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空をみるひと

そらをみながら あるいていこう なんでもない ひとであろう …日々や旅、街や自然、季節や未来をみつめるBLOGです

ピースガーデン日記2 ~空梅雨と、畑の水やりと、キッチンガーデン・エコハウス構想

2005-06-28 | LearnTheFlowers 自然・農
僕の小さな畑、「ピースガーデン」は、家から離れている。
自転車で10分、車だと5分。

水やり、そして水を運ぶのが一番大変。
5メータ四方の畑に潅水するにも、それなりに沢山の水が要るもの。

敷地内に大きなポリバケツを3つ設置してみたけれど、
すぐに使ってしまうし、バケツが満水になるほどの雨は降らないから、
どうしても水を運ぶ必要が。

風呂の残り湯を20リットル入りポリタンクに詰める。
自転車で運べる重さじゃないから、車を使ったり。

…“非エコ”?

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去年の6月、講演会を聴きに行った。
「パーマカルチャー」の創始者のひとり、デイヴィッド・ホルムグレン氏

講演の後、手を上げて、質問させてもらった。

「潅水システムについて。
スウェイル・水タンクから畑へはどうやって?
…手運び? 機械も使う? 
それは、人力・自然エネルギーでですか?動力・エネルギーを使いますか?」

答は、

「ポンプ、モーター、スプリンクラー等を使っている。」

全てを人力・重力・太陽光発電でまかなっているわけではないらしい。
そのエネルギー源に石油などを使っているかどうかは、はっきり聞けなかったけれど。

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とにかく。

今年も、畑の水やりには、苦労するなあ。

しばらく畑に行けない間に、真夏のような太陽が照り付けると、どこにいても畑が気になる。

日照りが続くと、雨乞いしたくもなる。

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畑は、家にあるのが一番だなあ。

キッチンのドアを開けるとハーブや野菜、果物…なんて、最高じゃないか。

それに、水やりも簡単。
生活廃水を、すぐに畑に持っていける。
配管を改造すれば、キッチンや、シャワールームの廃水をそのまま戸外のタンクへ溜めて、潅水などに再度使うことも可。

そしたら、洗剤はなるべく使わず、バイオディグレータブルな(生分解性の)もの、無害・自然なもの(酢や重曹など…)に完全移行だな。

そしたら、トイレも、ひとつ、コンポスト・トイレにしてみたいなあ…。

前に訪ねた、京都の着物の先生。
“離れ”のトイレをひとつを、あえて「汲み取り式」にしていると自慢してたなあ…。
(…この話は、とってもイイので、いずれの機会に譲ろう…)

…と、なんだか、構想(空想?妄想?)ばかり広がって…

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話を戻す。

そうそう。

今年の空梅雨と、このところの暑さのせいだ。

梅雨には雨が降ってもらわないと、僕は、困る。

自然は、僕の言う通りになんか、ならないんだけれど。

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そう。

そうなんだ。

自然には、自然でいてもらわないと。

本当に、困る。

昔から変わらない四季の営みがあって、季節きせつの恵みが、美しさがある。

そして、その「自然の妙なる調べ」は、これからも変わらないでほしいもの…。

「沈黙の春」なんて、絶対、ヤだね!!!

春には「春の調べ」を!!!

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そう願ったら。

せめて、自分自身は、日々、出来るだけ、自然に逆らわずに、自然に寄り添って、暮らしていこう、っと。

改めて、思い返した。

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夜。

少しだけ雨が降って、少し嬉しい。

谷中で蕎麦を食って、隣町でウィスキーを飲んで、ますますイイ気分。

自転車で風を切ると、けっこう涼しい。

いい夜だ。

と。

家の近くの居酒屋のオヤジさんが、徳用焼酎のペットボトルをゴミ袋に入れて、歩いているのに遭遇。
ゴミ置き場まで、静かに、後をつける。
2袋、20個ほどもあるじゃないか。
全部もらってきた。

いい夜だ!!!

このボトルなら自転車のカゴに積める。
これで、人力で畑まで、水を運べる。
何度も往復すれば、その分、CO2削減。
(前にこのBLOGでも書いたけれど、僕は、僕個人のCO2排出量を15%削減したいのです
僕もたくさん汗をかいて、その分、スッキリするかな?

