olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

子どものうちに英語の音域に慣れるべき、に関する疑問

2016-03-27 | お勉強(小学生)
ところで、
私が、子どもの「英語を習いたい」に応じた理由の一つに、
子どもが、司馬遼太郎や吉川英治などの
大人の本を勝手に読み始めた
ということがあります。

これくらい日本語の力がついたのなら、
新しい言語を始めてもいいかな、
という気になったのです。

…この基準に根拠はないけど。
なんとなくです。


けれど、ひとつ言えるのは、
世間でよく言われているように
英語を習うのは早ければ早いほどいい、とは
私には思えなくて。


もちろん、親が国際結婚カップルで
家庭内使用言語が英語であるとか、
必要性・必然性があるなら
バイリンガル教育をしたらいいと思うのですが、
そうでもないのに
無理して早期にやる必要性は感じない、
というだけのことです。



けど、世の中にはいろいろな考え方があるんですね。


インターナショナル・スクールの見学あたりから
英語教育が少し視野に入ったことにより
私も、少しずつその辺の世間の動向を
知るようになりました。
(今まで、知ろうともしなかったから(笑))


**


ところで、前述のインターナショナル・スクール説明会
聞いた話のなかに、疑問を感じたことがあります。

先生ではなく、沖縄の人(理事?)が
早期英語教育の必要性を力説していました。

「英語と日本語では使用するHz(ヘルツ)の範囲が
 全然違う。
 だから、幼少期に英語に触れることがなく
 日本語のHzしか聴き取れない私は
 どんなに努力しても、
 いまだに英語に不自由しています。

 大人になってからでは遅いのです。
 子どもたちには、できるだけ早い時期に
 英語に慣れさせる必要がある!
 という使命感を私はもって
 この学校の設立に関わりました」

というような話でした。



…それって、ホント?




「?」その1。


私は関西出身で、関東にも住んだことがあり、
関西弁も関東弁も喋れます。
(ある意味バイリンガル)

ですが、関西出身で、何年関東に住んでも
頑として関西弁しか話さないという人を
何人も知っています。
ポリシーでそうしている人もいるでしょうが、
実際、どうしたって話せないという人も(笑)

しかしですね、関西弁は、関東弁よりも
音域(Hz)がはるかに広い
と聞いたことがあります。

ま、そうでしょうね。


上記の英語ヘルツ神話(?)に従えば、
「関東弁ネイティブが関西弁を習得するのは困難だが、
 関西弁ネイティブが関東弁を習得するのは容易である」
ということになるんですが。

どうなんでしょう?

あの、頑として周りに流されない関西人達に
聞いてみたい(笑)

一方、関西弁が流ちょうな関東人は…
うん、いらっしゃいますが、
確かに数は少ない気がします。
けど、習得が困難だからというより、
習得の必要性が無いからじゃないかと…



全くの余談ですが、うちの母にかかれば
英語も関西イントネーションになります。

関西あるある。





「?」その2。


言葉の習得の成否が音域の問題なら、
音楽やってて、耳が鍛えられてたら
それで解決するんじゃない?
と。


そういえば、音大出身者で
留学する方はとても多いですが、
「言葉で苦労した」という話は
トンと聞きません。

言うほどのことじゃないから
言わないだけなのか、
特に苦労を感じなかったのかは
分かりませんが…。



わからないので、
音楽関係者の語学事情を
ピアノの先生に聞いてみました。



「そうですねぇ。
音楽してる人は、「音を真似る」ということは
上手かもしれませんね。

言葉で苦労…もあまり聞かないですね。

自分がNYにいたときは、
あっちの人、早口過ぎて全然聴き取れなかったけど(笑)

留学を視野に入れて
小さい頃から英語を習っていた
という話も聞かないですねぇ。

だいたい、英語が話せても
留学先がフランスやドイツだったらアウトですよね。
あの人たち、プライドが高くて、
英語話せても話さないし聞かないですから。」



なるほど。

ですよねーーー(笑)

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