あ、そういえば前回書き忘れてたんですけど、前回の【9】と今回の【10】は元は一繋がりの文章だったり。。。例によって文章が全部入り切らなかったので、変なところで切るということになりましたm(_ _)m
言葉というものは
口にされると死んでしまう
と言う人がいる
私は言おう
言葉はまさにその日
生き始めるのだと
(『エミリ・ディキンスンの手紙』山川瑞明・武田雅子さん訳/弓プ . . . 本文を読む
さて、今回はエミリーのことは一旦置いておいて……↓のロンくんの悩みについて(笑)(←笑いごとでは)
わたし自身はランディくん、ロンくん、ココちゃん、ミミちゃんという4人の子供たちのエピソードについては、そんなに面白いと思ってない気もするのですが(^^;)、これ、ある意味家庭小説というか家族小説みたいなものなので、それぞれの登場人物にクローズアップする回というか、そういうのが一応順に回って . . . 本文を読む
【Blooming Books】マンディー・リン(オールポスターズの商品ページよりm(_ _)m)
今回は、前回のヒギンスンがディキンスンと出会った時のことについて、彼がまたその翌日に書き綴った妻への手紙からの引用と、その二十年後、『アトランティック・マンスリー誌』(1891年10月号)にヒギンスンが寄稿した記事を並べてみたいと思いましたm(_ _)m
>>「家庭とはどんなものかお教え . . . 本文を読む
【Blooming Letters】マンディー・リン(オールポスターズの商品ページよりm(_ _)m)
さて、今回はヒギンスン最大の功績である、彼がずっと文通してきたディキンスンと会った時の会見の模様について、です♪(^^)
その時の会見の模様について、ヒギンスンは奥さんに手紙を書いているので、そちらのほうを一部引用してみたいと思います
>>入口でぱたぱたと子供のような足音がして、 . . . 本文を読む
さて、今回はエミリーがヒギンスンに2通目の手紙を出し、その返事のきたエミリーのヒギンスン宛て、3通目の手紙について、です
>>親愛なる友へ
あなたの手紙で酔いはしませんでした。以前にラム酒を飲んだことがありますから――ドミンゴは一度だけのものです――とはいえ、あなたの御意見ほど深い喜びを覚えたことはあまりありませんので、もしお礼を申し上げようとすると、涙が出て舌がもつれてしまうので . . . 本文を読む
【夕暮れ】ウィリアム・アドルフ・ブグロー
ええと、今回は前回の続き……というか、ディキンスンが批評家のヒギンスンに詩を送り、彼から返事の来た、その次の彼女の手紙について引用したいと思いますm(_ _)m
それで、ですね。わたしヒギンスンからの手紙を受け取ったディキンスンのその次の手紙には、彼女のショックが表れている……みたいに書いた気がするんですけど、その手紙はさらにこの次の手紙でした
. . . 本文を読む
【夜明け】ウィリアム・アドルフ・ブグロー
今回は、前回の続きで、ディキンスンがヒギンスンに初めて送った手紙に同封した詩について御紹介したいと思いますm(_ _)m
>>アラバスターの部屋で安らかに
朝にもふれず
昼にもふれず
復活の柔和な仲間は眠っている
サテンのたるき 石の屋根
堂々と歳月は進む
かれらの上の三日月形の天を
世界はその弧をすくい
天空は漕いでゆく
. . . 本文を読む
さて、今回は再びエミリー・ディキンスン関連のことでも、と思いました♪(^^)
ええと、エミリーは31歳の時、トマス・ウェントワース・ヒギンスンという批評家に、「自分の詩が息をしているかどうか」と手紙で訊ねました。
何分、この時代でもまだ、女性が文筆で身を立てるというのは大変なことでしたので……また、詩神(ミューズ)の訪れがあんまり頻繁で激しかったため、詩人としてある「確信」に達してい . . . 本文を読む
【摩周湖】
「ぼくの大好きなソフィおばさん」のリース湖に続き、何故かまた湖が出てきました(^^;)
作中に出てくるロンシュタット湖は摩周湖がモデルっていうことでもないんですけど、でもどうしてもわたしの中で「透明度の高い湖」っていうと、バイカル湖か摩周湖っていうのがあったりして(※もちろんバイカル湖へは行ったことありません^^;)
んで、近くで温泉が出る……とかなんとかいうのは、摩周湖と割 . . . 本文を読む
……今回、第一章の文章を出来ればまるまる入れたかったんですけど、文字制限に引っかかってしまったので、第一章を(前)と(後)で分ける、ということにしました(^^;)
ええと、こういう本文長い時に前文も長くしちゃうと鬱陶しいので(でもいつものこと・笑)、なるべく短めに、と思います
ついこの間まで連載してた「ぼくの大好きなソフィおばさん」も、物語のはじまる前にエミリー・ディキンスンの詩を先 . . . 本文を読む