仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

8月18日の寫眞 (Micro 60mm)

2006-08-19 12:15:26 | 寫眞日記
九州に上陸した台風の影響か、風が強い。

マクロレンズで花の寫眞を撮る時には手ブレに注意して撮影する。
それこそ、息を止めて集中してシャッターを切るのである。

それなのに、けふのやうに風が強いと、花が風で搖れてしまひ、そのままでは被寫體ブレを起こしてしまふ。
なので、カメラを構へたまま、花の搖れがをさまる瞬間を待つのだが、息を止めたままのことが多いので、窒息しさうになる。
何度か息繼ぎをしながら待つのだが、息繼ぎをしてゐる瞬間に花の搖れが止まると、とても悔しい。
從つて、可能な限り息を止めることになる。
花の寫眞を撮るのも命懸けだ。

といふわけで、この寫眞は、花壇に咲いてゐた花。
おそらくサルビアではなからうか。
といふのも、この花の周圍には、赤いの、白いの、濃い紫のと、いろいろなサルビアが咲いてゐるのだ。
この花だけサルビアでないなどといふことは考へ難い。




街路樹の根元に咲いてゐた花。
毎年この花は同じ場所に咲いてゐる。
おそらく百合の仲間なのだらうと思ふ。




こちらは、ひとさまの花壇に植ゑられてゐた花。
あまりに小さく可憐な花。
いとをしい、といふ氣持ちになる。




公園の雜草が繁茂してゐる中に咲いてゐた花。
この近くには、形は違ふが感じの似た花が咲いてゐた。
7月21日に撮影した寫眞を參考までに下に掲げておく。
見るとわかるが、21日の花はばらばらと散らばつた感じ。
それに引き換へ、この花は21日の花をくつつけて眞ん中にまとめたやうな感じ。
でも、はなびらのひとつひとつがとても細いところなどは似通つてゐる。
もしかしたら、同じ仲間に屬する花なのかもしれない。




7月21日に撮影した花。



<使用レンズ>:すべて「AF MICRO NIKKOR 60mm F2.8D」




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4 コメント

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花より葉に注目 (あらん)
2006-08-19 22:20:13
植物は葉っぱで見分けるのが本当は楽なのです。

花は色々違っていても、葉は基本的に元の性質を色濃く残しています。

サルビア・セージなどシソ科の植物は茎を挟んで対になった葉が、一段ごとに90度ずれて(回転した位置)付いています。



2番目3番目の花は分かりませんが、4・5番目は共にナデシコの一種ですね。

4番目はセキチクに近いですが、5番目はカワラナデシコ(ヤマトナデシコともいう)でしょう。
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葉つぱとは (仙丈)
2006-08-19 22:38:31
あらんさん



葉つぱで見分けるはうが樂とは知りませんでした。

でも、芙蓉とムクゲの時にも葉つぱの違ひを仰つてましたね。

なるほど。

>サルビア・セージなどシソ科の植物は茎を挟んで対になった葉が、一段ごとに90度ずれて(回転した位置)付いています。

これ、明日にでも見て來ます。

面白いですね~



4番目と5番目はやはり同じ仲間なんですね。

私の直感もたいしたものだ、と自畫自讚(笑)

ヤマトナデシコといふ花があるんですねえ・・・

大和撫子といふ表現は花の名前そのものだつたんですね。

ナデシコといふ花があるのは知つてゐましたが、かういふ花とは知りませんでした。

いつもながら、ご教示ありがたうございます。

勉強になります。





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二枚目が気になる~~~ (かんさいや)
2006-08-19 23:10:03
二枚目の写真、葉っぱがほしいです。

ユリではないように思うので気になります。

(わからない花があるとむずむずする)

三枚目は名前知らないんですが、ホームセンターでよく見る…



余談ですが学生時代「雑草学」というものの演習があって「花の咲いている植物の全景」を50点写生しろという課題がありました。

この課題を耐えたものは皆、画力が向上していました。

葉っぱは重要なのです…
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全景寫眞 (仙丈)
2006-08-19 23:21:14
かんさいやさん



百合ではない可能性があるのですか?

明日、全景寫眞を撮つて來ますね。

アップ出來るのは明後日になるかもしれませんが・・

是非全景寫眞をご覽になつて下さいまし~

さういへば、高山植物のニッコウキスゲなんて、こんな感じの花だつたやうな・・・

でも、こんな平地に咲いてゐるわけないですね(笑)



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