NPO法人 地域福祉協会

清掃事業  森林事業(植栽・剪定)

糖質制限食についての研究。

2015-11-27 | コラム

糖質制限食を唱導する論者は

イヌイットの方々が

肉食である事実を挙げ

糖質食が普遍的でないという。

 

 

しかし

ニューギニア原住民は

タロイモが主食であり

その時点で

普遍性はない。

 

日本の在来種という観点から言えば

小麦も米も

中東、インドの外来種であり

身土不二というなら

主食たり得ない。

 

ぼくの仮説では

縄文時代と

その食生活を継承していると思われるアイヌ人の食生活が

参考にすべき型だと思われる。

 

食生活は

個人的で相対的だとしても

やはり

何らかの型を欲するのが

人の常である。

 

食については

その土地に植生する樹木及び草の実(子房)

並びに沿岸、河川で採集される魚貝、海藻を食すのが良いと思う。

 

日本は

基本的に東南アジアの

温帯であり

島国なので

基本は魚食の民でいいと思う。

 

つまり

河川を泳ぐシャケやアユ(河川で一網打尽にするシステム)

沿岸の貝などを主食にし

冬期は

くるみ、クリ、コナラ、スダジイなどのドングリで過ごし

たまに

クマイチゴ、アキグミ、クワ、ビワ、ナツハゼ、ミカン、カキ等の実を食し

サトイモ、ヤマイモ等を栽培するという

縄文的な採集、畑作文明を型とすべきでしょう。

 

何れにしましても

穀物は

ハレの日に

神と頂く特別なものであり

普段だわだわと食するものではありません。

 

その意味では

糖質制限食は正しいと思います。

 

ぼくは

魚貝類と木の実(果実・子房)を

主食にすれば良いと思います(米や小麦は要りません)。


イワシ(煮干)やスルメ

干し柿などの乾物、塩乾物が

ベストです。



高橋研究員(栄養士)