瀬戸内少年野球団
買い置きしてあった本の中に有りました。表紙を見て、少し感激!若かりし頃の夏目雅子さんが載っていた。
終戦直後の様子が再確認できたところが印象に残りました。
”へちま”について
キュウリ程の大きさになると、薄い輪切りにして味噌汁の実にして食べる。癖のある匂いがするが風味と言えなくもない。美味とはいい難くとも珍味である。
味噌汁の実や、油いための種になる運命をのがれたへちまは、秋風が吹くまで、というよりは、天寿をまっとう出来る。たわしになるのである。しかし、そこでも運不運があって、繊維のやわらかいへちまたわしは、女の柔肌をこすり、繊維の硬いへちまたわしは、鍋釜の尻をこする。
また、へちまの”つる”の活用法も記載されており、”へちまコロン”なるものの作り方も載っていた。