SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

もう忘れられているかもしれませんが

2020-02-29 01:34:25 | ごあいさつ/お知らせ
あまりにも放置し過ぎて、忘れ去られているかもしれませんが
このニコニヤのブログとは別に、dogactuallyの過去記事を再掲載する目的で始めたブログ、
Dogs in the U.S. アメリカの犬たち というのを書いておりまして...。

最後に書いたのが去年の11月、続きを書く書くと言いながらもうすぐ3月という時期になってしまいました。

「それで?」

はい、それでですね、やっと続きを書けたんですよ。
以前に旧ブログで書いたことがあるマイケル・ヴィックのところから救出保護された犬たちのことを書いています。

旧ブログで書いていたのも9年前のことで、事件自体は13年も前のことなので、
情報のアップデートも兼ねて書いていくつもりだったのに、日々のことに追われているうちに
すっかりご無沙汰になってしまいました。

保護犬の行動評価の方法などは、13年前と現在では大きく変わっています。
上にリンクを貼った記事では、その点にも触れています。
保護犬だけでなく、古いタイプのトレーニング方法を使っている一般の飼い主さんも
知っておいた方が良いことなので、お時間のある時にでも覗いてみてください。

ヴィックトリー・ドッグたちの他にも、ニューヨークタイムズ紙に掲載されたドッグパークに関するコラムや
特定犬種規制の話など、アメリカの犬たちという名のブログに書きたいことが沢山あるので
ボチボチと書いていきます。


「ホントに?そんなこと言って大丈夫?」

大丈夫かどうかわからないけど、書いとかないと本格的に忘れるから。



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増毛の原因に心当たり!

2020-02-27 00:41:30 | 食餌・健康
前回、ニコニヤのコートが長くなってモフモフした感じになって来たと書いたのですが
コメント欄で「シャンプー?ごはん?」と問いかけて頂いて、よーく考えてみたら思い当たりました!

多分CoQ10のサプリメントのせいです。



「そーゆーことは書く前によく考えてみればいいんじゃないの?」

そうですね、ニヤ様の言うとおりです。

去年の2月から、ニヤの心臓とニコの腎臓のためにコエンザイムQ10のサプリを与え始めたんですね。
それ以前にも与えていたんですが、他のサプリメントにコエンザイムも含まれていると言うものだったのを
独立したサプリメントに切り替えたんです。
コエンザイムはアンチエイジングのサプリメントの代表なので「もしかして増毛も?」と調べたら
ペットの抜け毛や薄毛対策にという宣伝文句がたくさん出て来ました。

2019年4月、まだ短毛のニコ

「そう言えばごはんの前や後に何か色々食べてる」

コエンザイムQ10はCoQ10(コーキューテン)と呼ばれることも多いですが、細胞内に存在する「補酵素」と呼ばれるものの一つです。
魚や肉など食品から摂取したり体内で合成することができるのですが、加齢とともに合成する能力は落ちてしまいます。
また販売されているものには「酸化型(または従来型)」と「還元型」という2種類があります。
CoQ10は小腸で吸収される時に還元型に変換する必要があるのですが、この変換する能力も加齢とともに落ちます。
ですから、シニアの犬に与える場合は還元型の方が効率が良いです。


「加齢と共に落ちる話は気分が落ちるわ〜」 (去年の秋、毛が伸びて来た?と気づいた頃)

全くだわね。

うちで利用しているのはこれ

残念ながら日本で発売しているのは見つけられませんでした。

人間用のサプリメントでも良いのですが、人間用は容量が大きいものが多くて
その上ソフトジェルカプセルで中身が液体なので粉末カプセルみたいに分けられないため
犬用のサプリメントを使っています。

これは還元型で一粒25mgです。
酸化型はユビキノン、還元型はユビキノールと表記されていることもあります。

コエンザイムと言えば日本のカネカというメーカーが世界トップクラスなのだそうです。
アメリカで売っているCo Q10サプリでも「Kaneka使用」とわざわざラベルで謳うくらいです。
↑こちらはそのカネカさんが販売している人間用のサプリメント 1粒100mg

