
ビクトリア&アルバート博物館のボウイ
2月の末にひどい風邪を引き、それがずるずる長引いて、何だかブログを更新する勢いもネタも無いまま、なななんとー、もう3月終わってしまったじゃんっ。私の3月を返してっ。…ていうか、あのー、もうイースターも終わりがけだし、夏時間に変わったというのに、イギリス寒いんですけど。こんな寒いんじゃー、キリストも復活してこないんでないの?
ええーっと、ようやく身体の具合もまぁ普通に戻ってきまして、最近ちょっと、どころでなく、最高に楽しい仕事がありました。私、通訳が本業なんですが、何と、昔大ファンだったデーヴィッド・ボウイー絡みのお仕事。

ステキなボウイーが、こんなに沢山。どきどき。
現在、ロンドンのビクトリア・アンド・アルバート博物館で、デーヴィッドー・ボウイー展が開催中なのですが、それに合わせて、ロンドン市内、ピカデリー近くのSNAP Galleryにて、ステキなボウイーを最もステキに撮る写真家、鋤田正義さんのデーヴィッド・ボウイー展も開催中。で、この写真展の初日に通訳として呼ばれました。
スイスの雑誌社のインタビューを通訳、という話だったんですが、手違いというか誤解で結局インタビュアーは来ず。雑誌社が送ってきた質問を手に、私がインタビューして翻訳してギャラリーに送る、ということに結局落ち着いたのですが、その他に、ボウイーや鋤田さんのファンでサインをもらいに来る人の通訳も担当しました。これが楽しかったー。私は10代後半から20代にかけて、ずーーっとボウイーを聞いていたんですが、やっぱりそういう、同じボウイー世代の人達が、鋤田さんの写真を見て感動したー、って伝えに来るんですよ。うんうん、分かるよその気持ち!っていうファンの人たちと鋤田さんの橋渡し役が出来て、ちょー幸せでした。おまけに回りは、写真とは言えボウイーに囲まれている環境で!


鋤田さんは大変に気さくな方で、引きも切らさず訪れるファンの方々の言葉を、丁寧に、真剣に聞いていらっしゃいました。「僕も将来、鋤田さんみたいな写真家になりたいんです」という若者が、自分で撮ったミュージシャンのステージ写真を(今時らしくiPadで)見せるのを、一枚一枚、真剣に見ていたり。もう絶版になっている昔の写真集を持参してサインをもらっている人もいました。その写真集っていうのが、「傷まないように、大事に大事に扱っています。」という言葉通り、新品同様。あぁー、ほんとに鋤田さんの写真、好きなんだねぇー、っていう気持ちがひしひしと伝わってきます。何かが大好き!というのを伝えようとする人の気持って、癒されるなぁ。

「ボウイ~!!!」
昔の樹木 希林状態。
おい、通訳。仕事しろ。

マジメに仕事中。
このお仕事中、私の頭の中は、ボウイのナツメロが流れっぱなしでした。この写真展実現にむけて裏で大活躍されていたデザイナーの神戸真知子さんから友人のKotomiさん経由で、こういうお仕事が来るかもよ、という話を聞いた時から家ではiTuneでボウイの曲のサンプルを聴きまくり、一緒に熱唱して、バブルズに超メイワクそうな顔をされたりもしました。もぉ~、まるで10代の頃に戻ったかのようだったわ~っ。今はもっぱらバレエ音楽しか聴かなくなっちゃったけど、でもでもやっぱりボウイってステキよねーーっっ。今は40代でボウイー熱、落ち着いてますが、もしもっ こんなお仕事の話が20代の時に来ていたら、私は鼻血を出して卒倒していたことでしょう。
ちなみにSNAP Gallery で展示されているすべての写真は、購入可能です。このページにサムネイルが出ていて、海外からの発注も可能。私は写真を買う予算が無いので、こんなん買いました。

うふうふうふ。鋤田さんのサイン入り。しかし果たして私はこれを使うことができるのか?! それとも永久保存? バッグとしては、丈夫なコットンで出来ているし、マチもしっかりあるし、使いやすい大きさ、というところが悩みどころです。
今回のこのページの写真は、一番下の写真を除き、すべてKotomi Creationsさんのご厚意により、お借りしています。著作権はKotomi Creationsさんに帰します。

