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真っ赤なスイフトスポーツと暮らす with Dream50&Bianchi

FIAT PUNTO SPORTING ABARTHより軽自動車3台を経て、真っ赤なSWIFT SPORTに乗り換え

プレオRS ミニインプレ

2013-04-15 20:03:34 | PLEO RS インプレ

 インプレッションというほど大層なものでもないのですが、購入顛末はやりましたので、プレオRSプチインプレをやりたいと思います。今頃気付いたのですが、この車ナンバーがオフセットされてますな。


 この角度から見るとスポーツセダンみたいでいい感じです。同時期のインプやレガシーっぽくもあります。素のプレオは、商用車に使われたり年配者が乗ってたりと、地味でごくありふれた実用的な車ですが、なかなか上手くイメージチェンジしてあります。


 後ろから見ると思いっきり軽ワゴンですが、D型以降はバンパー形状が変更されたため、視覚上の重心位置が下がってワイドトレッド化されたような印象も受けます。元々軽規格一杯に作ってあるはずですから、そんなわけはありませんが。視覚上の演出ですね。


 ボディカラーがイエローのためファンシーな印象も受けますが、WRブルーマイカを纏った仕様だともう少し(走り屋っぽい)やんちゃな印象にもなります。


 背も重心位置も高い車なので、スポーツカーのようにはいきません。重量もほぼ同じエンジンを積んだヴィヴィオの約130キロ増。同じくヴィヴィオのプラットフォームをベースにしてますが、環状力骨構造ボディーとなり、ボデイはヴィヴィオの7倍の強度となっています。


 そのため街乗りでは、軽自動車らしからぬカッチリとした安定感(ボディのしっかり感)があります。四輪独立懸架やスーパーチャージャーの恩恵もあって、走りは普通車なみとも言われています。スーパーチャージャーは低速よりトルクが出るため、体感的に1リッターのNAエンジン車くらいの力はありそうな感じがします。但し、それはあくまでエンジントルクの話であって、ビビリ音のするダッシュボードや薄いドアなど、質感はあくまでも軽自動車のものです。RSは、ヴィヴィオRX-Rと同じスバルの軽最強エンジンを積んでいるのですが、100キロ以上重いため眼を見張るような加速はありません。スルスルといつの間にか、速度が上がっている感じ。


 プレオは燃費が悪いと言われています。一昔前の過給器付軽自動車ですから最新のエコ軽のようにはいきませんが、低速よりトルクがあるため街中では2000回転もあれば十分に走ってくれます。四気筒エンジンのため、軽らしからぬ滑らかさと静寂性も保たれています。CVTも燃費重視で働くため3000回転ほどでシフトアップします。回転を上げないようエコに徹した走りをすれば、リッター15~16キロ程度はいきます。但し、RSはDOHC+スーパーチャージャーでハイオク指定と燃費を無視した設定になってますので、燃費や街乗り重視ならマイルドチャ-ジャーのLSが良いと思います。


 ワゴンタイプのためAピラーが立っており、視認性が良いのも特徴のひとつ。


 車の四方どの位置に子供が立っても見えるよう設計されているそうです。開放感とこの視認性の良さは、プレオの美点のひとつ。


 最近の質感が上がった軽の内装とくらべると、プラスチック丸出しの内装ですが、RSの場合多少の演出が施され、黒基調でそれなりにスポーツ仕様っぽくなってます。


 スポーツシフトのスイッチを入れると、インパネ内にシフトランプが灯ります。


 ハンドルに付いた左右のシフトボタンで・・・


 7速を任意に変更できます。ハンドルシフトのセミオートマは、この頃のF1にも採用されて話題になっていました。


 ただある程度の回転にならないとシフトアップしない(反応しない)し、オーバーレブしないようにシフトダウンもできません。7000回転で勝手にシフトアップします。信号停止などで速度を落とすと、勝手にシフトダウンして1速に戻ってしまいます。MT車のようには、あまり自由が利きません。走りの装備というよりは、気分の装備かと思います。


 坂道もSモードにして踏み込めば、どんどん上っていきます。ガソリンもどんどん消費しますが。


 RSは純正で前期KYB/カヤバ、後期はSHOWAのショックが付いており、かなり安定感がありますのでコーナーでもそれなりに走ってくれます。


 ただし連続した小さなコーナーが続くワインディングは苦手。元より背の高いワゴン車でスポーツカーではありませんので、左右に揺さぶられて連続したカーブにはついて行けません。


 この車は8万キロ走行の十年落ちフルノーマル車ですから新品のサスや、社外品に変えるとまた違うのかも知れません。フロントやリアにタワーバーをつけると良いかも。そういった走りを求める層には、ヴィヴィオRX-RやABCの軽スポーツ、スズキ・ワークス、コペン、普通車だとスイフト・スポーツということだと思います。


 ただ安い価格で入手できますし、それなりに広いため実用性もあって、その上でスポーツ気分を味わう目的でしたら、四輪独立懸架、DOHC四気筒+スーパーチャージャー、フロント、リアディスクブレーキ装着、スバルというメーカーのマニアックさも含め、良い選択肢のひとつだと思います。国産車の多くが社名のアルファベットを記号化したエンブレムを使用してますが、スバルは多くのヨーロッパ車と同じように図案を記号化したエンブレムを使っています。そういうところも、歴史を感じられてくすぐられます。


 走りに特化した車は売れない時代でしたから、ワゴンベースなのは仕方ないですね。ある程度の広さがないと、どうしても窮屈だし、ゆとりや質感の演出もワゴン車のほうがし易いでしょうし。今、オートバックスとか行っても、昔と比べると走りのパーツとかあまり置いてませんね。ワゴンベースのスポーツモデルという適度なゆるさが、時代にあっていて心地よいです。


 ちょうど十年落ちくらいで(これより古くなると旧車の部類でしょう)、数も豊富でなおかつ安いので、実用ワゴン車を装いつつのセカンドカーの玩具車としても良いかと思います。


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