ペット用もあるのですが、アマゾンでは見当たらなかった

これは輸入品 たくさん入ってお徳用
 
これは犬用。コエンザイムの他にも心臓に良いタウリンやカルニチンが配合されています。
 
CoQ10は多く与えても害はないと言われていますが、流石に小型犬には心配だったのでニヤのことも考えてうちでは犬用。

でもペット用のサプリメントって本当に高いし、中型犬以上なら人間用の100mgを1日または2日に1粒でも良いと思います。

コエンザイムQ10についてはこちらに詳しく説明されています。



「愛犬の心臓や腎臓、そして薄毛が気になる方はどうぞ」 (去年3月まだ短毛のニヤ)

脳の老化予防にも有効らしいので、私とオットも摂取することにしよう。

「うちはみんなサプリメントだらけだねえ」 (去年2月、前年末に脂肪腫を取った時のハゲが残るニコ)

ホントだよねえ、アメリカっぽいよねえ😅 
でもニコニヤの健康は何より大事だし、自分たちについては頭だけはクリアにキープしときたいからねえ。
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加齢と増毛

2020-02-25 23:46:10 | ニコとニヤの日常
若い頃のニコとニヤは「超短毛」と言ってもいいかな?というくらいコートの短い犬でした。
そのツルツルの手触りがすごく気持ちよかった。

これは4歳のニヤ
「お久しぶりー!9年前のあたしよー!」

これはもっと前、1歳のニコ
「ニコはまだ子どもです」

それがこの1〜2年の間にずいぶんとコートが長くなったなあと感じています。

これはつい最近のニヤ


こちらは2011年 5歳


これは最近のニコ

2011年のニコ 6歳

2018年だと、まだ今ほどにはモフモフしてない
(柴犬さんとかラブさんとかから見れば何がモフモフ?だけど、うちの犬的にはモフモフ)



歳を取ると毛が伸びなくなったり、薄くなったりというのは聞いたことがあるんですが
歳を取って毛が伸びるってなんでなんだろう?
時々ものすごく長い眉毛のおじいちゃんを見かけたりするけど、あんな感じ?

昔はニヤの抜け毛が自分の鼻の下あたりにくっついてると「いかん!鼻毛が出てる!...あ、ニヤ毛か、よかった」と
慌てたりホッとしたりするのに絶妙な毛の長さだったのが、今はそんな誤解もあり得ないほどの長さ。

ニコに至っては、何かうっすらとアンダーコートみたいなものまで生えてる感じになってきました。
そして足の付け根あたりが巻き毛っぽい感じに。
寝癖じゃないのよ、両方こんな感じ

オットに「ニコもニヤもコートが長くなったよねえ」と言うと「そう?冬だからじゃない?」
「......。」 オットに問いかけた私が間違っていた。
一体今まで何回ニコとニヤと一緒に冬を越してきたのよ。

あ、もしかして歳を取って毛が増えたニコニヤがうらやましかったんだろうか?
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指定席

2020-02-24 02:35:28 | ニコとニヤの日常

「ここはニコの指定席です 時々おとーさんに貸してあげるけど」

ニコが我が家に来た14年くらい前から、この椅子はずーっとニコの指定席。
オットは時々「今日はダディに貸して」とか言って、座っていますが
私はこの椅子に座ったことってほとんどないかもしれない。

ところでニコ、鼻たれてるよ。

ほら、オヤツをあげよう。
「あーリンゴだリンゴだ」


「むしゃっ😋


ニヤの指定席は部屋の隅っこに置いたバスケット。
中には防水パッドでガードしたクッションが入っています。
「特別公開のあたしのお部屋よ」

ニヤはニコと違って狭ーい隅っこが大好き。
これは私がパソコンの前に座る椅子の足下です。

「ねえ?さっきニコちゃんにオヤツあげてなかった?」

あーはいはい、ニヤにもあるよ。
写真は撮り忘れました😝 
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ドッグフードの原材料を見てみよう HALO(ハロー)

2020-02-20 00:05:15 | ドッグフード原材料シリーズ
ドッグフード原材料シリーズ、今回はアメリカのフードHALO(ハロー)です。


「あたしも食べたことある〜」

HALOはネスレやマースなどの大手傘下ではない、今時貴重な独立系のフードメーカーです。
それだけが理由ではないですが、ニコニヤの非常用フードとして私が利用するブランドの一つでもあります。