果たして春まで生き残れるか?!
ローズマリーとセージも雪の帽子を被っております。
今週のロンドン、冷え込んでおります。今日はとうとうまとまった雪が降りました。寒いのは苦手だけど、雪は嬉しい。温度がぎりぎり氷点下よりも上で冷たい雨が降るよりも、氷点下マイナス2度とか3度で雪が降っていた方が、まだずっといい。

暖房で部屋を暖かくして、家の内側からこんこんと空から雪が降ってくる様子を眺めるのは、かなり気持ちが良い。

リビング・キッチン(北側)の窓からの眺め。

お向かいの棟は屋根も壁も白くなって「ホワイトハウス」化

庭側の眺め。窓が曇って霧がかかったような写真になりました。

白ばっかりなので、他の色を撮りたくなった。
バスルームの緑
雪は嬉しいけれど明日仕事なので、地下鉄、ちゃんと動いていてくれるといいなー。いつもより早起きしないとね。

何かクリスマスも、もう半分以上終わってますが...どころか日本なんて、すでに26日のボクシング・デーになっていますが、皆様、メリー・クリスマス。私はこれから、クリスマス・ディナーの準備です。メニューは鹿肉。トナカイじゃないですよ。サンタさんの乗り物を食べたりしません(...と言いつつ、機会があれば食べてみたい)。
写真は3年くらい前に紙粘土で作ったキリスト生誕シーン。東方の三博士も居るんですが、おっさん達なので、今回は写真から省きました。赤いキノコが生えていたりして、何か別の話と間違えているんじゃ? って感じもしますが、色取りを添えるためです。毎年、「今年こそは、お父さんのヨセフも作ろう」と思っているんですが、いまだマリア様、シングル・マザーのままです。ま、キリストって大体、本当のお父さんは神様だしねー。
えー、それではみなさま、残りの2012年を楽しくお過ごしください。

エリザベス女王戴冠60周年のお祭りで、世の中湧いてます。パレードのあった昨日は、あいにくのお天気だったけれど、人出はどんな様子だったんだろうな。うちにはテレビが無いし、ニュースもあんまり見ない、新聞も、仕事のある日にメトロ(地下鉄で配られている無料新聞)を読むくらいしかしないので、とんと世事に疎い私だけれど、普通に街を歩いていても、その盛り上がりぶりは伝わってきます。

今、街の中は英国国旗で一杯です。先日行ったサンベリーのアンティーク・マーケットでも、ユニオン・ジャックが目立ちました。こんなに大量のユニオン・ジャックを見たのは久方ぶり。

最近流行のヴィンテージのクレートにも(…と言っても、この写真のはリプロだけど)、ユニオン・ジャックが印刷されて売られていた。ユニオン・ジャックは、デザインが絵になるから、こうして印刷してもおしゃれだなぁ、と思う。日本の日の丸だと、こうはいかない。

…とある本屋さん。店頭ディスプレイが、全部エリザベス女王関係の本に。…それにしても、女王関係の本、こんなにあるんだ…。

このお店では、なんと女王自ら接客でお出ましーーーっ。…て、違うよ。それにしても等身大の女王写真がかなりリアル。こういう女王様のタテカンは、他の店でも見ました。しかし、王室の人たちの肖像権って、一体どうなっているんだろうな。「国民に帰する」ってことになってんのかしら。なんか、オモチャにされてる感じだけど、なんだかんだ言って愛されてるじゃん、女王様。…まあ、半分以上、経済効果を狙った作戦なんだろうけど。

家でも外でも、コーヒー片手にまったりするのが大好きです。仕事に行く日は早目に家を出て、仕事場の近くのカフェでまったり。外で仕事の無い日は、朝起きたらまずコーヒーを淹れてネコと一緒に窓辺でまったり。お家カフェも、外カフェも大好き。そして、コーヒーの写っている写真も好き。…ということで、今日はコーヒー写真を集めてみようかな。

