面白い日本語と英語の慣用句(イディオム)とことわざ

日本語と英語の慣用句やことわざには、表現や発想がよく似たものがある。
たとえの面白さをいろいろな角度からながめる。

面白い日本語と英語の慣用句(イディオム)とことわざ(488)

2018年03月13日 | 日本語の慣用句、英語の慣用句
href="http://blog.with2.net/link.php?771145">人気ブログランキングへ

40 よく似た英語と日本語の慣用句やことわざ
  
(221)to marrow of one's bone  骨の髄まで

直  訳 骨の髄まで
意  味 徹底的に、完全に、とことん

 「to the marrow」や「to the bone」の形でも使う。日本語の「骨の髄まで」がこれによく対応している。「徹底的に、完全に」という意に英語も日本語も「骨の髄まで」という全く同じ表現を用いている点は注目に値する。
 英語の「died-in-the-wool」「from beginning to end」、「out and out //out-and-out」、「to the core」などや、日本語の「一切合切」、「一部始終」、「生粋の」、「徹頭徹尾」「根っからの」なども近い意を持つ。さらに、以前に投稿した「(416)from a to z  一から十まで」や、拙著で取り上げた「(89)from head to toe  頭のてっぺんからつま先まで」、「(324)with a fine-tooth(ed) comb  シラミつぶしに」なども比較的近い意を持つ。

例  文
 I’m chilled to the marrow of my bones waiting on this platform.(このプラットホームで待っていて我々は骨の髄まで冷えてしまった)

参考例文

 (1)We were chilled to the bone.(我々は骨の髄まで冷えきった)
 (2)He is Japanese to the core.(彼は骨の髄まで日本人です)
 (3)You’ll never get your father to vote for a Communist candidate. He’s a dyed-in-the-wool conservative.(きみのお父さんに、共産党の候補者に投票させようなんて絶対無理だよ。骨の髄まで保守主義者なんだから)
 (4)The cold wind froze me to the marrow.(寒い風で骨の髄まで冷えた)

 このブログの目次は「面白い日本語と英語の慣用句(イディオム)とことわざ(226)」で見ることができます。


コメントを投稿