旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

ポーランド視察①(アウシュビッツ・ビルケナウ収容所)

2017-06-08 18:35:04 | ポーランド・ハンガリー2017

こんにちは!旅行会社スペースワールドの深山(ミヤマ)です。

2017年の4月13日より4月20日までの期間、
ポーランドのクラクフ、アウシュビッツ、ヴィエリチカ、ワルシャワ、
ハンガリーのブダペストに行ってきました。

4/13 成田よりポーランド航空にてワルシャワ経由にてクラクフへ
4/14 アウシュビッツとヴィエリチカ岩塩採掘場を観光
4/15 クラクフ旧市街を観光後、列車にてワルシャワに移動
4/16 ワルシャワ旧市街を観光
4/17 ワルシャワより飛行機にてハンガリーのブダペストに移動
4/18 ブダベスト旧市街などを観光、夜はドナウ川クルーズと夜景観光
4/19 ブダペストからワルシャワ経由にて日本へ
4/20 成田到着

4/14にアウシュビッツとヴィエリチカ岩塩抗に行ってきました。
現地クラクフの日本語アシスタントにお世話になりました。


アウシュビッツ収容所(ポーランド名はオシフィエンチム)は、
クラクフの西54キロのところにある都市です。
クラクフから車で約1時間ほどです。
現在はアウシュビッツ収容所跡が博物館となっており、一般公開されております。
アウシュビッツから2キロ離れた場所に、
ビルケナウと呼ばれる広大な敷地の収容所があります。
こちらは、ドイツ軍が撤退前に大部分が爆破されてしまいましたが、
映画などでも有名な死の門からの鉄道引き込み線、
破壊されたまま残るガス室の跡と、
歴史の負の部分を見学することができます。



アウシュビッツ収容所は現在博物館として一般に公開されております。
チケットを前もって購入頂くことをお勧め致します。
写真建物の左側が博物館の入り口となり、入口の右側地下にトイレがあります(1.5ズウォティ)。
チケットを見せた後は、手荷物検査があります。
写真建物の右側はカフェとなっていて、軽い食事や飲み物が販売されております。

中に入ると、現地のガイドさん(ポーランド語、英語など)について行き見学する形になります。
観光の所要時間は約1時間半~2時間程度となります。
今回はポーランド語ガイドさんのご案内にて、
日本語アシスタントさんが通訳をしてくれました。




アウシュビッツの有名な入口です。
「働けば自由になる」と書かれておりますが、この収容所ではどうだったのでしょうか。
文字は被収容者が作らされたものですが、Bが逆さまになっています。

収容所は元々ポーランド軍の施設だった建物を転用されており、
収容所は当時のままの状態で保存されております。

中には、被収容者から没収した物や、収容される際に撮影された写真、
地下の監房などを見ることができます。
あまりにも負の遺産のすさまじさにただ圧倒されるだけでした。



写真は銃殺用の通称「死の壁」です。灰色の壁は銃弾が跳ね返って来ないようにするためのものです。



写真は絞首台です。

博物館の最後はガス室を見学します。
天井からチクロンBという毒ガスを投げ入れられて多くの人が殺されました。
隣に焼却炉があり、まさに殺人工場と言った場所です。

アウシュビッツ強制収容所から約2キロほど離れた所に、
ビルケナウ収容所があります。
アウシュビッツ博物館からバスがでておりますが、
私達は、クラクフから専用車をチャーターしておりますので、
ビルケナウまで送っていただきました。



ビルケナウの入り口で日本語アシスタントさんに、
色々と案内していただきました。

1941年に建設が開始され、1945年までに百数十万人の命が奪われた、
まさに一大殺人工場です。

ビルケナウの収容所はドイツ軍が撤退する際に、収容所の建物、ガス室は爆破されたため、
建物の一部、爆破されたガス室の跡が残されております。
ガス室の跡の横には国際追悼碑が建っています。



写真は映画でも有名な「死の門」からの鉄道の引き込み線です。
ここに来るまでも、来てからも、、犠牲になった方を考えると、
人間の歴史の現実を突き付けられます。



写真は国際追悼碑です。



写真はナチス・ドイツが撤退の際に爆破したガス室の跡です。



写真は爆破を免れた収容所の跡です。
内部も見学が可能です。蚕棚のような木の板のベッドで何人もが身を寄せ合って寝ていました。

ビルケナウ収容所跡は、広大なため大体を見るのに最低でも1時間はかかります。

アウシュビッツ博物館とビルケナウ収容所跡を見て、
歴史の負の部分を感じながら、次はヴィエリチカ岩塩抗に向かいました。