愛用している、一人用エスプレッソ・メーカー。これは昔、アウトドア旅行をしていた時に、まっとうなコーヒーが飲みたくて旅先で買ったもの。小さくて場所をとらない、でも美味しいコーヒーを淹れられる、デキるヤツ。

ブリック・レーンのトルコ料理屋で、食後に頼んだら出てきた本格的トルコ・コーヒー。味のあるカップに入れて出された、クリーミーな泡の浮いた実にマジメなコーヒーでした。すごく庶民的なレストランだったのに、このツウっぽさにちょっと感動。…ていうか、庶民的であるからこそ本物が出てきたのかな。一瞬、トルコに行きたい気分になった。

テムズ河南岸にある、LASSCO というアンティークを扱う倉庫的ショップに付随のカフェで出てきたコーヒー。このカフェは、インテリア自体が売り物のヴィンテージ品で飾られていて、すごく面白い雰囲気の場所です。ちょっと交通の便が悪いので、行きつけのカフェに出来ないのが残念。

ロンドン中に支店のある、Patisserie Valerieのコーヒーとケーキ。ここのケーキは甘みが押さえてあって、生クリームがフワフワでお腹にもたれないので結構好き。なので、ここに入ったら、大抵コーヒーだけでは済まされない。ケーキも食べちゃう。しかし、チョコレートケーキの上にのっている紅白の帯のようなものが、カニかまのようだ…。

冬のパリ、みぞれが降ってて寒い寒いなかを歩き回ったあとに入ったカフェでパチリ。コーヒーを飲みながら、本を読んだり旅日記を書いたり。パリのカフェに座っていると、「ワタシってば異邦人~」なんちゃって、妙なロマンチシズムに浸ったりなんかして、なんかもうそれだけで自分に酔っちゃいますね。え。そんなこと無い?

コーヒーの、ちょっとマジメな雑学話。コーヒーを飲むと、副腎からアドレナリンが出て、それと共に血液中の血糖値が上がり、「おれはヤルぜ」的な臨戦態勢になるのだそうです。それと共に、集中力や知的思考能力も高めてくれる。だから、朝コーヒーを飲むとシャキっとするんですね。納得。私、朝のコーヒーが、目覚ましと朝ごはん代わりになっていたりするんですが、実はあんまり健康的とは言えない。ほんとうは、自前のアドレナリンでしゃきっと起きるのが一番なんだけどねぇ…。コーヒーのもたらす雰囲気というのは捨てがたい。

ティンクチャーの元。
今週の水曜日に、薬草学の講師デビューを果たしました。実は私、ホメオパスの資格を持っています。その処方の中で、薬草から抽出したティンクチャー(昔の日本語でいうところの「チンキ」)も一緒に使うこともあるので、ホメオパスとして訓練を受ける課程では薬草学の勉強もします。...という経験を生かして、レクチャーをして欲しいと頼まれて、気軽に「いいですよー。」なんて返事をしたのはよいけれど、もう一度効果や作用を詳しく確かめたり、資料を作ったり...と、講義の前日まで、実はものすごいテンパッていました。バレエの写真の加工をしたり、ハヤブサのヒナが産まれるのをチェックしたり...という行為は、ええ、逃避以外の何モノでもありません。
最近はEUの規制が厳しくなっていて、ティンクチャーそのものも一般の人が手に入れにくいものが出てきているので、どこにでも生えている雑草の薬効とか、家庭でのティンクチャーの作り方はぜひ内容に盛り込みたい! と思い、1ヶ月くらい前から自分でティンクチャーを漬け込んで準備を始めました。そしてできたのが下の写真。

講義を行うのは初めての経験だったので、最初かなり緊張しましたが、やってみたら中々楽しい経験でした。講義の中では、色々な薬草の紹介をしたあと、実際にティンクチャーを作る実演をしたり、そのあとティンクチャーの試飲も盛り込んでみたり。結論。ティンクチャーは、自分で作ったものの方が、市販のものより断然おいしいっ(...て、あのー、先生、それポイントずれてます)。