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ええっと。

何の話だっけ???

そうそう。

空梅雨と、畑の水やりと、キッチンガーデン・エコハウス化構想と、宝焼酎の空ペットボトルのお話。


ピース!!! 



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「ピースガーデン日記」シリーズ:

ピースガーデン日記 序 ① 僕と農と、「ピースガーデン」までの経緯
ピースガーデン日記 序 ② ピースな畑のデザイン概説

ピースガーデン日記2005 1 9をまくひと
ピースガーデン日記2005 2 空梅雨と、畑の水やりと、キッチンガーデン・エコハウス構想
大暑2005 ~ピースガーデン日記2005 3 暑中見舞い
ピースガーデン日記2005 4 初冬2005 落葉の季節は畑へ

ピースガーデン日記2006 1 春の訪れに寄せて…
ピースガーデン日記2006 2 春、畑の準備と種まき
ピースガーデン日記2006 3 立夏2006、または、月の満ちる頃
ピースガーデン日記2006 4 雨の卯月…
ピースガーデン日記2006 5 新月だから…




ピースガーデン日記1 ~9をまくひと

2005-06-24 | LearnTheFlowers 自然・農
「夏至の前の晩に種を蒔くと、よく育つ」…とは、北欧の言い伝え。

日本では、種まき適期はまた違うだろうけれど、
とにかく、僕も、蒔いてみた。

ピースへの祈りを込めて。

なんて、偉そうなことは言わずとも。

パーマカルチャーの「ハーブスパイラル」の変形版。

「9スパイラル」。

“9の種”が、僕のところにも、届いたから。



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追記:

この文章を、あやちゃんと、9LOVEピースと、ピースフルネスを求めるみんなに捧げます。

参考:

『9をまく』
続:「一わんからピースフルネスを」



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「ピースガーデン日記」シリーズ:

ピースガーデン日記 序 ① 僕と農と、「ピースガーデン」までの経緯
ピースガーデン日記 序 ② ピースな畑のデザイン概説

ピースガーデン日記2005 1 9をまくひと
ピースガーデン日記2005 2 空梅雨と、畑の水やりと、キッチンガーデン・エコハウス構想
大暑2005 ~ピースガーデン日記2005 3 暑中見舞い
ピースガーデン日記2005 4 初冬2005 落葉の季節は畑へ

ピースガーデン日記2006 1 春の訪れに寄せて…
ピースガーデン日記2006 2 春、畑の準備と種まき
ピースガーデン日記2006 3 立夏2006、または、月の満ちる頃
ピースガーデン日記2006 4 雨の卯月…
ピースガーデン日記2006 5 新月だから…




自然 Zi-Nen ~新年のごあいさつ

2005-01-06 | LearnTheFlowers 自然・農
あけましておめでとうございます。

旧年中は、このBLOGにお付き合い頂き、ありがとうございました。

2005年も、皆さんにとって、僕にとって、そして他の生き物、生きていないもの、地球や宇宙にとって、また良い年でありますように、お祈りしつつ歩いて参ります。

“オレ日記”的になりがちなBlogという場ではありますが、
訪ねてくださる皆さんにとっても、楽しく過ごせる場になればいいなあ、と願っています。

今後とも、のんびりとお付き合い下さい。


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    自 然  


        平成十七年
            元旦

              空

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しばらく続けている、年頭の書初め。

去年は、「一歩」と。

今年は、「自然」と。

…ちょっとカッコつけて、じねん、と読むことにします。

2005年は、コレで参ります。


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2004年はいろいろあった。
清水寺の“2004年の一文字”は、災、だった。
夏の猛暑、台風、クマ災難、大地震、津波…
天災はしかたないけれど、人災といえるものも多いのでは?
美しい景色は失われ、石油も、水も心配で。
平和も遠くなっていくような。
ヒトの心の荒廃も社会にあらわれてきた。
生まれてくる子供たちに明日はあるのか…?
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僕らは、改めて、“自然”に学んでいかなきゃ。

