goo blog サービス終了のお知らせ 

SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

自分で選びたい!

2019-09-16 00:42:37 | ごあいさつ/お知らせ
「犬のココカラ」の新しい記事がアップされています。

大切なことなので、読んでいただけると嬉しいです。

犬も自分で選びたいことがありますよね。
安全や衛生の面で問題のないことを、犬が自分で選んだからと言って
犬に舐められるんじゃないか?なんて心配は無用です。

「犬は舐めちゃいけないの?ニコ、おとーさんやおかーさんペロペロするの好きだよ?」

いいんだよ、好きなだけペロペロしてくれたまえ。

犬の選択を尊重することは、お互いの信頼を強くします。人間同士でもそうですよね。


「ビョーインに行くとか、ごはんの回数とか、日光浴の場所とかも自分で選びたいんだけど」

それは安全や衛生の面で問題のあることばかりだから、ニヤには任せられないんだよ。すまんね。



アメリカでのフィッシュミールの酸化防止剤について訂正

2019-09-13 23:01:50 | 食餌・健康
ドッグフード原材料シリーズを書いていくうちに、原材料一覧に「ミール」と書かれているものについて
詳しく説明しておいたほうが良いだろうと思うことが増え、今までに何度かミールについて取り上げてきました。

その中でフィッシュミールについて「アメリカで流通するものには酸化防止剤として
エトキシキンの使用が義務付けられている」と書いてきましたが、先日資料を見る機会があり
訂正する必要があることがわかりました。

「正確にお伝えしないとね」

現在アメリカに輸入または国内で船舶で輸送されるフィッシュミールには酸化防止剤を使うことが義務付けられています。
使用が認められている酸化防止剤は、エトキシキンまたはBHTまたはトコフェロールベースの酸化防止剤です。
トコフェロールはいわゆるビタミンEで、最後の一つだけが合成酸化防止剤ではないものです。
2018年10月付けの米国政府の資料で上記のように記されており、エトキシキン以外の選択肢が追加されたようです。

つまりアメリカで製造されているペットフードでフィッシュミールが使用されているものには、
原材料一覧には表示されないが、エトキシキンまたはBHTが含まれている場合もあるということになります。
(多分、含まれている場合の方が多い←私見ですが)
アメリカ国産で船舶で輸送されないフィッシュミールについては、この規定の範囲外になります。
このアメリカ国産で船以外の方法で輸送されるフィッシュミールというのは、
養殖魚の頭や中骨などの人間が食べない部分を利用して製造されることが多いそうです。
このような場合は政府が定めた規定はないけれど、フィッシュミールは非常に酸化しやすいので
酸化防止剤としてエトキシキンなど効果の高い合成酸化防止剤が使用されるのは一般的です。

フィッシュミールを酸化防止剤を使用しないで輸送や保管をすることはまず不可能です。
トコフェロール(ビタミンE)ベースの酸化防止剤は安全度は高いけれど効果は落ちると言われています。
製品が酸化してしまった場合の毒性は、使用が許可されている範囲のエトキシキンやBHTよりも危険です。

以下は私が思うところです。
エトキシキンはアメリカだけでなく、日本も含めて多くの国で飼料用の酸化防止剤として
使用が許可されており、完全にシャットアウトすることは難しいでしょう。
これはペットだけでなく、私たち人間もです。
家畜や家禽の飼料、養殖魚の餌などは多くの場合、合成酸化防止剤が使用されているからです。

もちろん、できるだけ摂取する量を少なくすることは大切ですし、
これに代わる安全な酸化防止剤が開発されることは強く望んでいます。

しかし犬も人も、ある程度はこのようなものも体に入ることを考慮して受け入れた上で
健康に留意する方が現実的で建設的な気がします。

毎日体をしっかり動かして代謝を活発に保つことは、体の自浄作用をサポートします。
野菜やハーブには、体に入ってくる化学物質の排出を助けたり体内の酸化を予防する働きもあります。
表示されていて目に見える化学物質はできるだけ避けるようにします。

