正直言うと石原環境相は好きな政治家ではない。今回の発言もそうだったが
言葉が軽すぎるし彼の政治姿勢はどうも僕には中途半端に見えるからだ。
正直、総理大臣にならなくて良かったと思える。多分この人俺のように
軽い人間なんだと思う。(笑)
ただ今回の失言で彼を辞めさせろとは思わない。むしろ叩かれた中で
どれだけ仕事をやれるかを見たい。まぁこれで駄目ならもう総理になる夢も
あきらめて引退した方がよい…それくらいの覚悟でやってほしい。
誤解されないように書いとくと別に今回の発言を擁護している訳ではない。
本当に無神経な発言だったと思う。だからこそ
むしろ今回の事で彼の本音がわかって良かったのではないか?と思う。
その上で仕事を見ればよいのだから逆にすっきりする。どんな立派な大臣でも
本音はどう思っているかわからんからね。
しっかりやってもし駄目なところがあれば徹底的に指摘していけば
もしかしたら人間的にも成長するし良い仕事をするかもしれない。
そういう気持ちで野党やマスコミは遠慮なく叩いてほしい。
僕は軽すぎる人は好きではないがこれは性格とか環境からきているものだと
考えているから徹底的に叩けばもしかしたら成長して立派な政治家になるかもしれないと
考えている。人間地獄を経験すれば変わるものだからね。
そんな奴の為に税金払いたくないという人もいるかもしれないが政治家を育てる為と
思えばしょうがない。日本のように政治家の地位が他の国に比べて小さいと
有望な人材が政治に行かないのでこれは致し方ない出費だと僕個人としては
考えている。
アメリカの選挙は大統領選挙を中心に誹謗中傷が多いがその自由な論戦の中で
その人の性格や人格がわかって投票の参考にもなって非常にわかりやすい。
そして論戦によってその人のリベート能力も上がります。
だからこそアメリカの政治家は基本的に強いですし演説が巧いです。
まぁだからこそ日本は昔から米国の外圧に屈してきたのです。悲しい事ですが…。
一方で軽すぎる人よりも嫌いなのが調子の良い事ばかりしか言わない政治家。
出来もしないのに出来ると平気で言う政治家です。象徴的なのが我が国
民主党の初代総理のあの人ですよね。
あの人は実は僕が生で唯一演説を聞いた事がある人なのですが(僕の住んでる地方にきた)、
まぁたしかに言ってる事は国民受けする良いものでした。(民主党には一度も投票してませんが)
ですがいざ政権の座につくと、ろくな改革も出来ずやった事
といえばただ借金を倍増しただけ。挙句の果てには普天間問題で沖縄を怒らせて
総理を辞めてしまいました。
僕はあの時、なぜ民主党が解散総選挙を選択しなかったのか?と考えましたね。あそこで
逃げずに選挙を戦えばたとえ負けたとしても、党としてもっと発展できたのではないかと思います。
だが民主党はその選択をせずひたすら自分達の理想主義に走ってだらだらと
政権にしがみついていた。
その後、結局政権の座から降りる事になりますが、下野した今でもその体質は変わりません。
これでは党勢拡大も出来る筈がない。
一方で今の安倍首相も第一次安倍内閣で大きな失敗をして退陣しました。あの時は政治家や
メディアからぼろ糞に批判された事を今でも覚えています。そこから考えるとよくまた
総理に返り咲いたなと思います。
あれだけボロ糞に叩かれた総理がここまでのし上ったのですから今の第二次安倍内閣は
はっきりいって強い。だからこそ良いこともやれば悪いこともする。
左翼や護憲派、一部の保守派や反安倍派は所詮、お坊ちゃん総理とどこか舐めていますよね?
これはちょっと認識不足ではないでしょうか?
正直、野党が弱いのは話にならないし日本の政治にとって良くない。
今の安倍政権への批判は野党もマスメディアもはっきりいって幼稚なレベルだ。
戦争が出来る国だとかヒトラーの再来だとか、普通の国でもやっている事をただの中傷レベルで
反論しても安倍政権は痛くも痒くもないだろう。批判の為の批判なんてはっきりいって意味がない。
安倍政権の新自由主義的な政策や成長戦略の欠如とかいろいろ言える事があるだろ。
いんちき河野談話を見直すべきだとか、税制を抜本的に見直すべきだとかね。
さらにいえば安倍政権に対峙する為にはきちんとした対案がなければ駄目だ。
福祉にお金を回せば景気が回復するだとか、無茶な要求をしている相手に
話し合えば解決できるだとかそんな理想だけで政治を追求するのはそろそろ卒業してもらいたい。
日本の政治家もそろそろ政策で勝負してほしい。口先ではなく。
一党だけの政治ではかえって政治を腐らせるだけだ。野党の奮起を期待する。
その為にも今の政治家は勇気をもって批判を恐れず本音で勝負してほしい。