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この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

「首から下」で考えなさい(3)体を動かせば、頭がよくなる

2017-11-16 | 読書メモ
『「首から下」で考えなさい』を読んでの備忘録。



★第3章 体を動かせば、頭がよくなる

 ☆体をつかって、勉強する


運動と思考能力はそれぞれ切り離しては考えられない。
それぞれ相互に関係し、影響し合っている。
 それは運動と思考は脳の同じところで活動していることが多いからだ。

生徒たちは机に向かってひたすら脳に詰め込む。
数学路理解するのにブロックを使ったりせず、
実際に体験もさせないで本だけ読んで暗記させる
すると生徒たちは、ますます机にしがみついて暗記に精を出す。
この勉強法はまったく逆効果である。
 私たちは動いたり、人間関係を築いたり、
 周囲を観察したりして知識を身につけていくものだからだ


「脳を、単なる情報の詰まったコンピュータと思ってはならないのだ。
・・・脳は体と、体の動きと、周囲の環境から大きな影響を受けているのだから。

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この本では、教育において
身体を動かすことの重要性に気づき、
実践している教育の例として
モンテッソーリ教育をあげていますが、
シュタイナー教育もまさにこれですよね。

どんな教科でも必ず
椅子から立ち上がって身体を動かすシーンが
用意されている。
例えば数学も、リズムダンス(マスダンス)や各種手仕事
体験的に得たものが知識に結びつくようにする。

シュタイナー教育も、
概念を覚えさせるより先に、
体の動きや周囲の環境からの受ける影響により
 体に先に理解させることの重要性
に気づき、
その教育を提唱し、実践している。

見える範囲でのモンテッソーリ教育との大きな違いは
美しさや芸術性も大切にしていることかな。

(モンテッソーリの方はそれほど知らないので
違ったらごめんなさい)


子供の年齢が小さければ小さいほど
このことは重要だし、影響力も大きい。
しみじみそう思う。




とりあえず、体を動かすと脳が活性化する、
頭だけで覚えようとするより、
 体を使った方がより確実な学習になる
というのは本当だろうと思う。


でも一方で・・・運動がものすごく苦手な
頭の良い人もいると思うんだけどな。

(知的には高水準の、ある種障害を持った人で、
その障害の特徴として運動能力に問題がある人、いるよね?)


身体を動かさなければ脳は動かないと言うなら
ホーキング博士のことはどう説明するんだろ?と思ったり・・・

(特殊な例外過ぎる?)


けどまぁ、普通は適度に身体を動かした方が
頭も働くし、精神的にもすっきりして健全になる気がする。
その「気がする」を、実験により一つ一つ実証している本です。

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