犬も人も上に挙げたようなことを心がけたら、後はもうあまり細かく考えずにおおらかでいる方が
心と体の両方に良いんじゃないかな。


「でもいっつも細かいこと言ってるのおかーさんだよ」

確かにね(笑)
でもね、知らないで気にしないのと、知った上で気にしないポイントを選ぶのとでは
やっぱり違うと思うんですよ。

最後になりましたが、情報に訂正の必要があったことをお詫び申し上げます。
凹んだり反省したりしていますが、今後も気をつけて行きます😔 

《参考URL》



ニヤの尻尾、ニコの左目

2019-09-11 23:54:52 | ニコとニヤの日常
昨日今日と2日連続で動物病院に行ってまいりました。

昨日はニヤ、病院に行った理由はこれ
「何よ?何かおかしいっていうの?」

おかしい、おかし過ぎる。尻尾がおかしい!

ニヤの尻尾は何を根拠にしているのかわからないけど自信に満ち溢れて
これでもか!ってくらいに天を指しているはずなのに!


「ああ、こういうこと?」

そう、そういうこと。
日曜の夕方に散歩に出た時に「尻尾が下がっている!」と気づいて「え?どうした?」と
家に帰って点検と、用を足す時にも下がったままだったからキレイにしておこうと
尻尾を軽く持ち上げたら「ヒャンッ!」と飛び上がって怒ったので痛いんだなと判断。
なんとなく肛門周りが腫れているようだったので、肛門腺が炎症起こしてるんだろうか?
破裂したら大変だから、月曜日に必ず病院に連れて行こうと決めました。

病院では、肛門腺は溜まってはいたものの異常はなくて、もしかして脊髄か脚の骨か?と
レントゲンも撮ったけれどやっぱり異常なし。
先生が触診したところ、左足の筋肉を触った時に強く反応したらしいので
とりあえず抗炎症と痛み止めのリマディルの注射を打ってもらい、内服薬もいただきました。
でも後ろ足で立ち上がったり、ジャンプしたりはいつも通りにしてたんだけど
気をつけてあまり暴れないようにさせなくては。

そして本日はニコ。

「ニコの左の目が変なんだって〜」

写真で言えば向かって右なんですけれどね。
ちょっとわかりにくいけれど、目ヤニが気になっていたんですよね〜。

目ヤニも乳白色とか茶色っぽいのは大丈夫なのですが、黄色や緑色のはちょっとマズイ。
で、ニコの目ヤニが微妙に緑っぽい気がしたので、病院へ。

ニコの保定係としてオットにも同行してもらいました。
ニコは「おとーさんとおかーさんとニコでお出かけうれし〜」という感じでご機嫌だったのですが
途中で「あ!この道はあの大嫌いな病院への道!」と気づいてしまいピーピー言ってました。

ニコの保定はオットが耳元でムーンリバーを歌うのが定番です。
静かにこっそり歌うんじゃなくて、思い切り歌い上げます。
信じられないかもしれませんが、ニコはこれが一番落ち着くようで、静かになるし体の力も抜けます。

もしかして呆れて脱力してるだけだったりして(笑
何はともあれ、これが一番全員にとってストレスが少ないので、ニコ保定はオット。

これは帰宅後のニコですが、染色液を入れて検査したので毒々しい目になっています。

「何か変なもの入れられて散々だったよ〜」

幸い、目に傷もなく、病気でもなく、軽い感染症ということで抗生剤入りの軟膏を頂いて来ました。

ニヤの尻尾もいつも通りにまた立ち上がり、ニコの目ヤニも1回の薬の塗布できれいになりました。

「だからたいしたことないって言ったのに」「おかーさん大げさだよね〜」

大げさじゃないよ。
どちらもたいしたことじゃなくて良かったけど、ほっとくと悪化してたかもしれないし。

ニコもニヤも1週間お薬を続けますが、多分それでもう大丈夫。



輸入ドッグフードを買う時に気をつけたいこと

2019-09-08 23:43:10 | ドッグフード原材料シリーズ
ドッグフード原材料シリーズで、いろいろなフードをたくさん見ていくうちに気がついたことがあります。