これは家の近くに生えている「クサノオウ」。毒性あり。でも肝臓解毒に効果あり。
教室での講義は午前中のみで、午後はチェルシーにある植物園で薬草を実際に観察する「ハーブ・ウォーク」。これまた楽しい。実際に植物に囲まれた中を歩くのは、気持ちが良いです...まぁ、雨降りで、その上観察対象は猛毒の草だったりするんだけど...。
ワタシ元々、草や木を見ると、「あれは食べられるか、食べられないか」という基準で観察するタチで、それが薬草への興味にも繋がっているわけなのだけれど、もう、なんならピクニックがてら「食べられる植物」ツアーとか、「食べられるキノコ・毒キノコ」ツアーなんかもやってみたら、実に楽しいかも、なんてことも思いました。
最近はEUの規制が厳しくなっていて、ティンクチャーそのものも一般の人が手に入れにくいものが出てきているので、どこにでも生えている雑草の薬効とか、家庭でのティンクチャーの作り方はぜひ内容に盛り込みたい! と思い、1ヶ月くらい前から自分でティンクチャーを漬け込んで準備を始めました。そしてできたのが下の写真。

講義を行うのは初めての経験だったので、最初かなり緊張しましたが、やってみたら中々楽しい経験でした。講義の中では、色々な薬草の紹介をしたあと、実際にティンクチャーを作る実演をしたり、そのあとティンクチャーの試飲も盛り込んでみたり。結論。ティンクチャーは、自分で作ったものの方が、市販のものより断然おいしいっ(...て、あのー、先生、それポイントずれてます)。

これは家の近くに生えている「クサノオウ」。毒性あり。でも肝臓解毒に効果あり。
教室での講義は午前中のみで、午後はチェルシーにある植物園で薬草を実際に観察する「ハーブ・ウォーク」。これまた楽しい。実際に植物に囲まれた中を歩くのは、気持ちが良いです...まぁ、雨降りで、その上観察対象は猛毒の草だったりするんだけど...。
ワタシ元々、草や木を見ると、「あれは食べられるか、食べられないか」という基準で観察するタチで、それが薬草への興味にも繋がっているわけなのだけれど、もう、なんならピクニックがてら「食べられる植物」ツアーとか、「食べられるキノコ・毒キノコ」ツアーなんかもやってみたら、実に楽しいかも、なんてことも思いました。

おとといの夕方、にわか雨が降ったあと、西の空が濃い銀ねずに少し赤を混ぜて紫を強くしたような色というか、スチール・ブルーにちょっとだけ赤を混ぜたような色というか、なんとも怪しい色に染まっていました。ずっしりと重みのある空で、不思議な気持ちにさせられる色。そして東の空を見てみると、くっきりとした虹が出ていました。うちのフラットのドアを出ると階段のところに大きな窓があって、そこから家々に縁どられ、切り取られたたような東の空が見えます。この写真はその風景。
虹を見たのはなんだか久しぶりな気がしました。なんでだろう? 東ロンドンに住んでいた頃はしょっちゅう見ていたのに...。でフト考えてみました。ロンドンでは雨雲が西から東に向かって移動していくことが多いので、虹も東の空にかかることになるけれど、私の今のフラットからは、東の空が直接見える窓が無いので、虹が出ていても気が付かないでいるんだろうな、と思います。
虹を見る機会が減って、代わりと言っては何だけど、西ロンドンは夕焼け空がものすごくキレイ。東ロンドンから西の空を見ると、金融街の建物で空が遮られてしまって、よほど空が真っ赤にならないと夕焼けと気が付かなかったけど、西ロンドンに引っ越して、「夕焼け空って、こんなにしょっちゅうあるものだったんだ」と、ちょっと感動しました。
虹を見たのはなんだか久しぶりな気がしました。なんでだろう? 東ロンドンに住んでいた頃はしょっちゅう見ていたのに...。でフト考えてみました。ロンドンでは雨雲が西から東に向かって移動していくことが多いので、虹も東の空にかかることになるけれど、私の今のフラットからは、東の空が直接見える窓が無いので、虹が出ていても気が付かないでいるんだろうな、と思います。
虹を見る機会が減って、代わりと言っては何だけど、西ロンドンは夕焼け空がものすごくキレイ。東ロンドンから西の空を見ると、金融街の建物で空が遮られてしまって、よほど空が真っ赤にならないと夕焼けと気が付かなかったけど、西ロンドンに引っ越して、「夕焼け空って、こんなにしょっちゅうあるものだったんだ」と、ちょっと感動しました。

