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『蜘蛛女のキス』観てきました。

2007-11-18 | 朝海ひかるさん
今日はもう千秋楽ですが、
『蜘蛛女のキス』を観てきました。


客席にはいると、もう緞帳は上がっていました。
開演前から舞台全体が見える事がわかったのですが、
三階席からはやはり、遠かったです

コムちゃんの舞台は、大劇場での退団公演以来。
オ-ロラも蜘蛛女も美しく、不思議な存在で、
ダンスもきれいで、歌も耳に心地よく響いてきました。

表情が観たいからオペラグラスは手放せなかったけれど、
あの舞台上でのダンスも観たいし、
ちょこちょこ怪しい動きをしてしまったかも知れません。
 

男性出演の舞台は何年ぶりかというほど、久しぶりで、
石井さん浦井さんを観るのは初めて。
歌のうまさに、踊りに感動しました。

石井さんのモリーナはポスターよりももっと女性らしい外見で、
言葉・台詞もあったからか、
ちょっとした動き、後ろ向いて腰をかがめる姿も女性でした。
二幕終わりの、お母さんとの結果的には別れの場面からラストにむかって・・
そこがつらかった・・・。

浦井さんのヴァレンティンは、
だんだんヴァレンティンに心を開いていくけれど、
どこかさめてる(うーん、違うかも)ように思っていたら、
プログラムに浦井さん自身、
“モリーナに対する気持ちに疑問ややりきれなさが残る”ともあるので、
それはそれでいいのかな。

ダンサーとしてコムちゃんの周りで踊る皆さんの、
ジャンプのあとの着地をはじめ、足音がしないことに、
靴のせいかもしれないけれど、びっくりもしてしまい、
どの場面だったか、コムちゃんのヒールの
コツコツという靴音だけが響いたのが、印象的でした。

そしてコムちゃんのオーロラと蜘蛛女。

スカステのお稽古場で観た場面の高いリフトも、
衣装を付けて舞台上で観るとまた、きれいでした。
頭上でキープの姿勢が、ほんとに美しい。

 宝塚の男役さんが娘薬さんをリフトというのも
 すごいことでですねえ・・・・・。

言葉だけで読んでいて、
絶対見逃せないと思っていた“映画少年だったモリーナから蜘蛛女へ”
足をぶらぶらさせて、口をぽかんとしていた少年モリーナが、
こちらを向き、表情や動きが蜘蛛女へと変わるところで、
「ほお」と声を出しそうになってしまいました。


ダンスと歌で舞台上にあらわれて、
颯爽と軽やかに踊って、歌うコムちゃんを観て、
前回観たコムちゃんの舞台は、男役だったのに、
この一年スカステやDVDで宝塚退団後も観ていたけど、
女優朝海ひかるさんを違和感なく観られ、良かったなあとも思いました。


最後のご挨拶も拍手してオペラで観て、大忙し。
コムちゃんは“トゥール”をみせてくれました。
 このトゥールをするとき、腕が下がる娘にあのきれいなトゥールを見せたかった。
投げキスもたくさんもらいましたいえ、私だけにじゃないです、もちろん。
コメント (2)
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