外国からプレミアムフードと呼ばれるこだわりのフードを輸入して日本に販路を作るビジネスは
小規模な商社がかなりたくさん参入して、どこも生き残りをかけて必死な様子が伺えます。

アメリカやカナダで人気がありイメージも安定しているブランドはすでに総代理店が決まっており
新規参入するには、新しいブランドを探して来るしかないんですね。


「ふーん、いろいろあるのね」

「皆さん、よくこんなにいろんなフードをご存知ですごいなあ」というのと
「日本にはなんでこんなにいろんな国の小規模メーカーのフードが溢れてるんだ?」という点に
いつも驚いていたのですが、見ていくうちにだんだんと上のような構図が見えて来ました。

皆さんがいろんなフードの名前を挙げてくださる中には、正規代理店がなくて
販売業者が直接輸入して販売しているものもあります。
いわゆる並行輸入品というやつですね。

並行輸入品は輸送や保管も正規の手続きを踏んでおらず、製品管理は無いに等しいので
日本に正規代理店のないフードは、本国でどんなに評判が良いものでも避けてください。
製造した時点では高品質でも、輸送中や保管中に品質が悪化していては意味がありません。

フードのブランド名で検索をすると、正規代理店のあるものは日本語の公式サイトがあります。
公式サイトに代理店の会社概要などが書かれているので、それを確認してください。

正規代理店として公式サイトを出しているブランドでも、サイトでの製品説明が不十分だったり
書かれている情報がいい加減だったりするものも見受けられます。
代理店になっている会社の規模が小さくて、手が回らないのかもしれないなあと感じるサイトもあります。
並行輸入品よりはマシだと思いますが、公式サイトがあまり頼りにならない会社は
品質管理においてもやっぱり心配があります。

買ってみようかなと思われる輸入フードは、必ず正規代理店があるかどうかを確かめて
日本の公式サイトもチェックしてみてください。


「ふーん、どういうサイトならいいの?」

例えばナチュラルハーベスト の日本総代理店である株式会社バンガードインターナショナルフーズ
ジウィやキアオラ の代理店であるレッドハート株式会社は公式サイトを読めば製品のことが全てわかるくらいに充実しています。

大抵の場合、公式サイトの管理もきちんとできていない会社は「一事が万事」です。
輸入フードを購入する際に気をつけるポイントとして、ちょっと注意してみてくださいね。



ドッグフードの原材料を見てみよう〜ジウィピーク

2019-09-05 23:52:33 | ドッグフード原材料シリーズ
ドッグフード原材料シリーズ、今回はK9ナチュラルと双璧を成す超高級フードのジウィピークです。

え〜、正直言って「もんのすごく素晴らしいです。高いけど。以上」と言いたいところなんですが(笑)
すみません...真面目にやります。


「そーだよ、そんなもんのすごく素晴らしいフードのお話ならマジメにしなきゃだめだよ」

すみません。
ジウィのドライフードはチキン、トライプ&ラム、サバ&ラム、ベニソン、ラム、ビーフの5種類がありますが
ニュージーランドのフードらしいトライプ&ラムを取り上げます。

 
生肉・内臓・魚介類96%(ラムトライプ生肉、ラム生肉、ラムハート生肉、ラムレバー生肉、
ラムラング生肉、ラムキドニー生肉、ニュージーランド緑イ貝、ラムボーン)、

レシチン、イヌリン(チコリ由来)、乾燥海草、

ミネラル類(リン酸二カリウム、硫酸マグネシウム、亜鉛アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、セレン酵母)

海塩、パセリ、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール/ビタミンE)

ビタミン類(E、チアミン硝酸塩、D3、葉酸)

このフードの最大の特徴はタンパク質は動物性のもののみで、それが全体の96%を占めているというところです。
つまりほとんど全部がお肉(または肉と魚)ということですね。

