私のお気に入り宝箱

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渚にて

2009-08-01 | テレビ・映画
お昼にしていた映画『渚にて』goo映画

原作を読んで感想をと思っていたけれど、
そのままになっていました。
第三次世界大戦で放射能で汚染された地球。
オーストラリアはまだその被害が来ていなくて、
アメリカの潜水艦の艦長ドワイト・タワーズ、
彼とオーストラリアで出会う女性モイラ、
ピーター&メアリー・ホームズ少佐夫妻、
モイラのいとこで科学仕官オズボーン・・・達。

本を読んだときは結構重くて、再読する気にはならなかったのだけれど、
後書きにも書いてあったし、見ました。

モノクロ映画で、空や海の青さはわからないけれど、
それが本を読んだときに感じた、迫ってくるものを静かに表しているようでした。

迫ってくる恐怖の中、何事もなく生活する人たち
それなりに準備をして
でもここだけは、何も起こらないという人たち・・。

そんな風に過ごせるのだろうかと、読んでいるときは思ったのです。
私の想像の中だけでなく、映像としてみると
そう言うこともありかも知れないのかな・・とおもいました。
いえ、絶対にあっては欲しくないことです。


レーサーにあこがれて、レーサーとして優勝することができたオズボーンを、
F・アステアが演じていました。
踊らないアステアをみるのは初めてかもしれません。


アメリカ沿岸に向かった潜水艦からそこが故郷の乗組員スエインが抜け出して
一人ボートをこいで戻っていく姿・・
誰もいない筈の所から届くモールス信号をたどっていくと、
風で機械が揺れて信号を届けている・・

これを映画好きの父も覚えていて、昔観たと言っていました。

最後のシーンで
“兄弟よ、まだ遅くはない”だったか、横断幕が
誰もいない通りにかかっているのが映って、
それは現代にも通じるんじゃないかなあ・・と思わせるものでした。
コメント
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