olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

異文化の方が許容しやすいのかも(海外歴史ドラマ考)

2020-07-20 | 日々
前記事で、主にNHK歴史ドラマへの文句を
あれこれ書いてしまったのですが、
書いた後でつらつら考えたんです。

で、思い至りました。

私が苦手なのは
一部の歴史ドラマだけじゃない。
むしろ歴史ドラマはまだマシで、
日本のドラマ全体が苦手なんだわ、と。

大河ドラマ、やり玉にあげてしまって
すみません。

(いや、全く的外れではないと思うんだけど)

(でもね、考えてみれば
朝ドラなんて、輪をかけて苦手なんですよね-)


ドラマも映画も、見るのは
ほとんど日本以外の国のものです。

きっとね、
母国語だと粗が見えやすくて
ダメなんだと思う。

その点、外国語は、そもそも分からないから、
気にせず見ることができる。

たとえ演技が多少わざとらしくても、
「この国では、
こういうわざとらしさが好まれるのねー」
という見方をするので、
それはそれとして楽しめるというか。

「異文化」という前提が
こちらの許容範囲を広くさせている
ということもあるのかな。

---

ということで、
思いつくままにオススメを列挙してみます。


まず、15世紀末、イタリア。

 
同じタイトルでアメリカ版もあるのですが、
全然、質が違います。
断然ヨーロッパ版がオススメです。

質の高いドラマですが、
暴力的、性的シーンが多いので、
子どもと一緒に観ることはできません。
残念。


合わせて読みたいのは、こちら。

 
これなら、中学生から読めます。

---

20世紀、イギリス。
女性の立場、そして使用人の視点からも
時代の変化、価値観の変化を
描いているという点で
大変好感が持てたドラマは、

---

映画では、同じくイギリスもので、
19世紀末、ヴィクトリア女王晩年の物語です。

 
これは子どももOK。

---

中国歴史物は、
あり得ないワイヤーワークや、
あり得ない化粧や、
あり得ないピラピラキラキラの衣装や、
バブル期のクラブを彷彿とする
あり得ない室内装飾や、
わざとらしい造花を山ほど使う
あり得ない「自然」の表現など、
「中国ドラマあるある、
現実性無視、やり過ぎあり得ないシリーズ
が厄介でね・・・。

それが無い一昔前の地味目のドラマに惹かれます。
長いのが難ですけどね。

こちらは割とコンパクトにまとまっていて、
ストーリーも面白かったです。

 

---

今、息子が楽しんで観ているのが
少女マンガ色の強い、こちら。↓


設定は「あり得ない」んですが、
ドラマの中での「あり得ないシリーズ」は
抑えられているので、
入り口としては良いんじゃないかと思います。

---

それと前後して見始めたのが『三国志 趙雲伝』

三国志に、若㬢でお気に入りだった「十四皇子」
が出ている!
と、息子は最初、喜んだのですが、
実は、上記あり得ないシリーズ
ふんだんに登場するイマドキ中国ドラマで。
中学生でも
「さすがにこれはやり過ぎでしょう!
見てられないわー」
と思うらしく、
結局、3、4話でフェイドアウトしていました(笑)

---

一方、韓国歴史物は、
最近見ていないので思いつかないのですが、
大きなハズレがなく、
しっかりまとまっている印象があります。
恋愛泥沼に主軸が置かれて過ぎていると
つまらなくなりますけどね。

---


そうねぇ・・・
これだけあれこれ観ているんだから、
日本の歴史ドラマも、
気が向くことがあったら
何か観てみようかな。

もしかしたら、
食わず嫌いかもしれないしね!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。