アメリカではHALOと言えば、コメディアンで女優のエレン・デジェネレスがオーナーだというイメージが強い会社です。
エレンは動物福祉の活動家でもあり、ヴィーガンであることでも知られています。
オーナーと言っても実際に経営に携わっているのではなく、出資者に名を連ねているのみですが
このフードが現在の地位を確立するのに、エレンの名が果たした役割は大きいものでした。

メーカーとしてのこだわりは「ミール」と「遺伝子組み換え食品」の不使用を徹底している点です。
思えば10年以上前にHALOがミール不使用をうたっていたことが、私がフードの原材料読みにハマったきっかけでした。
でも何度も書いていますが、私はミール使用のフードの全てを否定するつもりはありません。
ミールについて書いた過去の記事を、一番下に貼っておきますのでよかったらご参照ください。

 
平飼いチキン正肉、チキンレバー、全卵、エンドウ豆、エン麦、精白麦、エンドウ豆タンパク

濃縮大豆タンパク、鶏脂、亜麻仁(オメガ6脂肪酸・オメガ3脂肪酸源)、エンドウ豆繊維

サーモンオイル、ナチュラルフレーバー(加工醸造酵母)、

バチルス・コアグランス発酵産物(バイオジェニックス)

ブルーベリー、クランベリー、ニンジン、サツマイモ、海洋微細藻類、イヌリン、タウリン

ミックストコフェロール(酸化防止剤)、L-カルニチン

ビタミン類(A、D3、E、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)

ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、クロライド、カリウム、亜鉛タンパク質キレート、
鉄タンパク質キレート、銅タンパク質キレート、マンガンタンパク質キレート、セレン、ヨウ素)

まず一番最初に挙がっているのがチキン正肉というのは良い点ですね。
平飼いと書かれていますが、HALOのフードは自然に近い環境で抗生物質や成長ホルモン不使用で育てられた動物の肉を
原材料として使用していることがセールスポイントの一つですので、これは本当です。
(オーガニックではありません。)

次にチキンレバー。犬がビタミンやミネラルを摂取するのに最も効率が良いのは内臓肉です。
レバー(肝臓)は解毒器官でもあるので、その動物が何を食べているかは重要な点ですが
このフードでは抗生物質不使用の鶏が使用されているのも良い点です。

全卵と書かれているのは、英語の表記ではドライドエッグプロダクト。
乾燥して粉末状になった卵ですので、水分がない分高タンパク質になります。殻は含まれません。
最初の2つの原材料が生の状態での重量がベースになっているので、調理後に水分が飛んだ状態では
タンパク質源として少ないかもしれない点を、補っているとも言えます。

エンドウ豆、炭水化物とタンパク質両方のソースとして使用されます。
食物繊維も豊富なため、血糖値の上昇が緩やかな低GIの炭水化物源でもあります。
あの緑色はβカロチン、他にビタミンB1B2も含みます。

エン麦 オーツ麦とも呼ばれます。
炭水化物減ですが食物繊維が豊富で低GI。ビタミンB群やミネラル類も豊富に含みます。

精白麦 正確には精白大麦です。
麦というと小麦と混同するおそれがあるので、これはちょっと残念な表記。
大麦は小麦よりもずっとグルテンが少ないので、犬のお腹には優しいものです。
エン麦同様に食物繊維、ビタミンミネラル類を豊富に含みます。

エンドウ豆タンパクはその名の通り、エンドウ豆からタンパク質だけを分離させたもの。
濃縮大豆タンパクは油を搾った後の大豆を乾燥させて粉末に挽き、炭水化物を取り除いて
タンパク質だけにしたものです。
この2つは、先にも書いたように水分量の多いチキンとレバーのタンパク質を補う役目です。
他のフードでは、この役目はミールが担うことが多いですね。

鶏脂 ここでは書かれていませんがミックストコフェロール(ビタミンE)で酸化防止がされています。
風味付の意味もあるかと思いますが、必須脂肪酸であるオメガ6脂肪酸の供給源でもあります。

亜麻仁 フラックスシード とも言います。
この名前が出るたびに書いていますが、オメガ3と6をバランス良く含みますが
亜麻仁のオメガ3は体内で活用するには変換が必要で、利用率はたいへん低いものです。
犬のオメガ3脂肪酸の供給源としてはあまり期待できません。
しかし食物繊維が豊富で、抗酸化物質なども含むので決して無駄な原材料ではありません。