経済とか、損得とか、生活防衛とか、「勝ち組み・負け組み」とか、そういうことから離れて、
この星の上に、もう一度、裸で立ってみたい。

僕らを取り囲む事柄やモノやヒトや場所を、もう一度見つめ直してみたい。

この星には悲しみも多いけど、
それでも、

「この世界は美しい」

と言いたいな。

そして、しぜんに、あるべきように、あるべき場所へと向かっていきたいもの。

…“おのずから、しかり”の境地へ…

日々の暮らしの中、旅の空の下山道の上波の上お茶の稽古居合の稽古
そうした中で、度々僕の心にやってきたのは、この二文字だった。

模様は美しく移り変わり、太陽が巡る。
川は海へと流れ、また雲になり雨になり、
山に木々・生き物

茶は“あるべきように”
剣も、「心を澄まし、胆を練り、自然の勝を得るを要す」

日々の暮らしも、またしかり。

自然。
Live our nature.

2005年のこの東京でも、出来ることだと思う。

だ。

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言うは易し、行うは難し。
でも、年の初めに、せめて志は高く、
あとあとの自分が読むように、書き留めておくことにします。

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このBLOGもそんな感じで。

そして、なにより、楽しく!!!

のんびり、かつガッツリ参ります。

どうぞよろしくお願い致します。


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画像:雪の降った翌朝を狙い、ヒトの足跡のない山を歩いて、富士山を観に。高川山。

ちいさな自分、という喜び ~ Patagonia社の広告

2004-11-07 | LearnTheFlowers 自然・農
目白駅のホームの、いつもの場所。
目の前の広告板に、Patagonia目白店の広告が出ていた。

スイスアルプス。
真っ白な世界に、ヒトがポツンと見える。
断崖。
滝のように流れ落ちる雪煙と一緒に、
滑り降りるスキーヤー。

コピーが一言:

rejoice in your smallness

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「ちいさな自分、という喜び」。

Small is beautiful的なこの言葉。

ここでは、雪のフィールドに対する、自分という存在の小ささ。

逆にいうと、「おおいなる自然への賛美」。

僕らを包むおおきな自然への畏敬の気持ち。
大自然の只中にある自分、という喜び。

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これって、経験した人しか解からないことだ。
特大サイズの広告写真を見たって、
考えたって、言葉を並べてみたって、
その感覚はを本当に知ることは出来ない。

自分自身が、体ごと大自然にのぞまないと。

だから、人という動物は、特に街に暮らす僕たちは、
出来るだけ、大自然と触れる機会をつくるのがいいんだと思う。

...city...country...city...country...city...

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「大自然へのおそれ」ということを、
僕たちは、今年、沢山の大きな台風や、大地震というかたちで、思い知らされた。

これは、確かに「自然災害」。
でも、その原因をたどると、ヒトとその経済生活が。

「ちいさな」存在であったはずのヒトという生き物の暮らしが、もはや「大」自然の方に、大いに影響してる。

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ぼくらは、再び、「ちいさな」存在になって、おおきな自然と寄り添って暮らしていくことが出来るだろうか?

…できるよ…
…そうしたいし…

なんて、電車に揺られながら、考えていました。

11/7…立冬だ。



追記:

Patagonia直営店では、「スピーカー・シリーズ」と題する講演会が不定期で開かれています。
ハードコアなアウドア・アスリートや、環境保護運動の担い手など、“大自然”に触れた人たちが、その経験とそこから得たことについて語ります。
僕もチョコチョコ聞きに行ってます。
その大自然そのものは、行ってない僕にはわかりようがないとも言えるけれど、“大自然に触れたヒトの口から出る言葉”には、グッとくる何かを感じるもの。

僕も、このブログで「自然」や、いろんな考えについて書くことが多いけれど、体験に基づいて、“足で書く”ことを心がけています。

ちなみに、昨夜は渋谷店で「C.W.ニコルからの緊急提言 ~ 極東ロシアの森林開発計画と日本の果たす役割 ~ 」。都合で行けずに残念!
秋冬のカタログにも、そのことについてのエッセイがあったのを読むことに。

Pataogniaカタログの「環境エッセイ」も勉強になる。
数年前の、「これからの100年」(創設者:イヴォン・シュイナード氏による)というのは素晴らしかったなあ。

What a fine day! ~地球の上に生きる

2004-10-15 | LearnTheFlowers 自然・農
なんていい天気!
こんな朝には、自転車を走らせて、君の部屋へ急ごう

どこへだっていいさ
どっか遠くへ行かないか?

