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この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

インターナショナル・スクール見学 (1)

2016-03-20 | 学校とその周辺
国語が得意な割に、外国語はからっきしダメな私。
勉強しないんだから当たり前)
(だいたい、日本語だって文法はとっても苦手!)

外国語習得に成功したためしがないので
自分の経験をもとに「どうあるべきか」なんてことは
何も言えません。
今だって、何も、確固たる信念などありません。



とりあえず早期教育には関心がなかったし、
子どもに英語を習わせることも
特に考えていませんでした。

小学校に入ってからは、
習い事、楽器で手いっぱいだったし。


**


ところで、沖縄には私立学校は非常に少ないです。

私の場合、父の転勤が落ち着いた中学以降、
つまり高校受験からは
私立学校が優勢な地域で、
実際、高校は私立でしたし、
公立以外に選択肢がほとんど無いというのは
なんとなく心配でした。


代わりに(という訳ではないけれど)
沖縄にはいくつかインターナショナル・スクールがあります。
他県のものと比べたら授業料も安いらしいです。


英語教育に関心がなかったので
もちろんインターナショナル・スクールにも
興味が無かったのですが、
息子の小学校への不満、不安がつのった時、
居てもたってもいられない気持ちで
公立学校以外の数少ない選択肢の一つとして
インターナショナル・スクールの見学に行ったことがあります。

最近まで現実的に視野に入れていた
インターナショナル・スクールのことを
書いておこうと思います。


**


その時行ったのは、わりと家から近い学校で、
フリースクール扱いですが、国際バカロレア認定校。

先生はフィリピンの方が多いようで、
生徒のほとんどは日本人です。

見学前、ヨーロッパ某国の人と国際結婚をして
家庭での使用言語は英語という
英語教師の友人が、
こちらの学校の何かのパーティ
(生徒による劇があったらしいです)に行った時、
配布されたプリントの文章(もちろん英語)が
文法的に間違っていて驚いた、
という話をして、心配してくれました。

そうか…と思ったものの、
私の目的は英語教育ではなく、
子どもと教師との関係や学校の教育方針
でしたので、
その辺は、とりあえず、まあいいや、と。

緊急避難的な気分でしたし、
良い先生、良い教育なら、
使用言語は日本語でも英語でも中国語でもポーランド語でも
なんだっていい、という気持ちでしたし。


しかし、インターナショナル・スクールに来る見学者の多くは
「英語の習得」に重点を置いているようで、
校長先生も最初、その前提で説明をしてくださり、
私の知りたいこととは違いました。

で、私は「英語」そのものに
特に興味があるわけではないこと、
今の学校で先生との信頼関係に問題を感じていること、
息子の性質とこの学校の教育特性が
合うかどうかを見たいということなど、
自分の見学の目的を説明しました。

先生は少し驚かれたようですが、
納得して、より親身になって下さったような気がしました。

そして、教師教育にいかに力を入れているかということ、
そして国際バカロレア教育についての説明を
してくださったのですが、
理念的には、
それはとても魅力的な試みに思われました。
実際の運用、実際の生徒の姿がどうであるか
見てみたいと思いました。

対応してくださった校長先生は
非常に感じの良い方で、
教育に対する熱意や子どもに対する愛情が感じられ、
こういう先生がトップに立っていらっしゃるなら
良いかもしれないな、と。

設備面で不安があったり、
小幼児クラスのガサガサした
無秩序な雰囲気が気になったのですが、
小学校クラスの授業内容については
きちんと見れた訳ではないので
良いも悪いも何とも言えません。

通学を決めるには、もう一度ちゃんと
見に来ないといけないなと思っていたのですが、
そうこうしているうちに、息子の学校の先生との話し合いに
校長先生が入ってくださり、それで解決を見たので
インターナショナル・スクールについては
そのままになってしまいました。

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