きのうのブログに出てきたこのドレッサー・ベースですが、これ、荷物の運送は買い手が手配することになっていました。それで、競り落としたのはいいけど、配送をどうしようー? と思い、インターネットで検索してみたら、何と最近はすごく良いシステムがあることを発見!! 自分が運んで欲しいものの詳細(家具の種類、大きさ、重さなど)と、どこからどこまで運搬するのかを書いてボタンをクリックすると、それが「お仕事リスト」みたいなページに貼り出され、それを見た様々な運送業者から、「いくらで請け負います」というビッドがメールで入ってくる仕組み。Shiply という会社が運営するそのサイトはここ。
大体一つの仕事に平均3つくらいはビッドが入ってくるようで、その中から選んで「ビッド受け入れ」すると、デポジット支払いの画面に行きます。そこで10%のデポジットと、Shiply の手数料を支払うと、運送業者に顧客の電話番号やメールアドレスなどの情報が伝わるようになっている。あとは、業者と顧客の直接のやりとりで配送の手配を決めるという仕組み。
それで、4月4日の夜中(…というか、5日の午前2時ごろ)に「お仕事掲示板」に私の要望を書いて貼り出したところ、次の朝起きてメール・ボックスを開いた時には3つのビッドが入っていました。運ぶのはWiltshire(バース/Bath の少し手前)からロンドンまでで、お値段の幅は、59ポンド~79ポンド。このサイトでは、それぞれの運送業者に対する顧客のフィードバックを読むこともできるので、それらをチェックしていたら、その間に、中間値段をビッドしてきていて、「この人、フィードバックが良いから、一番安くはないけどこの人にしようかなー」と思っていた業者が、ビッドの値段を更にお安くして再ビッドをかけてきたので、迷わずその人に決めました。
そうしたら即効で電話がかかってきて、何と即日配送できるということ。電話があったのが朝の10時半頃で、午後の2時15分にはうちに届いていましたですよ。なんという効率の良さ!!! その人は、たまたまイングランド西部の方からロンドンに向かってバンを走らせていた途中で、ついでに私の買った家具を集荷するのに丁度良い場所に居たとか。電話がかかってきた時私は、「これから、集荷に都合の良い先方の日にちを決めて、それから配達に都合の良い私の日にちを決めるとなると、配達は1週間から10日は先になるかな~」と思っていたので、「今日の2時にお届けにあがります」と運送屋のお兄ちゃんが電話口で言った時にはマジで耳を疑った。…でも本当に届いた。きっとこの家具、よっぽど急いで私のところに来たかったのねぇ~。仲よくしようねぇー。
イギリスには、小型~中型のトラックを持っていて、個人で運送業をやっている人が沢山いるみたいで、Shiplyのサイトは、そういった個人経営の、Man and Vanと一般的に呼ばれている運送業者が見ているんだろうなと思う。大きな企業レベルになると、そうそう柔軟に価格を下げられないものね。
ところで私にビッドをかけてきた(私が選ばなかった)運送業者の一人は、ネガティブ・フィードバックが一個だけついていました。そのフィードバックの内容は、「集荷に現れなかった。連絡も無かった」というもので、そんな話、日常茶飯事のイギリスでは、「まぁ、そういうこともあるよね~、仕方ないよね~。」って、今までだったらあきらめモード入っちゃうんだけど、こういうフィードバック・システムがあると、他に花丸付きのフィードバックばかり、という選択肢があるのに、わざわざバッテンの付いた業者は選ばない。他のフィードバックがいくら良くても、たった一つのネガティブ・フィードバックが、業者にとっては致命的だなー、と思う。サービス全般の向上に、すごく役立つよね、この制度。
…とはいえ、コンスタントに素晴らしい顧客サービスを実現しているのは、多分イギリス人ではなく、東ヨーロッパからイギリスに出稼ぎにやってきている、働き者の人達なんだろうな、と思う。

