真っ赤なスイフトスポーツと暮らす with Dream50&Bianchi

FIAT PUNTO SPORTING ABARTHより軽自動車3台を経て、真っ赤なSWIFT SPORTに乗り換え

栄光に彩られたスポーツカーたち・平山暉彦・著/三樹書房

2008-04-12 17:37:25 | 書籍&映像&音楽
 『栄光に彩られたスポーツカーたち SPORTS CAR PROFILES 1947-1965』は、1947-1965年の間に活躍した各国を代表するのスポーツカー64台を、 モータージャーナリストでイラストレーターの平山暉彦氏による緻密なイラストと、写真によって詳細に解説した書籍です。ブックオフにて発見、購入したため紹介してみます。

 アストンマーチン、ジャガー(英国)から始まって、フェラーリ、マセラッティ、ランチャ、アルファ(伊)、ベンツ、ポルシェ(独)、シボレー、A.C.コブラ、シェルビー、フォード(米国)、アルピーヌ(仏)とこの時代の有名なメーカー、代表的な車種が取り上げられています。オーステイン・ヒーレー、MG、トライアンフ、ロータス、モーガンとイギリス勢が多いのが、この時代を感じさせます。日本車からは、フェアレデイ(ダットサン)、S600(ホンダ)、S800、2000GT(トヨタ)と定番車種が登場。この書籍を買った理由でもあるフィアット勢は、フィアット(FIAT 1100S)、アバルト×2(FIAT ABARTH 1000 Bialbero、FIAT ABARTH 1000 Bialbero GT)、スタンゲリーニと4台が登場しています。

 1947-1965年という区切りは、戦後モデルからハイテク技術が導入され始めるまでという基準のようですが、この時代のスポーツカー共通の特徴としては、非常に小さくて丸い(軽量)ということがあります。衝突安全性や排気ガス規制とは無縁の車たちですから、ある意味、制限が少なく自由に作られていた、よき時代のスポーツカーたちといえるかもしれません。また、エンジンも現在のものと比べて非力ですから、いかに小さく軽く作るかということが重要だったのでしょう。いかにもスポーツカーらしい流れるような曲線と低く構えたスタイルが、素直にかっこいいというだけでなく、可愛らしさも備えているのが、この時代の特徴ですね。『マッハGoGoGo(SpeedRacer)』(youtube)がハリウッドで映画化されるようですが、流線型で低く小さいマッハ号のデザインは、まさにこの時代のものだと思います。

 今の時代でデザイン的にイメージが近いものとしては、初代ロードスター、カプチーノ、スマートロードスター、エリーゼあたりでしょうか。1Lくらいの小さなスポーツカーって、非常に魅力的です。もちろん、これらの実車を所有することはかないませんので、せめてミニカーやプラモが欲しくなってしまいます。


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