かぜのかおり

心に想うこと

別れ

2016-05-21 15:45:21 | Weblog

19日ある方のお別れをするために夫と2人で東京まで

人は皆いつか命を終える

でもその人はいつまでも元気でいるように思っていた

年齢を考えるとそう思っていた自分がおかしい

出会いは44年前私がはじめてフルートを教えてもらった先生として

習い始めて2年目ぐらいの時おさらい会があり

ダブルタンギングの練習・ビブラートのかけ方などの課題の時期だった

ジュナンヴェニスの謝肉祭を演奏した

当時NHKTVの教育番組で「フルートとともに」小出信也先生の生徒のオーディションがあった

先生はせかっく練習したのでこの曲で受けてごらんと言われて

素直にはがき1枚送り思ってもいなかったのだが受かってしまった

半年出演して教えてもらった上に出演料までいただきとても楽しい経験が出来た

また先生は村松楽器で働いてみないかと誘って下さった

丁度仕事が面白くなく些細なことで会社を辞めてしまっていた

面接でフルートが吹けて経理が出来るとうい理由で採用になり働くようになる

同僚となるのでフルートは他の先生につくように言われそれ以来仕事の先輩として接していただく

この機会を与えて下さったことが今の私の全てを導いてくれている

村松楽器を退職されフルート協会の仕事をされていたので

私も子育てを終えフルートを再開し演奏会場などで良くお目にかかり

心配をかけることも一杯あり

一言も二言もおしゃりたいことがあったのではないかと思うが

ご挨拶すると夫の仕事も気遣っていつも優しく接して下さって

いつも昔と変わらない

だから訃報を知らされても信じることが出来なかった

安らかなお顔に会え

ちゃんとお礼とお別れをすることが出来た

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演奏会

2016-05-18 09:54:09 | Weblog

ベランダのばらとクレマチスの花が咲きだした

雨上がりの草花は日増しに葉を茂らせて美しい

先週と今週の日曜日2週連続でN響の演奏会に出かけた

渋谷の街を夫と歩くのはちょっと大変だったが

休憩を取りながら会場に無事たどり着けた

オーチャードホール8日

ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」

ブラームス「交響曲第2番」

演奏会前ロビーコンサートも行われていた

演奏された曲も好きな曲だったが

それぞれの楽器の首席奏者のファンでもある

ブラームスはそんな奏者の音が良く聞こえて楽しい

2階席なので若干弦楽器の音より管楽器やパーカッションが聴こえすぎる気がするが

次回からのシリーズは席替えをした

1階席が取れたので弦の音がもっとクリアーに聴こえてくることが期待できる

15日NHKホール

武満徹「波の盆」

モーツァルト「2台のピアノのための協奏曲」K.365

エルガー「変奏曲『謎』」

昔定期会員だったころ2階席だった

NHKホールは大きすぎて臨場感が無くて数年で会員を辞めてしまった

今回とても面白そうな演奏曲だったので前の方席を取った

演奏している人の顔がわかる近さが正解だった

2台のピアノ奏者チック・コリア、小曾根真の演奏

波の盆の美しいの音

エルガーの多彩だけれど品のいい音楽

十分堪能できた

作曲家 指揮者 演奏者 音楽家は素敵だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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危険な曲

2016-05-05 14:20:28 | Weblog

おさらい会が終わった

かなり気合を入れて練習したつもりだったが

あがってしまい思うように演奏が出来なかった

足は震えるし息は浅くなるしリズムは速くなるし

練習中にここはミスしそうと思った箇所はほとんどそうなったし

自分の演奏を振り返ってみてもあまり覚えていないほど冷静でなかった

先生は良く解っていてもっといい演奏ができるはずと評価

実力はあがっている状態でどの位練習の成果が出せるかと云うことなのだろう

選んだ曲プーランクは危険だった・・・・・

もう少し居直ってしまえば良かった・・・・・

反省は一杯ある

こんなに緊張してしまうならおさらい会の参加を辞めてしまおうかとも思う

この日同じ舞台でそれぞれドキドキしながらの演奏はみな同じ

聴いているうちにまた頑張ってみようかなと

危険でも挑戦してみよう

自分にとって満足できる演奏ができることは無いのかもしれない

それでもこんなに飽きずにフルートを続けられて

真摯に楽譜に向かえることは幸せなことなのだ

もう少し上手になりたい

とずーーーっと思いつつ何年になるだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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