春の陽気につられて部屋を整理したくなり、eBay のオークションで新しい家具買っちゃいました。このフラットに引っ越してきて2年弱だけれど、ずっと、ベッドの脇が雑然としたままで気になっていたんです。まぁ雑然としたインテリアもそれなりに、気に入ってはいたのだけれど。

引っ越してきた当初のベッドサイドはこんな感じでした。まだこの頃は、割と片付いていた。その後、モノが増えに増えてもっと雑然とした状態でした (Before 写真、撮っておけばよかったなぁ)。それでベッドの横に置ける、収納たっぷりの家具で何か良いのはないかな、と思ってeBay で検索かけてみたら、結構ありました。でもデザイン的にはシンプルで明るい色のパイン材で出来た新しいものが多く、「まー、これでもいいけどなー。もう少し年季の入った、暗めの色のはないかなぁ。」と思って見張っていたところ、これが出てきたんです。それでビッドをかけたところ、うまく手に入れることが出来ました。
気になるお値段は? 72ポンドでした。「ドレッサー・ベース」(Dresser Base) と呼ばれるこのタイプの家具、他のものも候補として色々ウォッチしていたところ、低価格帯のものでも新品で250~300ポンド前後、オークションで150ポンドくらいで競り落とされるのが相場のようで、高いものだと、のっぺりとしたつまらないデザインなのに新品で1,000ポンド近くします。面白くないデザインでこの値段、ふざけとるんかいっって、星一徹になりそうです。それを考えると私が競り落としたのは破格の値段。こんなに安く買えたのは多分、こういう彫りが入った装飾的で重い感じのデザインは、今流行らないせいなんだろうな、と思います。

バブルズも新しい家具をチェック
けれど、どうよこの、周囲にマッチしたしっくり感は! これ、eBay の写真で見ていたよりも、本物の方がずっとずっと美しかった、という、稀なケース。そしてベッド脇に空いているスペースに、素晴らしくぴったり収まるサイズ。まるで、私の部屋の為にわざわざ作ってもらった家具のよう。
これ、eBay の商品説明では、オーク材となっていたけど、これが届いた時に、運送屋さんと一緒に運んだ時の軽さから察するに、多分、全部がオーク材ではないと思う。そして、ヴィクトリア時代のアンティークとかではなくて、アンティークのリプロダクションだと思う。…というのも、あまりにつくりがカッチリとしていて、木と木の間に隙間がなく、保存状態が良すぎるから。…とはいえ、それなりの年数は経っていると思うし、何より買い手の私が心底気に入っているので、細かいことは気にしな~い。 らんららん。
…ところで写真では、実にすっきりと片付いている部屋のように見えますが、写真を撮るために立っている方の足元は、今までベッドサイドにあったものが山積みされていて、まるで引っ越してきたばかりという様相を呈しております。

引っ越してきた当初のベッドサイドはこんな感じでした。まだこの頃は、割と片付いていた。その後、モノが増えに増えてもっと雑然とした状態でした (Before 写真、撮っておけばよかったなぁ)。それでベッドの横に置ける、収納たっぷりの家具で何か良いのはないかな、と思ってeBay で検索かけてみたら、結構ありました。でもデザイン的にはシンプルで明るい色のパイン材で出来た新しいものが多く、「まー、これでもいいけどなー。もう少し年季の入った、暗めの色のはないかなぁ。」と思って見張っていたところ、これが出てきたんです。それでビッドをかけたところ、うまく手に入れることが出来ました。
気になるお値段は? 72ポンドでした。「ドレッサー・ベース」(Dresser Base) と呼ばれるこのタイプの家具、他のものも候補として色々ウォッチしていたところ、低価格帯のものでも新品で250~300ポンド前後、オークションで150ポンドくらいで競り落とされるのが相場のようで、高いものだと、のっぺりとしたつまらないデザインなのに新品で1,000ポンド近くします。面白くないデザインでこの値段、ふざけとるんかいっって、星一徹になりそうです。それを考えると私が競り落としたのは破格の値段。こんなに安く買えたのは多分、こういう彫りが入った装飾的で重い感じのデザインは、今流行らないせいなんだろうな、と思います。

