カワハラ・ブログ・ヨウジ

川原洋二のブログ!
ただの日記だという2ちゃんねるでの酷評にも負けず、ただの日記を更新中!!

すみません!!

2006年12月23日 13時14分11秒 | Weblog
更新がまったく止まってしまいました。
すみません。。。

だめですねえ。

ということで、お話していなかった「寅さん」の話


高校生のころの話です。
僕の通っていた学校は、中高一貫で文化祭も体育祭も
6学年1200人がひとつのイベントにかかわります。
毎年9月に行われる体育祭においては、その1200人の
(役員もいるので厳密には1100人くらい)男たちが
行進&マスゲームをするのが伝統になっています。
僕は吹奏楽部に所属していたので、行進にあわせた楽曲を
演奏するという、大事な役割を担っていました。

毎年毎年、行進にどんな曲を合わせるかたいへん頭を悩まします。
流行歌であったり、定番のマーチング曲であったり様々です。
そんな中、僕がどうしてもこれをやりたいとメンバーにお願いした
楽曲がありました。

今回のブログはその楽曲に関するお話です。。。


その年の夏休みのことでした。後輩達の演奏会が神戸文化ホールであって
それを観に行った帰り、ホールを出たところで足早にタクシーに乗り込む
男性を見かけたのです。
男性のなんともいえない硬い表情とどこかで見たことのある面影、
どうしても頭から離れませんでした。

なんとなくもやもやしたまま家に帰って、テレビをつけると寅さん役の
渥美清さんの訃報を知らせるニュースがながれていました。
画面が切り替わったときに僕はハッとしました。
地方から東京に戻った山田洋次監督の会見でした。

この人だ。。。

そう、僕が神戸文化ホールですれ違ったあの人は山田洋次監督でした。
余談ですが、「ようじ」という名前の人を有名人で初めて知ったのが
監督でした、だから勝手なつながりや親近感を自分の中で抱いていました。

その山田監督が、一つ一つ言葉を選びながら、渥美さんへの想いを
語っていらっしゃるのに心を打たれました。
推測ですが、神戸で講演をされていて、渥美さんの訃報を聞いて
急いで東京に戻られるところだったのでしょう。
だからあんなに強張った表情だったんだ。。。そう感じました。

不思議なものです。普段自分の中になかったものがちょっとしたきっかけで
大きなものになる。
『男はつらいよ』はテレビの中での映画にすぎませんでした。
でも、心が動いたんです。

国民的俳優のニュースはその後も続きました。

(次回に続く)