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…ってな訳には行かず、朝早くから仕事。
でも、おかげで、久々の青空を見上げる。

So clear and bright!

世界がキラキラしてる。

気分イイね。

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植物が育つためには、
早朝から午前中の日光を浴びることが大切だと聞いた。
前の家の狭い庭にキッチンガーデンを作った。
路地裏だったので10時半から11時半の間しか直射日光が当たらなかった。
生育もイマイチ。
可哀想なので、プランタに植え替えて、2階の物干し台へ。
スクスク育った。

人間も同じ?

雨続きの後の、美しい朝の、透明な日の光。
僕の肌を優しく照らして、体の中から元気にしてくれる。
そんな気が。

そうか、「エネルギー」って、全ては、太陽から!
僕らの元気もそう。
石油だってそう、太陽の光を浴びた植物が化石になって何万年分の太陽エネルギーを蓄えたもの。

***
おはよう お日さま!
またお会いしましたね!
待っていたんです!
いつも変わらぬお日さま!
バンザイ!
***
(『地球の上に生きる』より)

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午後にはお外へ出るので楽しみ。
「秋の空」も今日はもつだろ?

みなさんも、Have a fine day!!!

---



地球の上に生きる

草思社

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秋雨が…

2004-10-04 | LearnTheFlowers 自然・農
シトシト、シトシト。

雨音を聴きながら、一日を過ごす。
寝袋から這い出したら、ひとりお茶を一服点ててみる。
午後には少し本を読んで、Blogの記事を書き直したり。
夕方、はじめて表へ出る。

ヒンヤリとした空気。
傘は差さず、ウィンドブレーカのフードをかぶって歩く。
立ち止まって、フードを脱ぐ。

…秋雨が運んできたのは、雨の便り…

ゆっくり深く、息を吸う。
もう一度、鼻から吸って、鼻から吐く。
もう一度。

…今年最初の金木犀の香りが、僕の鼻をくすぐった…

…ゆっくりと深まっていく秋が、僕の胸に届いた…

もう10月?
まだ10月?

フードをかぶり直したら、いつもの道を、歩いていく。

シトシト、シトシト。

巨樹巡礼 1 霧降マックラ滝にて

2004-08-14 | LearnTheFlowers 自然・農
霧降高原、マックラ滝の脇に、大きな木が立っていた。

屋久島の縄文杉にも引けを取らない威厳と静かな佇まいに、
思わず、呟く。

「お会いできて光栄です。」

巨木との出会いというのは、なんだか、いつも、なんかこう、厳かな、敬虔な気持にさせられるもの。

勢いよく流れ落ちる滝からのしスプレーを浴び続けて、
ビッシリと苔むした幹に、そっと触ってみる。

顔も体もビッショリ濡れながら、
しばらく、ただ黙って、そこにそうしていた。

大江戸打ち水大作戦

2004-08-07 | LearnTheFlowers 自然・農



大江戸打ち水大作戦

友人がメールで教えてくれた。
ステキな残暑見舞い。

江戸の昔の知恵に倣って、東京を冷やせ!

*打ち水に使うその水は、原則「二次利用水」、つまりリユーズとのこと。

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因みに、この日曜は、浴衣を着て、谷中の友人宅へ。
下町散策に花火見物。
江戸の夏の宵を楽しむつもり…。

"Learn The Flowers" とは?

2004-08-04 | LearnTheFlowers 自然・農
"Stay Together, Learn The Flowers, Go light."

これは僕の師、、Gary Snyder の詩の一節。

「花々に学びなさい」とのメッセージにどう答えるか。

このカテゴリでは、そんなことを書いていきます。

具体的には、
自然の風物について。
植物や野菜、オーガニック家庭菜園との付き合いのこと。
山や海、街の道端で出会う生き物たちとのこと
…そうした事物から学ぶことを書いていくつもり。