秋になり 体調が少し良くなった
9月はこれからの生活改善?に向け
プチ終活を開始した
未使用食器・着物・夫の背広・楽器・パソコン
リサイクルできるものは皆それぞれの所へ
楽譜も沢山ある
パートのコピー譜はこの際捨てることにする
一度も演奏していない楽譜も結構あるが
これは難しすぎる・好きになれないなど だったのだが
もしかしたら演奏するかもしれないので取っておく
子供が習っていた小さなヴァイオリンと一緒に奥にしまっていた包み
開けてみると古い古い黄ばんだ楽譜がでてきた
ヒンデミットのソナタ の譜面でHIROHOKO KATOの判が押されている
今では知っている人も少ないかもしれないが
フルート奏者の「加藤煕彦」さんが使用した楽譜で
表紙にはHindemithのサインがあるのだ
どうして我が家に???
夫も覚えていないが多分
アルプス山嶺で遭難しなくなられたときに
ご両親が形見分けのように楽譜を下さったらしい
他に林りり子さんの手書き譜も見つかる
りり子先生は弟子のためにこうして手書きで楽譜を下さったと聞いている
色の違いが判らないと思うがモーツァルトの2重奏で
1番パートは黒インク2番パーとは青インクで書かれている
今ではコピーがすぐできたり
パソコンで譜面を取り込んでパート譜にしたりと簡単にできる
こういった貴重に思える楽譜をどうしたものか
大切に取っておいても興味のないや知らない人には何の意味もなくなる
日本のフルート奏者の歴史のささやかな資料ではある