バブルズも新しい家具をチェック
けれど、どうよこの、周囲にマッチしたしっくり感は! これ、eBay の写真で見ていたよりも、本物の方がずっとずっと美しかった、という、稀なケース。そしてベッド脇に空いているスペースに、素晴らしくぴったり収まるサイズ。まるで、私の部屋の為にわざわざ作ってもらった家具のよう。
これ、eBay の商品説明では、オーク材となっていたけど、これが届いた時に、運送屋さんと一緒に運んだ時の軽さから察するに、多分、全部がオーク材ではないと思う。そして、ヴィクトリア時代のアンティークとかではなくて、アンティークのリプロダクションだと思う。…というのも、あまりにつくりがカッチリとしていて、木と木の間に隙間がなく、保存状態が良すぎるから。…とはいえ、それなりの年数は経っていると思うし、何より買い手の私が心底気に入っているので、細かいことは気にしな~い。 らんららん。
…ところで写真では、実にすっきりと片付いている部屋のように見えますが、写真を撮るために立っている方の足元は、今までベッドサイドにあったものが山積みされていて、まるで引っ越してきたばかりという様相を呈しております。

最近、Pay-as-you-Gym という、特定のジムの会員にならなくても、単発で自分の好きなジムに行けるようなサービスのシステムが出来てきた。
もちろん、ジムの選択肢はこのシステムに参加しているジムの中から、ということに限られているけれど、おりしも英国経済低迷のあおりを受け、こういう手段にでもでないことには、ジム自体の存続が危うくなってきているところが多いんでしょう。「今週は、こんなジムが新しく加わりました」なんて宣伝メールが頻繁に来る。わっはっは。一時期、隆盛を極めていて、「最低契約期間は一年、途中解約不可」なーんて超高飛車だったジム達も、そんなエラそうなことを言っていられなくなったのだな。
このシステム、消費者側には超便利で都合が良い。ジムによって料金に差はあるけれど、1回10ポンドくらいで使えるところが多い。一つのジムに契約で縛られないで、色々なジムを試してみることができるのも魅力。それで、このシステムを教えてくれた Kotomi CreationsのKotomiさんと、2度、ケンジントン・ハイ・ストリートのすぐ近くにある、おしゃれなホテルの中に入っている eMotion Leisure というジムに行ってみた。…とはいえ、私達の目的はジムではなく、プール、サウナとジャグジー。なので、持って行ったのは水着とビーサンのみ。ええ、はっきり言って、ジムではなく銭湯とか温泉扱いです。

ジャグジーはこんな感じ。
二人ともフリーランスの身の上。なので、平日昼間の空いている時間から行って、ジャグジー、サウナ、ちょっと泳いでまたジャグジー、なんてことを延々、延々、延々繰り返し、体中の筋肉と関節がほぐれにほぐれて、イカ状態になった頃にようやく出てくる。そしてご飯食べて帰ってくる。これ、ほんとに健康に良いです。肩こりは楽になるし、筋肉は伸びるし。私は最近、しばらく机で座っていてから急に立つと、足の付け根が強ばった感じがしていたのが無くなった。
このeMotion Leisure、時々子供の水泳教室がある他は、割りに空いているし、プールのサイズもロンドンの中心部にしては大きいし、フロントでは大きなバスタオルを二枚貸してくれるので、自分でタオルを持参する必要も無い。番台さん…い、いや、受付のお姉さんも感じが良くって、超おススメです。本気で泳ぐ人はゴーグルを、そして長時間お湯につかるつもりの人は、ミネラル・ウォーター持参をおススメします。
もちろん、ジムの選択肢はこのシステムに参加しているジムの中から、ということに限られているけれど、おりしも英国経済低迷のあおりを受け、こういう手段にでもでないことには、ジム自体の存続が危うくなってきているところが多いんでしょう。「今週は、こんなジムが新しく加わりました」なんて宣伝メールが頻繁に来る。わっはっは。一時期、隆盛を極めていて、「最低契約期間は一年、途中解約不可」なーんて超高飛車だったジム達も、そんなエラそうなことを言っていられなくなったのだな。
このシステム、消費者側には超便利で都合が良い。ジムによって料金に差はあるけれど、1回10ポンドくらいで使えるところが多い。一つのジムに契約で縛られないで、色々なジムを試してみることができるのも魅力。それで、このシステムを教えてくれた Kotomi CreationsのKotomiさんと、2度、ケンジントン・ハイ・ストリートのすぐ近くにある、おしゃれなホテルの中に入っている eMotion Leisure というジムに行ってみた。…とはいえ、私達の目的はジムではなく、プール、サウナとジャグジー。なので、持って行ったのは水着とビーサンのみ。ええ、はっきり言って、ジムではなく銭湯とか温泉扱いです。

