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雪組公演『星逢一夜』

2015-07-26 | 宝塚
雪組公演『星逢一夜・La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』
観てきました。


とてもいいお話、いいお芝居を観たという思いが二日たった今日も感じます。

相手を思いやる気持ちや、誰かのために、
そんな思いがあふれていて、
それでもどうにもならなくて、
悪い人はいないとの言葉通り。


あと、状況説明をセリフでしていない、というのでしょうか、
うまく言えないけれど、
会話で状況が分かる
何もかもがすっと、心に入ってくるのです。

泣けて、一緒に行った友人ともども、休憩になってもしばらく動けませんでした。


ちぎちゃんの天野晴興は、
子どもらしい幼少期の紀之介から、
武士として成長していく様子が、
意欲と苦悩と、とてもよかったです。

きっと一番幸せな時代が、あの櫓に行けた日々だったんだろうなと、
見ている間も、そして今でも思えるのです。



だいもんの源太。
紀之介の良き友であり、紀之介の気持ちも泉の気持ちもよくわかっていて、
住む世界の違いから、それぞれに幸せになろうとしたのに、
あんなふうになってしまって・・・


紀之介と源太と泉が、7年ぶりに再会して、
「嫁に・・・」の場面で、三人それぞれの思いに泣けてきて、
一揆のところでの晴興と源太の一騎打ち・・もう・・・・・


櫓での晴興と泉。
ここでまた、二人の気持ちが二人だけのものじゃなくて・・・

ラストの子どもの三人に、あの時代にはもう、戻れないことにまた泣かされました。


NOW ON~も久しぶりに視聴予約を入れて見ました。

一揆前の雨の中、泉と子どもたちを外に出したあとの、
「子どもたちをみていろといっただろ。」でしたか、
お父さん!と思ったのでした。


子どもたちの中に大ちゃんやキング、咲ちゃんがいて、面白いなと思った(大きいから)のだけど、
そのまま大人になり、対決する悲しさが、大きくなるんですね。
子どもたちのお芝居、しぐさがそれぞれかわいくて、
でもきっと見逃してるところもあるんだな・・・

上田先生、どこかで子どもたちの様子を見てらしたのでしょうね。


せしちゃんの貴姫。きれいでした。
最初ちょっと「田舎の侍」と見ているところがあるんだけど、
あの短い場面で、晴興のことを思っていることがわかります。


泣きなさいと言われているお芝居ではなく、
つらくて悲しすぎる涙とも少し違うような、
静かに流れる涙の物語というのでしょうか。
うまく言えないけれど、観られてよかったです。


休憩で「よかったね・・」と涙拭きながら話していたら、
舞台上ではセットが変わり
「ラ エスメラルダ」の文字が!!

「カタカナ~」と思わず言ってしまいました。

NOW ONでの話の通り、斎藤先生の思惑?策略?でしょうか。   




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