good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「そこのみにて光輝く」(アマプラ)

2020-09-27 20:43:00 | 綾野剛




評価:★★★

呉美保監督
綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉、高橋和也他出演

綾野剛祭りで「そこのみにて光輝く」をアマプラで見た。
相当重いのかと身構えて見たけど、そうでもなかった。
いやこれも底辺生活が出てきますけどね。
世間の評価ほどにはピンと来ず。

発破作業中の事故で人を死なせた責任を感じて仕事をやめて、働かずに毎日
飲んだくれて荒れた生活をしていた達夫(綾野剛)が、寝たきりの父親等の
家族を養うために売春して暮らす千夏(池脇千鶴)と出会って恋に落ち…てな話。

達夫は千夏に一目惚れをしたという設定のようなので何や彼や言っても
仕方ないけど、達夫がそこまで千夏に入れ込むのがピンと来ない…(いや、
それが恋愛ってものか)。

主人公は傷ついてやさぐれてるけど、仕事に戻れ戻れと粘り強く関わって
くれる元同僚がおり、仕事に戻れば家族を養える収入を得る見込みがあり、
恵まれてるじゃねーか、と冷静に見てしまった冷たいわたくし。

千夏の腐れ縁の男は最低だけど、そいつだけでなく達夫も結構身勝手で独善的に
感じてしまい、いまいち共感できず…。

紫陽花をグッと手折るシーンは良かったよ。

綾野剛は徹底した受けの演技だったのね。
それより拓児(菅田将暉)が良かったよ。
短絡的で暴力的だけど、人懐っこくて、家族思いの優しくチャーミングな
奴だった。仮釈放中にまた事件を起こしてしまったけど、お務めを果たして
次こそは暴力沙汰起こさずに真面目に生きろよ。
主人公より、拓児の救済を願う…(主人公はもともとそんなに落ちてないし、
好きな人見つけて良かったじゃん…)。

綾野剛の濡れ場はエロかった。

こういう系統の邦画は、基本的に見るのがつらくて苦痛。
洋画でもこういう作品はあるけど、洋画は舞台が外国で、英語等を喋ってるから
ちょっと離れたものとして見やすいけど、邦画はしんどい。
しかも綾野剛はこういう系統が多い(笑)。
MIU404見るまで綾野剛ぜんぜん知らず、出演作も見てなくて、なんかもっと
キラキラチャラチャラした、今どきの売れてる若い俳優的な作品に出てるのかと
思ったら、そういうのほとんどないのね。そういうのもほしいよねぇ。
コメント
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