good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「ファースト・マン」(2D字幕版、5回目)

2019-02-22 21:27:51 | 映画「ファースト・マン」
「ファースト・マン」2D字幕版を見た。5回目。
上映回数が減って、レイトがなくなってしまったので、もう見納めかも…。
上映している限りは見たかったけど、平日17時台になっちゃうとキツイなぁ。
土日は残念ながら用事があって見られない。くそムカつくぜぇ。

久しぶりに見ると、フレッシュな気分で、また面白く感じた!
先週土曜に4DXで見た以来か。久しぶり????
最初は面白くない映画だと思ったけど、5回見て、今や面白く感じる(笑)。

ジェミニ発射時の金属の軋みや爆発音?は不穏で、やっぱりホラー
ジェミニがスピンし始めるところ、慣性?で本?がビタっ!て壁にひっつき、
明かりが消えるの、あれ完全にホラー演出だよね!怖すぎ
ライアン・ゴズリング演じるニールが無表情、無感動と言われまくってるけど、結構表情はある。
家族会議のときのいたたまれなさにウケる(笑うところじゃない。あの手の動きの
落ち着きのなさ)。
子どもたちに対して、記者会見みたいに質問に答えるスタイルで、自分からは語らないって
子どもと向き合う方法をなくしたのか?

自分が「ファースト・マン」をすごく好きな理由を把握。
世の中、仕事が楽しい!好きなこと・向いていることを仕事に!仕事のやりがい!
人のため・社会のために!キラキラ!!みたいなのがあるべき姿とされてるじゃない。
でも私はそういうのがない。今の仕事に向いてないと思うし、仕事は好きじゃないし、
特別やりがいも感じない。
「ファースト・マン」のニールは、人類初の月面着陸・月面歩行という歴史的偉業を
成し遂げたけど、目は死んでるし、家族には非難するような目で見られるし、分かりやすい
夢も情熱も、キラキラも見えない。
仕事に喜びがなくても、ただの義務感でも、逃避でも、もうそれしかない、という
消極的な集中でも、夢・情熱・楽しさみたいな正の感情がなくても、それで偉業を
成し遂げる人もいるし、それはそれで別にいいんだ、と肯定された気がするからなんだな!
実際のニール・アームストロングは、夢も情熱も喜びもあったと思うけどね〜。
歴史的偉業を成し遂げた人と、同じように考えるなって話だけど
USA!USA!な話も好きだし、「アポロ13」みたいなのも面白いけど、しっくりくるのは
「ファースト・マン」…。

サターンロケット発射の前に、弔辞の準備してるのも暗くていいんすわ。
気分が鬱々としてるせいか、こういう陰鬱な映画が気持ちにフィットする…。
もうそんなに暗いとかも思わないんだけどね〜。
繰り返し見ていると、ストーリーはどうでも良くなって、見たいシーンだけを見る、
みたいになって、自分の中で作品が分解されていく(笑)。

ニールがイーグルに乗り換えたころには無精髭というには長めのヒゲが生えてたな…。
3日?4日?であんなに伸びる??剃らなかったらあのくらい伸びるのかな…

終盤、月面着陸船イーグルが母船?から離れたあと、ニールのセリフで「翼を広げた」と
字幕出てるところ、The Eagle has wingsと言ってたのね。
詩的でいいなと思う。

イーグルのハッチを開いて、音が吸い出されて無音になるところ、いいね〜。
あそこ最高。
IMAXで見たときはさらに良かった。あれは本当に息を飲む。

カイル・チャンドラーがいつも物言いたげな顔してるの、面白い。
あの人、苦労性の上司顔(何それ)。昭和な感じ

まだまだ見たいよ〜。
来週には終わっちゃうかな。まだもう少しやるかな。
レイトに回して欲しいなぁ。


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