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この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

御朱印集めの旅 談山神社

2017-11-10 | あをによし
【談山(たんざん)神社】

駐車場・無料(ただし、紅葉の季節は有料)
拝観料・大人600円、子供300円
御朱印料・300円 (図柄が複数あり、今回は2種類頼んだので600円)



まず名前が印象的ですよねぇ。
日本で初めて談合が行われた神社ですって。
中臣鎌足と中大兄皇子が、
蘇我入鹿を暗殺するって話をね…


全然話違うけど、蘇我馬子、蝦夷、入鹿って、
なんか意図的に権力側(勝った方)が
悪意ある名前に付け替えて
後世に伝えたように思えるんだけど、
それって私の気のせい?

だって、祖父が馬で、孫が鹿って……ば、馬鹿…
先生、これは偶然なんですか⁉︎

それに蝦夷って、大和朝廷から見たら
蛮族ってことでしょ?
時の権力者がそんな名前つけるかなぁ?


…まぁいいや。

談山神社は山深い所にある
景色の美しい神社です。

(といっても、奈良南部の
本気の山からしたら、
たぶん吉野辺りまでは
まだまだ街?の文化の香りが届く
甘っちょろい山、
序ノ口なんでしょうけれど)


それにしても、飛鳥時代なんて
どこもかしこもかなりの田舎、
未開発の山だらけだったろうに、
わざわざこんな山奥まで来なくても
もっと近場で簡単に隠れて談合できたんじゃない?
と思ってしまうけど、
当時の情報事情はどんなだったんでしょうねぇ。


それはともかく。

境内に入り、紅葉の美しさに感激する
南国育ちの息子。
紅葉、亜熱帯では育ちませんからねーー。
紅葉は珍しい貴重品。


(ちょっと時代がかったポーズで決める)

さて。
御朱印をお願いしている間に
建物の中で宝物を拝見。

有名な絵巻物。





これ!中学歴史資料集に載ってた!
日本史にはあまり興味なかったけど、
この絵は覚えてる、覚えてる。(喜)

…でも、当時は何とも思わなかった
あることに気づく。

えーと、これ、飛鳥時代のお話ですよね?

なんで皆さん、そんなにも平安貴族風

女性なんて思い切り十二単
御簾の陰にいらっしゃる。

えーー。

奈良時代の女性はもうちょっと動きやすい
軽やかな服装だったのでは⁇
ほら、野に出でて若菜摘んだり、ピクニックしたり。(イメージ)

疑問が膨らんで気持ち悪かったので
その場でググッてみますと…

この絵が描かれた室町時代には
平安時代以前の人々の服装がどうであったか
知られていなかった。

当時わかっていた最古の服装は
絵巻物に登場する平安時代のもの。

(絵巻物自体が平安期以降のものなので)

(そういえば、木簡やら器やらに
絵を描いたものとか残ってないのかな?
石室の壁画にあれだけ素敵な絵を描いているんだから
習作や落書きもありそうなものなのにね。)

なので、飛鳥時代の大化改新を描いたこの絵巻物も
その当時分かっていた中で
最も古い時代の服装(平安期の服装)で
描かれた
…と言うことです。

なるほどねー。


さて。

私たちが訪れた時は人もおらず
がらんとしてのどかでしたけど、
紅葉の季節の今はすごい人なんでしょうね。
三脚立てたカメラ好きが陣取って動かないので
余計に押すな押すなの大盛況だとか。

紅葉の季節にももちろん行ってみたいけれど
紅葉する前も素敵でしたよ。
のんびりと拝観したい方には
まだ葉が青い季節がオススメです。

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