ラムトライプというのは、羊の第4胃のことです。
焼肉の材料の牛で言えば、第1胃はミノ第2胃はハチノス、第3胃はセンマイ、第4胃はギアラです。
人間用のものは茹でて加工されていますが、このフードに使われているトライプは原材料の段階では生です。
胃の内容物である半消化された草も入っており、冷水で洗浄するだけで加工なしで使用されるため
トライプに含まれる各種酵素や乳酸菌などが損失することなく含まれています。

トライプの次に来ているのがラム生肉、筋肉部分よりも内臓肉の方が先に来ているのが出色です。
栄養的にはその方が優れているのですが、もしも筋肉部分の方が多いと価格はもっと高くなっているでしょうね。

その後にハート、レバー、ラング(肺)、キドニー(腎臓)と内臓肉が続きます。
内臓肉には犬が必要とするビタミン類(中でもビタミンB群)が多く含まれています。
ビタミンAやDも含まれています。
このフードが他の製品に比べて、原材料一覧の最後の方に書かれているビタミン類がとても少ないのはそのせいです。
天然のビタミンが含まれているので、添加する必要がないんですね。

緑イ貝は、ムール貝と呼ばれることもある二枚貝です。
関節のサポートをするグルコサミンとコンドロイチンを多く含む他、抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸、
関節を滑らかに動かすのに必要なヒアルロン酸、老化を防ぐ抗酸化物質を多く含むため、
関節炎用サプリにも多く使われます。

さらに天然のミネラル源であるラムボーン(骨)が使われているので、ここまでで栄養的にほぼ完璧ですね。

レシチンは細胞膜を構成する成分で、神経伝達物質であるアセチルコリンを合成するのに必要です。
大豆または卵黄に多く含まれますが、どちら由来のものか書かれていないですね。

イヌリンは水溶性食物繊維です。
腸内でフラクトオリゴ糖に変化するため、腸内細菌叢の栄養源となる優秀なプレバイオティクスです。

乾燥海藻とありますが、英語ではケルプと記載されていますので昆布ですね。
ヨードの摂取源となります。

ミネラル類はどれもアミノ酸と結合させて吸収しやすい加工がされています。

ここで取り上げたのはトライプ&ラムですが、動物性タンパク質の原料となる家畜は皆、放牧で育てられたものです。
チキンの説明にはアニマルウェルフェアの「5つの自由」に基づいて管理された鶏が使われていると書かれています。
人間が管理する全ての動物は「飢えや渇き」「不快」「怪我や病気」「苦痛や恐怖」から自由で
「行動する自由」がなくてはならないというのが「5つの自由」ですが
ペットフードの原材料にこれが保証されているというのは物凄く画期的なことです。

またこの製品の大きな特徴の一つはエアドライ製法。
高温で調理するのではなく、低温でじっくり乾燥させることでアミノ酸の損傷など栄養成分の損失がありません。

ただこの原材料の厳選と、時間をかけた特殊な製法が高価格の理由でもあります。


「ふ〜ん、それで全体的にどうなの?」

全体的にはどう見ても素晴らしいよ。
でも製品の説明として書かれている『本来肉食である彼らが狩りで得る食事に限りなく近いフード』というのは
現代のほとんどの家庭犬にとって狩りで得る食事が本来のものかどうかというと、違うんじゃない?という気もします。
チワワやシーズーが本来ならラムや鹿や牛を狩るか?っていうと、ほら違うでしょう?

価格の点ではK9ナチュラルよりはやや安いです。
日本価格でニコニヤで計算すると、K9なら一月54000円、ジウィなら40000円という感じ。
どっちにしてもうちには無理です(笑

ジウィだけでは価格的に負担が大きいという方のために、日本の代理店が作ったフードがキアオラ です。
ジウィと混ぜて使うのにお勧めのフードです。


450g入りの小袋から販売されているので、特別な時のごはんだとか
トリーツとして使うのも良さそうですね。