仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

ひとりで音樂を聽く

2007-08-14 08:58:40 | 日々雜感
午前8時半起床。
またソファの上で目覺めた。
ベッドで眠るつもりだつたのに、どうも面倒になつてしまつて、いかん。

きのふの午後3時頃、嫁はんが穗高を連れて家を出てしまつた。
といつても、別に家出をしたわけではない。
實家に弟一家が來てゐるので、顏を出しに行つたのだ。
つまりお盆の里歸りみたいなもの。
例年はもちろん私も一緒なのだが、今年はパスさせて頂いた。
下手をすると、この状態では人間關係を惡くしてしまひかねないし、子供の相手が出來るとは思へない。

で、ひとりきりの貴重な時間。
何をするかは、あらかじめ考へてあつた。
音樂を聽く、それもヘッドフォンではなく、スピーカーで!
生活音の心配がないし、大きな音を出しても小言を云はれる心配がない。
ディヌ・リパッティのピアノを堪能した。
言い古されたことではあるが、このピアニストは、モーツァルトのソナタやショパンの第3ソナタ、ワルツなど、絶品だ。
この若くして病死した天才が生き永らへてゐたら、どれだけ素晴らしい音樂を殘してくれてゐただらうか。

いくつかの曲は集中して聽いたが、輕めの曲(ショパンのワルツなど)はBGMにして、あだち充「タッチ」全26卷を讀んだ。
讀み了へた時には、すでにけふの午前0時を廻つてゐた。
風呂のいれかたを知らないので、シャワーを浴びて、PCでメールチェックなど。
午前1時半にはPCを落し、リビングへ行き、睡眠藥を飮み、「金田一少年の事件簿」を讀み始めた。

午前3時。
いつのまにかうとうとしてゐて、本をヒザの間に落してゐた。
どうやら限界らしいと悟つて、ソファの上に横になつた。

午前8時半。
セミの聲がうるさくて目が醒めた。
穗高もゐないし、嫁はんもゐない。
妙にセミの聲が大きく聞こえる。

さて、朝の音樂は何にしようか。



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