孤島の迷宮

日本国の自由と繁栄を願うブログ

防衛費という名のインチキ用語はやめるべき!世界はどこも軍事費である!

2016-10-07 22:00:47 | 政治
「稲田防衛相、愚かと気づいたら勉強を」 民進・安住氏

野党のアホ連中は大臣に勉強しろと言うが勉強すべきはおまえらだと言いたい。
そもそも防衛費などという言葉はインチキ用語だ。これを使ってる国は日本以外聞いた事はない。
あるのかもしれないが絶対的少数である事は間違いはない。

なぜ日本だけ防衛費という名称なのかと言えば憲法の制約で軍隊がない事に
なっているからである。しかし実際には我が国にも自衛隊という立派な軍隊が存在するのだ。

ところが我が国の憲法は9条という制約があり、さらに憲法解釈によって自衛隊が
必要最小限度の実力しか持てないという理屈で自衛隊は存在しているのである。

その自衛隊の持つ戦力もあくまでも実力という言葉に置き換えられ
自衛隊にかかる費用も軍事費ではなく単純に防衛費という名前に変えられているのである。

しかしこれはそもそもおかしい理屈なのだ。

上にも書いてあるように自衛隊は立派な軍隊である。
航空戦力、海軍戦力、陸上戦力は世界レベルであり(長距離ミサイルや核を除いた)
通常戦力でいえば自衛隊は世界有数の軍隊と言えるのだ。

それなのに日本の政治家や学者達は憲法の制約で自衛隊は必要最小限度の実力組織だという
説明をいまだにしているのである。これは本当におかしい話である。
そもそも日本に危害を加えようとする連中は必要最大限の実力(戦力)で攻めてくる筈だ。

それに対して日本の自衛隊が”必要最小限の実力組織”では到底日本を
守る事は出来ない筈だ。言ってる事と実際の現場はかなり乖離しているのである。しかし
もっと酷いのは本当に必要最小限の実力組織に留めようと軍事予算を削減させようとしたり、
日本に敵基地攻撃能力を持たせないように画策している連中もいるという事が最大の問題である。

敵基地攻撃能力を持たせない理由は周辺国を刺激するからとか必要最小限度以上だからという
理由で反対している人がいるけどこれは大間違いである。こういう理論は相手より過剰な戦力を
持つ時に言える話であって日本はたとえば対立する中国以上の戦力は持っていない。

それ以下やそれ以上だと日中戦争や軍拡競争のリスクがあるが、中国と対等の戦力なら、日本から
中国に戦争する事もないし中国が日本へ戦争をしかける事もない。なぜなら対等だからこそ
戦争すれば共倒れになる事は両国とも理解しているからである。

それでも中国は過剰な軍拡を続けるかも
しれないが、それならそれで日本も対等の戦力にすれば良いだけの話である。中国が過剰な
軍拡をやっても経済や財政が持たない事は中国の指導者達も理解しているだろうし
それで独裁政権が崩壊したら軍拡の意味がない事も理解している筈だ。

中国は西側諸国の最新兵器を入手する事は基本的に出来ないし(技術を盗む事は出来るが)
自国だけで開発するしかないが、すべて国産にするには莫大な金もかかる。そして技術力がなけ
ればそもそも武器開発をする事も出来ない。一方で日本はいろんな最新兵器を海外から入手する
事も可能だし技術力がある。それを中国も理解しているから日本がきちんとやるべき事さえ
やっていれば中国も無茶な事はやらなくなるのである。その辺のところをもっと
日本の政治家は戦略的になって考えるべきだ。

本当に情けない限りだが軍事における言葉遊びに近い平和ボケの議論が国会で続く背景には
強大なアメリカ軍が日本に駐留しているからでもある。アメリカがいるから大丈夫だという根底が
あるからこんな緩い議論しか出来ないのだろう。本当に情けない限りである。

ちなみに自衛隊が実力組織というのも訳のわからない言葉だ。実力と言われて何の実力か説明
できる人が政治家や学者にいるだろうか?おそらくいないだろう。だからこそこういう言葉遊びは
いい加減にしてほしいものである。

話を元に戻すが防衛費という名前はあくまでも日本の自衛隊は軍隊ではないからという
建前からきているのにすぎない。世界のほぼすべての国は防衛費などという言葉ではなく
軍事費が一般的だ。

防衛費や実力組織というインチキ用語まで作って
自衛隊を子供に説明のできない組織にしている事
を政治家や学者達は反省すべきである!