図3に、「ブログには大体何について書くか」と聞いた結果を表す。これによると、「日常のこと」が最も多く、90%に達した。次に、「趣味のこと」であった。「社会・経済のこと」、「ニュース・メディアのこと」、「アイドル・芸能人のこと」などは、いずれも、30%に満たなかった。つまり、日常や趣味などの自分のことを主に書く人は、社会・経済やニュース・メディアなどの一般のことを主に書く人よりも多いのである。
このような結果になったのは、一般的なニュースは、テレビやラジオなどで知ることができるが、日記や趣味などの個人的なことは、ブログをしている本人しか知らないことなので、誰かに読んでもらうために、ブログをしていると考えられる。それでは、誰のためにブログを書いているのだろうか。
図4に、「自分のブログを多くの人に読んで欲しいか」と聞いた結果を示す。「多くの人に読んで欲しい」と答えた人は半数近く、「少なくてもいい」と答えた人は、 42%にも達した。また、「知人・友人だけでいい」と答えた人は、7%しかなかった。それに対し、「誰も読まなくてもいい」と答えた人は、2%に過ぎなかった。つまり、自分や周りの人だけのためにブログをしている人は少なく、誰か知らない他の人のために、ブログをしている人が多いのである。
図3の結果から、ブログをしている人の多くは、自分の日常や趣味のことばかり書いていることがわかった。では、なぜ知らない人に日記を読んで欲しいのだろうか。
その5に続く。
その8まであります。