孤島の迷宮

日本国の自由と繁栄を願うブログ

どちらも噛み合わない議論だった

2014-06-12 13:40:21 | 政治
「首相答弁、自己陶酔に始終」民主・松原国対委員長(朝日新聞) - goo ニュース

率直にいって昨日の党首討論は集団的自衛権の行使をやりたい
安倍首相とやりたくない海江田代表の言い合いで正直にいって本質的な
議論ができたか?といえばできていないというのが現状だろう。

総理は集団的自衛権の具体例より自衛権が本当はどうあるべきか?という
ところと今の憲法解釈の矛盾についてをきっちり説明するべきだと思う。

だがやっぱりひどいのは民主党側で党内で議論が定まってないのに
ただの感情論で攻めるのは政治家としていかがなものかと思ってしまう。
これでは政権担当能力がないと証明したようなものだ。

護憲派による集団的自衛権に関する拡大解釈

2014-06-12 03:30:00 | 政治
党首討論 民主は平和確保の具体策示せ(読売新聞) - goo ニュース

そもそも今の日本国憲法は既に解釈改憲が行われている。
だからこそ、その他の戦力である筈の自衛隊が一応存在できる事に
なっている。それでいて米軍も日本に駐留しているのに
自衛権が集団と個別に分けられている状況は外国から見たら
極めて奇妙な体制だと思うに違いない。

今回の解釈の変更はその分かれている自衛権をきちんと明確に
正すだけの事。これは別に憲法改正をする必要もない。

重要なのはその新たな憲法解釈の下でしっかりとした法整備をする事だ。
アメリカ追随ではない日本の独立性を担保した集団的自衛権の在り方を
記す必要があります。

憲法改正が王道だとする護憲派や解釈改憲反対派がそう訴えるのなら今までの解釈改憲について
(自衛権や自衛隊の存在)の明確な説明をするべきである。
本来なら自衛隊すら持てなかったのをなぜ持つ事になったのか?なぜ自衛隊は合憲なのか?
そしてなぜ米軍が日本に駐留し続けて良いのか?を明確にね。その上で
今の憲法解釈が本当に正しいと言えるのか?そこははっきりさせてもらわないと
議論も成立しない。

個別的自衛権で出来るだとか米軍と自衛隊との作戦行動をあたかも否定するような
論調ははっきりいって今の日本の防衛体制を説明できないし論理矛盾があるので
こんな説明はそろそろやめていただきたいですね。これこそ逃げの論理です。

自衛隊が米軍と一緒に行動するのが嫌ならそれこそ護憲派や解釈改憲反対派は堂々と
米軍基地の全撤廃を訴えるべきだろう。と同時に自衛隊もレスキュー隊にすべきだと
訴えるべきである。そうでなければ安倍政権を批判はできない。だってそうだろう?
今の憲法だって解釈で運用されているのだから。その憲法下で自衛隊も米軍も日本にいる。
それで集団は駄目で個別ならいいという話はあきらかに間違った論理で子供にも説明できない話だ。

やれ戦争ができる国だの徴兵制だの馬鹿のひとつ覚えに拡大解釈して
批判する政治家や評論家はそれこそ平和外交とやらの具体的
道筋も合わせて語るべきです。