休憩＿その３ （ D80 & 18-50mm ）

グラウンドのベンチで寢そべる穗高に、「さあ、行くぞ」と氣合を入れて、リードを引つ張つた。
穗高も氣合を入れると云ふことを聞くやうで、さつとベンチから飛び降りた。

公園への「參道」を家の方向に戻る。
穗高はまだ雲古をしてゐないので、嫁はんがリードを持つてゐる。
コンビニへの分岐點で、嫁はんが、さういへばネジバナが増えてゐたと云ひ出した。
それは確かめてみなければなるまい。

コンビニへの小道を入ると、芝が植ゑられて庭のやうになつてゐる廣場の一遇に、ネジバナが１０株ほど咲いてゐた。
先日見た時には、２株しか咲いてゐなかつたので、５倍に増えたといふことになる。
野生のランの一種、ネジバナがこのやうに綺麗に咲いてゐることを嬉しく思ふ。

地面に腹這ひになつて、ネジバナの寫眞を撮つた。
數枚撮つて、立上がると、穗高が腹這ひになつてゐた。
嫁はんが、からだを撫でてやつたら、横倒しになつて、なすがまま状態。


＜トップの寫眞＞
嫁はんの愛撫に脱力して身を委ねてゐる穗高くん。


＜寫眞１＞

思はず、うつとりと目を瞑る。


そろそろ行くぞ、と云つても微動だにしない。
嫁はんがリードを引つ張つても動かうとはしない。
無理に引つ張つても、そのままの状態でズルズルと引きずられるまま・・・
ここに至つて、嫁はんの必殺ワザが登場した。


＜寫眞２＞

これが嫁はんの必殺ワザ、「抱き抱へて無理矢理タッチ」だ！
無理矢理に２足歩行を強ひられては、さすがの穗高もなすスベなし。
澁々と？歩き出したのであつた。




＜使用カメラ＞ ： Nikon D80
＜使用レンズ＞ ： 「Sigma 18-50mm F2.8 EX DC MACRO」