エンドウ豆繊維 これは食物繊維のソースとしてと言うより、フードのつなぎの役目の意味が大きいと思います。

ナチュラルフレーバー(加工醸造酵母)
醸造酵母というのは食品の醸造のために使われる酵母。(ビール醸造に使うビール酵母などが代表的)
どんな加工をしているのか不明なのですが、英語では単にナチュラルフレーバーと表記されているので
ポイントはフードによく使われるタンパク加水分解物ではなく酵母由来のものを風味付に使っているという点でしょう。

バチルス・コアグランス発酵産物(バイオジェニックス)
また聞き慣れない名前が出てきましたね😅 一見するとプロバイオティクスか?と思いますが
わざわざカッコ書きしてあるように、これはバイオジェニックスなんですね。
体内の環境を整える機能のある食品はプロバイオティクス、プレバイオティクス、バイオジェニックスの3つに分けられます。
おなじみプロバイオティクスは腸内環境を整える細菌や酵母またはそれらを含む食品です。
一文字違いのプレバイオティクスは、腸内で細菌のエサとなるなどして腸内環境を整える食品です。
そしてバイオジェニックス!これは腸内の細菌たちを介してではなく、直接体に作用する食品の成分です。
大雑把に言えば、上記のプロ&プレバイオティクス以外の「体に働きかける機能を持つ食品成分」
血圧を下げるとか、整腸作用とか、免疫力を上げるなどと言った諸々です。
で、このバチルス・コアグランス発酵産物なんですが、バチルス・コアグランスというのは乳酸菌の一種です。
その乳酸菌を含むものを発酵させる過程で発生する副産物に抗菌作用などが期待できるのだそうです。
説明が長かった割に「な〜んだ」という感じですね。すみません。

ブルーベリー、クランベリー、ニンジン、サツマイモ
まとめてすみません。これらは全て抗酸化物質を豊富に含む食品です。
原材料としては全て乾燥品が使用されています。
最後のサツマイモは日本のものとは違うオレンジ色のスイートポテトという品種です。

海洋微細藻類 一見すると昆布や海藻の類かなと思いますが、これは植物性プランクトンの一種です。
漢字で書くと難しげですが、スピルリナやクロレラは代表的な微細藻類です。
このフードに使われているのはゴールデンアルゲーという種類の藻類です。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸を含み、犬が利用しやすいオメガ3脂肪酸も含みます。

イヌリンは水溶性食物繊維。代表的なプレバイオティクスの一つです。

タウリン アミノ酸の一種で、犬の場合は他の必須アミノ酸から体内で合成することができます。
この製品は必須アミノ酸を全て含む肉類や卵も多く使われているし、あまり必要ないのでは?と思うのですが。
心臓や視神経の働きに欠かせない成分でもあります。

酸化防止剤として使用されているミックストコフェロールは天然由来の酸化防止剤の代表的なものです。
ビタミンEは4種類のトコフェロールとその他の抗酸化物質によって構成されています。
ミックストコフェロールというのは、この4種類のトコフェロールという意味です。

L-カルニチン タウリンと同様に心臓サポートの成分としてよく知られています。
カルニチン自体はアミノ酸ではないのですが、他の必須アミノ酸から体内で合成されます。
心筋の収縮や脂肪の代謝をサポートします。

最後のミネラル類は、タンパク質と結合させて吸収されやすい加工が施されているものです。


「それで、おかーさんはこのフードをどう思うの?」

良いフードだと思います。企業としての姿勢がはっきりしていて曖昧な点が見当たらない。
ただし、今回取り上げたアダルト向けにはオメガ3の供給源が亜麻仁だけで、十分とは言えません。
微細藻類にもオメガ3脂肪酸は含まれますが、原材料としての使用量が少ないので供給源と言えるほどではない。
他のパピー用やエイジングケアの製品ではサーモンオイルが使用されているのですが
この点は改善されればいいのになあと思うところです。

アダルト向けチキンを利用される場合には、フィッシュオイル などをプラスすることをお勧めします。

サーモンを使った製品もあるので、こちらはパピーやエイジングケア以外の犬にもお勧め。
 
価格はかなり高い部類のフードですが、原材料へのこだわりを見ると納得の行くところです。
私にとってはハーブ類が使われていないのも、自分で必要なハーブをプラスしやすいので
使い勝手の良さを感じます。


《参照リンク》

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