ジャグジーはこんな感じ。
二人ともフリーランスの身の上。なので、平日昼間の空いている時間から行って、ジャグジー、サウナ、ちょっと泳いでまたジャグジー、なんてことを延々、延々、延々繰り返し、体中の筋肉と関節がほぐれにほぐれて、イカ状態になった頃にようやく出てくる。そしてご飯食べて帰ってくる。これ、ほんとに健康に良いです。肩こりは楽になるし、筋肉は伸びるし。私は最近、しばらく机で座っていてから急に立つと、足の付け根が強ばった感じがしていたのが無くなった。
このeMotion Leisure、時々子供の水泳教室がある他は、割りに空いているし、プールのサイズもロンドンの中心部にしては大きいし、フロントでは大きなバスタオルを二枚貸してくれるので、自分でタオルを持参する必要も無い。番台さん…い、いや、受付のお姉さんも感じが良くって、超おススメです。本気で泳ぐ人はゴーグルを、そして長時間お湯につかるつもりの人は、ミネラル・ウォーター持参をおススメします。

ええっと、今日は春第一日目、春分の日ということで、ロンドン生活20年、キリの良いここら辺で日々のよしなし事を、気ままに綴るブログでも始めてみようかな、と思い立ち、ブログ、始めました...
トップ画像。可愛いっしょ? これ、カウンシル(日本で言うと市役所とか区役所とかの、地方自治体)からのお手紙に入っていたんです。「気楽な生活をエンジョイしょう!」って、地方のお役所が勧めるなんて? と思いましたか? 実は、(地方税を銀行自動引き落としにして、わずらわしい雑事から開放されて)「お気楽生活をエンジョイしましょう」っていう前置き付きなのでした。
だらーーっとリラックスする豹に、大変親近感が湧くので、カウンシルの前置き部分は無視して、この写真だけ切り取って取っておくことにしたのでした。
... しかし、豹って、全然楽して生きているわけでは無いと思うんですけどね、実は。「ああー、今日も獲物取れなかったー、ハラ減ったー、って思ってるかも知れないし。でも、そういう苦労が微塵にも見えない豹って、そこがクールだわ。
トップ画像。可愛いっしょ? これ、カウンシル(日本で言うと市役所とか区役所とかの、地方自治体)からのお手紙に入っていたんです。「気楽な生活をエンジョイしょう!」って、地方のお役所が勧めるなんて? と思いましたか? 実は、(地方税を銀行自動引き落としにして、わずらわしい雑事から開放されて)「お気楽生活をエンジョイしましょう」っていう前置き付きなのでした。
だらーーっとリラックスする豹に、大変親近感が湧くので、カウンシルの前置き部分は無視して、この写真だけ切り取って取っておくことにしたのでした。
... しかし、豹って、全然楽して生きているわけでは無いと思うんですけどね、実は。「ああー、今日も獲物取れなかったー、ハラ減ったー、って思ってるかも知れないし。でも、そういう苦労が微塵にも見えない豹って、そこがクールだわ。