キチガイにつける薬

ときどき気ままなジャンル未定

たかが糊、されど糊

2015-02-28 18:39:22 | 日記
『ポストイット』とは3Mの商標です。

一般名称は『付箋紙』ですかね。

先日、使用に際して、ふと思いました。繰り返し貼ったり剥がしたりできるのは
何となくわかる気がします。しかし何枚も積み重なった付箋紙から、

 『何故いちばん上の一枚だけが剥がれてくるのだろう?』

横ズレに対しては強固な忍耐力を発揮する一方、縦ズレ?に対しては無防備。
なんて素晴らしいアイデアと技術なんでしょう。

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ところでクラレの商標である『マジックテープ』、


それと同等の機能を持つものとして『ベルクロテープ (VELCRO TAPE) 』があります。

こちらはVELCROの商標。いわゆる♂と♀の組み合わせによって簡単には動かない。

自分が感嘆しているポイントは、その強固な組み合わせじゃないんです。それらを
裏で支えている『両面テープ』です。

ベルクロで半固定しているの物は必要に応じて付け外しますが、そのとき両面テープが
一緒に剥がれてはダメです。でもベルクロの固定箇所を変えたいときはどうしましょ?

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具体的にはカホン側面にベルクロで取り外しできるカスタネット&ジングルがありまして、

これを少しだけ、5mmほど下へズラしたかったのです。

強靭な固定力を持つベルクロに負けない粘着力(→"粘着"という表現は不適切か?後談)
の両面テープです。それを剥がしたら美しい木目がバリバリとササクレ立つに違いないと
変な確信がありました。だけど自分以外は誰も気にしない側面の見た目が悪くなることと、
演奏に有利となるジングル位置の変更を天秤にかけたところ、あっさり後者が勝ちました。

慎重に慎重を重ねて作業を開始します。ベルクロを固定している両面テープの端とカホン
本体の間に薄刃カッターを入れて隙間を作り、僅かに浮いた両面テープを指先につまんで
剥がす方向に力を入れた瞬間、一気に『バリッ!』と全面が剥がれました。木目に異常が
ないどころか、両面テープも再利用できるほど良好な状態が維持されている。

どこの会社ですか、絶対に剥がれないのに綺麗に剥がれる両面テープを作っているのは?
いい仕事してる高分子化学。

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