olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

小学生にもできた!論理的に考えるトレーニング

2016-11-11 | 4年生
以前に「はじめての論理国語」を
買った話を書きましたが
→「子どもの作文能力向上のために」)、
今回は、使用してみての感想です。



週末にぼちぼちやってる程度なので
まだ1章も終わってないんですが、
おくさん、これ、おススメですよ!

(誰?)

内容を少しご紹介。

今、息子かやっていることなんですが、
まず、テーマ(議題)について
賛成、反対、両方の立場の意見と理由を考え、
箇条書きにします。


(これで箇条書きに慣れて
 必要性を理解してくれるかな…⁈)

その上で自分の立場を決めて
それをきちんとした言葉でプレゼンテーションするんです。

「私は・・・だと思います。 (立場表明)
なぜなら・・・だからです。 (自説の理由を説明)
たしかに、・・・です。 (自分とは反対の説の利点に理解を示す)
しかし、・・・です。 (反対説の利点に対して反論し、自説の理由を強化)
だから私は・・・だと思います。 (ダメ押しの立場表明)」


筋道を立てて物事を考え、
それを分かりやすく伝える練習
ですね。
それに加えて、自分とは反対意見の人の立場にたって
ものごとを考えてみる
というトレーニングにもなる。

こういうことを意識して練習する機会は
学校でも無いと思います。
けどこれ、すっごく大事だと思うんです。
少しでも意識するのとしないのとでは
全然違う。


普段の会話の中でも
たまに役に立つんです。

ギャーギャー感情的に大声で
やりたいこと、ほしいものを主張し始めたとき、
「なぜなら~~?」
と振ると、ハッとしてニヤッと笑い、

「ぼくは宿題の前におやつが食べたいです!
なぜなら、ぼくは今とてもお腹がすいているからです。

たしかに、
おやつを食べるのに時間がかかって
宿題ができなくなるかもしれませんし、
もう夕方だから、夕ご飯が食べられなくなるかもしれません。

しかし!そうならないように、
時間と量を最初に決めたら大丈夫だと思います。

だからぼくは今すぐおやつが食べたいんです!」

おおおーー。
できたじゃーーん!

もちろん、いつもこうはいかないけどね。

けど、奇跡の出来事だとしても、出来たは出来た!
すごーーーい進歩!


自分の意見を通すために
声の大きさと押しの強さで勝つ
という戦法をとるのではなく、
相手の意見の理由を考えて折り合いをつける

という方向で話すことができるなんて!

文章力だけではなく、会話の能力も鍛えられてる。


本人も、
「これ、学級会で役にたつんだよねーー!
とご満悦です。


でね、ついでに思ったことですが、
これってお母さんと一緒にすることを喜んでくれる
小学生だからこそ出来る家庭学習
かもしれない。

今のうち、今のうち!

付き合う大人もけっこう楽しいし、
なかなか良い勉強法だと思います。



こういう論理力を鍛えたうえで、将来的に、
パトス・エトス・ロゴスなんていう
レトリックが使えるようになったら素晴らしいですよねー。きっと。



そしてもうひと押し。

アウトプットのレベルを上げるにはインプットも大事!
ということで、次は、いかに良い文章に接するか、
ということを考えてみます。

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