olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

ティーポットの茶渋

2020-03-23 | 日々


クラシカルなフォルムが好きで、
長年、右の陶器のティーポットを愛用していました。

20代の始め頃から、ずっとこれ。
(代替わりはしています。
割れても同じモノを買ってしまう。)

この先も、おそらくこれを使い続けるだろう
と思っていたのですが、

が、

ポイントの都合上、半分無理に買った
ガラスのポットが新規参入。

これがね、
予想外に使い勝手が良くて。


何と言っても、洗いやすい!
そもそも汚れない!

すぐに茶渋がついてしまう
クラシックタイプに比べ
あまりにも使い勝手が良いので、
気がつけば
うちの主役はこのガラスポットに。

一日に何度もお茶を入れるので、
この「ちょっとしたストレス」の解消が
思いのほか快適さをもたらしてくれる。


形は、陶器のティーポットが好きなんだけどな。
もはや飾っておくだけのものになってしまった。


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ところが。

過日、友人宅にお邪魔した時のこと。

そこのおうちでは
アンティークの素敵なティーセットを
使っていました。

「アンティークとは言えない程度の古さ」
なんだそうですが、
私のような素人でも一目で惹かれる
味のある素敵なお品。

ところが、そのティーポットの中は、
ちょっと見ないくらい真っ黒
茶渋がびっしりとついていたんです。

ドイツで買った時から真っ黒だったそうです。
つまり、前のオーナーも
内部を洗っていない…いや、茶渋を取っていない
ということです。

おうちの人(ドイツ人)曰く、
「ドイツでは
ティーポットの中は洗ってはいけない
言われているんです。
茶渋が紅茶を美味しくする、ということで」。

・・・そうなの?!
知らなかった。

うちなんて、
どうしようもなく汚れた時は、
とっっってもイヤだけど、
仕方なくハイター使うこともあったのに。

茶渋はそもそも取る必要など無い!
ティーポットの内部は黒いものだ!
と思って放置すれば良かったんだ…!!

そうと知ったところで、
うちのポットをあそこまで黒くする勇気は
なかなか出ないのですが。


あ、でも、ひとのおうちのポットなら、
茶渋が山盛りついていても
気になりませんでした。
理由が「無精で不潔だから」なら
ひるむと思いますが、
「ポリシーとして」と言われると
途端に
「そうか、そういうものなんだ」
と割り切ることができる不思議。


茶渋ウェルカムのその方は、
茶葉の量も抽出時間もきっちり測る
非常に几帳面な方で、
出していただいた紅茶は
とても美味しゅうございました。

よし、そこは見習おう!

・・・ゆるく。


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