good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「ソーシャル・ネットワーク」(ネタバレ注意)

2011-01-15 19:35:45 | 映画
評価:★★★☆

ストーリー(Yahoo!映画より)
2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、
学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・
ガーフィールド)と共に立ち上げる。サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター
創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、
社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが……。

デヴィッド・フィンチャー監督
ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーブレイク他出演

フェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグの半生を描いた「ソーシャル・ネットワーク」を見た。

めちゃめちゃ前評判高くて、予告編もかっこよかったので、楽しみにしていたんだけど、
期待しすぎたみたい…。
面白かったけど、傑作と言われるほどなのかどうか…。
多分、ネタバレにあたることも書いてると思うので(こういう映画のネタバレって何を指すのか、ネタバレに
ついて全然気にしない私には良く分からないけど)、ネタバレがイヤな人は読まないでね。
さらに、とても長文で、まとまりがないです。申し訳ない。思いつくままに書いてるだけなので。

「ザ・ホワイトハウス」というドラマが大好きなんだけど、その脚本家アーロン・ソーキンがこの映画の
脚本を書いていて、デヴィッド・フィンチャーよりアーロン・ソーキンだから楽しみにしてたよ~。
台詞たっぷりの会話劇なのは、期待どおりで良かった。
それを知らずに見に行くと、出だしの喋りまくりで面食らいそう(笑)。
台詞が多いから、字幕を追うのがちょっと大変。松浦美奈の字幕翻訳は分かりやすかったと思う。
とか偉そうに言っても、ワタシ英語ワカラナイから、誤訳あっても分からないけど(笑)。
あと、回想場面と現在の訴訟2件の場面が入り組んでるから、最初、少し混乱した。

ハーバード大学のソーシャルクラブ?は排他的で大変そう。
アメリカのエリート学生は野心や上昇思考、競争心、虚栄心、自己顕示欲、嫉妬、優越感、劣等感等々が
すごそうで(たまたまこの映画でそう見えるだけ?)、日本に生まれて良かったなぁと思ってしまった…。
日本でも大変な人は大変か(^_^;)
野心とか向上心とか、悪いものじゃないけどさ~。

マークは、共同創業者エドゥアルドの持ち株数を減らすとともにCFO?を辞めさせるようにしたけど、
エドゥアルドが口座凍結をしてフェイスブックを危うくしたのが許せなかったからなの?

CFOを辞めさせられたエドゥアルドはマークを訴えて泥沼になりながらも、訴訟に関係ない点については
黙ったり、CFOを辞めさせられたエドゥアルドが立ち去ってから、マークがショーンに対して、やりすぎだ
と言ったりと、亀裂が決定的になりながらも、ある程度配慮し合っているのが救いでもあり、だからこそ、
切なくもあり…。

映画を見る限り、フェイスブックに、エドゥアルドってあんまり貢献してないよね…。
初めの出資というのは重要だったんだろうけど、それ以外はあんまり…。
だから、まあ、仕方ないんじゃない、と思ってしまう。ひどい?
マークがもう少し問題ないように立ち回るべきだったけど。

アメリカの司法制度を良く知らないんだけど、マークがエドゥアルドや双子と、それぞれの代理人弁護士
同席のもとで、いろいろ話していたのは、どういう状態なのかな。
訴訟外の和解交渉の場面?でも速記官みたいな人が入ってるし、元カノの宣誓証言とか出てきていたから、
裁判手続きの中で、弁護士事務所で尋問やったりするのかしら。裁判官なしにやるわけないか。

マークの親のことがまったく話題に出なかったのが、ちょっと引っかかった。
単に必要がなかったから、言及されなかっただけか。

この映画、エドゥアルドサイドへの取材に基づく話なんだっけ?
ショーンが感じ悪かったけど、実際には親身な良いアドバイザーだったのかな。

マークの印象はそんなに悪くなかった。コミュニケーション能力に難ありの、鼻っ柱の強い大天才って感じ。
サンドイッチ(バゲットサンドみたいな…)を渡されて、パーカー?の小さいポケットに入れようとして
入らない、どうしよう…みたいなところが、かわいくて笑ってしまった。
マークはアスペルガー症候群じゃないかと言われてるらしいね。
印象はそんなに悪くないにしても、作中のマークが変人として描かれているのは明らかで、そのマークに
一時的とはいえ彼女がいたり、親友らしき人物がいるのが、物語の都合っぽくも感じられる…。

マークにアイデアを盗まれたとして訴えた双子やエドゥアルドは、情緒面は普通のように感じたので、
変人大天才のマークやナップスター創業者のショーンを相手にして、なんか気の毒だったな~。
双子は、一人二役をCG合成したものだそう。えらく低い美声でビビった。
双子さんは、典型的なアメリカのエリートって感じだよね。スポーツマンで、ガタイも顔も頭も家柄も
すべて良し。

キャストはみんなとても良かった!
長台詞をベラベラベラベラ喋らされて大変そうだな~。
ジェシー・アイゼンバーグはひょろっとしてて青白くて、神経質で不遜な感じで良かった。
ジャスティン・ティンバーブレイクは本業歌手だよね?胡散臭さが良かったよ。
コメント
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