olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

a talkable person 「お喋り」の矜持

2020-12-15 | 中2
息子は「お喋り」です。

「お喋りが上手な幼児」から
「お喋りな子ども」になり、
そのまま「お喋りな人」に成長しています。

少し前、
「行き帰りとか学外で遊ぶときは
男子とつるむけど、
学校では、ほとんどの時間、
女子(複数名)とつるんでる
と息子が言うもんだから、
男子のクラスメイトとの間で、何か問題でも…?
と一瞬心配したのですが、
なんのことはない、

「男子は、遊んだりスポーツしたりする
にはいいんだけどさ、
口数が少ない人が多いんだよねー。
お喋りしたいときは女子が一番だよね!
一日中、喋ってられるよ。」

という理由でした。

さもありなん。


ところで、息子は授業中も
授業に積極的に参加する方向で
お喋り能力を遺憾なく発揮するタイプで
(小学生の頃から今も変わらず)、
同じタイプの生徒たちと
楽しく授業を盛り上げているらしいのですが、
数週間前に席替えがあり、
息子の周りを「無口な大人しい子」が
とり囲む形になったらしいのです。

息子曰く、「担任の陰謀」ですって(笑)

席替え当初、
ぶつくさ文句を言っていた息子ですが、
すぐに何も言わなくなったので
私はそのことを忘れていました。

が、先日、
学校に忘れ物を届けに行くと、
息子は、私が初めて見る男子と
一緒にいて、
帰宅してから
「今日一緒にいた子、
 お母さんが見るの初めてでしょ?
 新しい友達なんだよ。」
と説明しはじめました。

その子は、今、席が近い子で、
とても大人しい子なんだそうです。

小学校違うからよくわからないけど、
もともとは明るかったけど、
小学校の時に虐められて、
一時期不登校になって、
それからほとんど喋らなくなったらしいよ、と。

でも、息子は「僕とは普通に友達だよ」
「喋ってみたら、わりと面白いんだよ」
と、特に何とも思っていない様子。


他にも、大人しい子のオタク的趣味と
自分の興味との共通項を見いだし
(車やスポーツ観戦など)
(息子は興味の範囲が広いので
対応できるトピックスが多い・笑)、
ちょっとしたオタク仲間として
関係を築いてみたりとか、
ちょこちょこ新しい展開があるらしい。

「つまりね、僕は今、
現在おかれている環境で
新たなお喋り相手を開拓しているんだよ

「僕は、どんな環境にも、どんな人にも
あらゆる可能性があると思うんだよ。
どんなに大人しい人でも、
その人の中にはいろんなものがつまっていて、
楽しいことだってあるし、
いつも黙っている人だって、
喋りたいなって気持ちもあるんだよ。本当は。
僕は、その可能性を信じて、
その人の可能性を引き出してあげるんだよ!

とドヤ顔で胸を張って言っておりました。

なんか良いこと言っている風ですが、
これ、あくまで「お喋りの可能性」のことです(笑)


「僕のこと、
大人しい子と一緒にすれば黙るだろう
って考えていた担任、甘いよな。
僕のお喋りレベルは
そんなもんじゃないんだよ。へっ。」


・・・たくましいというか何というか。
まあ、楽しそうでなによりです。



***


余談ですが、
アメリカ人先生は、息子のことを
”a talkable person”と表現していました。

talkableを辞書でひくと、こう書いてありました。


disposed to friendly conversation

a talkable person has the gift … of being interesting, 
charming, delightful, in the most offhand
 and various modes of utterance


おお、ずいぶん褒められている(笑)


他に、talkative 、chatting とも。
chatting が日本語の「お喋り」に近いのかな。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (candycandy)
2020-12-15 14:28:42
息子さん、すてきな考え方❤️
まっすぐにすくすくとそだっていらして、将来がとってもたのしみ💕ですね‼️

ヘンリー・ヴァン・ダイク、うちの息子は大好きなベートーベンの歓喜の歌の歌詞をつけた人、とリスペクトしております❤️
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candycandyさま (soratombo)
2020-12-15 15:10:59
ありがとうございます(^-^)
息子、独自路線で突き進んでいるので、世間(学校)との折り合いがいつも心配です。今のところ何とか渡り合い、すり抜け、かいくぐっているようですが…

歓喜の歌=シラーという認識しかなかったのですが、そうなんですね、ヘンリー・ヴァン・ダイクも!そういえば、「天使にラブソングを」で歌われていたのは英語バージョン…。息子さんの音楽の知識、すごいですねー!
返信する
Unknown (candycandy)
2020-12-15 18:31:18
何度も失礼します❤️

息子は、ピアノの先生から教えてもらったみたいです。

soratomboさまの記事、どれも素晴らしくて大好きです。
英語についてもとても勉強になります‼️

追伸。
自分の記事を下書きと間違えて削除し、いただいたコメントを失くしてしまい、大変失礼しました💧
海よりも深く反省しております。
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candycandyさま (soratombo)
2020-12-16 15:04:20
わざわざご連絡をありがとうございます。
大丈夫ですよー♪
ブログうっかりミス、ありますよねー!
私は、まだコメント欄に慣れなくて、間違っているのではないかと思いながら恐る恐る、です(^-^;

私も、candycandyさまの文章、好きです。好きなものに対する情熱、しっかり読ませてくれる筆力。これからも楽しみにしています♡
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