つことだろう。具体的には空中給油機の更なる導入によって、北朝鮮に対して航空攻撃を可能にすることだ。現在でも自衛隊は空中給油機を保有を計画し . . . 本文を読む
■やはり、北朝鮮の脅威を梃子にして、日米一体化(米国への編入)の象徴であるミサイル防衛を前倒しで推進するようだ。米軍再編に伴って日本の負担は減少するはずだったのが、ますます、自衛隊の米軍編入が促進され、負担も増大することになるだろう。 ■産経新聞の記事には『日米の出席者は「北朝鮮の弾道ミサイルの脅威は切迫した課題」との認識を改めて確認。その上で、「再編計画に含まれるMDの協力項目は、前倒しを視野に . . . 本文を読む
■北朝鮮が、また瀬戸際外交をやり始めた。テポドン2の発射をちらつかせる威嚇行為である。1998年にも北朝鮮は、テポドンを発射して日本中を震撼させた。その後、北朝鮮は人工衛星の発射であると発表してミサイル実験を否定した。アメリカもこの発射を最初はミサイル実験と発表していたが、後に人工衛星の打ち上げ失敗と正式に発表している。 ■記事にも「人工衛星を射出するためのものか、ミサイルの試験弾頭か、判断できな . . . 本文を読む
■現在、表面化している最大の靖国神社問題は、外交問題としての靖国問題である。外交問題として靖国神社参拝を考えるときに、靖国神社参拝継続を主張する立場の主な理由は、中国による参拝中止要求は内政干渉であり、主権侵害であるというものである。 ■現在の、国際化に伴う国家間の関係において、いかなる要求が内政干渉であるかという判別は非常に難しい。現代においてはまったく他国に影響されることなく、自国の政策を決定 . . . 本文を読む
■小泉首相の最後の国会が6月18日で終了する。これまでの小泉内閣における国会答弁は、全くひどいものであったが、最後まで、この状態は変わらなかった。小泉氏の国会答弁は記事のあるように「不誠実」「まやかし」「はぐらかし」そのものであった。 ■「非情と思われることも、国民全体に対する温情だと、将来、必ず理解されると思って政治を担当してきた」との答弁はなんだろうか。非情に接したのは、自らの唯一の政策である . . . 本文を読む
■明治以降、靖国神社がなぜ、人々を動員する一つの道具として機能しえたかを考えた場合に、天皇が靖国神社に特別の権威を与えたことに起因する。(現在、天皇は靖国神社に参拝していない。この一事を持っても靖国神社の意味は失われている)「天皇陛下が造られた神社なのだから、そこで祭られることは、名誉なことである」。と大多数の国民が当時思ったのは、天皇が人々の尊崇を集めていたからに他ならない。 ■江戸期後の国家の . . . 本文を読む
■靖国神社が、政治問題化してから久しい。事の発端は、小泉純一郎の靖国神社参拝にある。それ以前にも靖国問題は存在したが、小泉首相の参拝によって政治問題として蒸し返された感がある。いまだに行く、行かない、の論争が繰り返され、解決の糸口は見えていない。 (解決する意思が無い)■靖国神社参拝の是非は、外交問題として、あるいは国内問題としても存在する。私は政教分離の原則からいっても、靖国神社参拝は反対であり . . . 本文を読む
■福井日銀総裁がインサイダー取引で問題になっている。村上ファンドに1000万円を拠出していた問題について、小泉首相は問題ないと発言している。法的責任の有無については知らないが、道義的責任については明らかにある。 日銀総裁であるならば、あらゆる金融機関に対して中立公正でなければならない。しかしながら、福井日銀総裁は、問題が有る村上ファンドに資金を提供していたのだから、日銀の中立公正に対する信頼を失わ . . . 本文を読む