SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

寝てないわよっ!

2019-02-27 22:13:46 | ニコとニヤの日常
《最初に》

「Dogs in the U.S. アメリカの犬たち」に書き下ろしの記事をアップしました。

カナダの先住民居留地で成功しつつある野犬対策

かつてカナダ・インディアンと呼ばれていた先住民の人々の住む地域で、放し飼いの犬が繁殖して野犬化し
人間が咬まれる事故が相次いで、行政と保護団体、そして地元住民がタッグを組んで対策を講じたという記事です。

よかったら読んでみてくださいね〜。

*********************************

初夏のようなポカポカ天気が続いた日の散歩。

横顔決まってる!と思って撮った写真が

「ニコ、寝ちゃった〜」

寝てました(笑)天気がいいと犬も眩しいから目を細めるので「寝ちゃった写真」になりますね。


ニヤも...

「あ!目をつぶったところでシャッター押したわね!」


ニコニヤ揃って「寝ちゃった写真」だよ〜。
おマヌケだね〜。


「何よ!お目目開けてやるわよ!ほら!これでいーの!?」

ニヤ...なんでそんな顔になったの?どしたの?


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「ニヤのあーゆーお顔はUMAって言うんだよ〜」
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目耳鼻に感謝

2019-02-25 23:49:09 | ニコとニヤの日常
毎日の散歩はできる限り、毎日違うコースに行くようにしています。


「見えるものも聞こえるものも匂いもみんな違うからね〜」

散歩中、立ち止まって遠くをジッと見つめるニコ。

「じーーーーっ」


視線の先にいたのはこの方。

オオサギさんですね。

↑は20倍ズームで撮っているので、かなり離れたところです。

ニコのこういう動きを見て「ああ、視力は衰えていないみたいだな」と安心するシニア犬飼い。


草むらからガサガサッと音がすると、そちらに目を向けるニヤにも
「耳は遠くなってないな、よしよし」と思う。

「今のは何?うさぎ?トカゲ?」

さあ何だろうねえ。何であれニヤには捕まえられないことは確かだ。

そして、毎日違うコースで存分に匂いを嗅いでいるのを見ると
「嗅覚の刺激でいつまでも若い脳でいておくれ」と思うんですね。

「あたしたちのやることなすことチェックしてるのね」

そうだねえ、こんなにチェックしてると人間の子供だったらキレるよね(笑)

でも目も耳も鼻もしっかり働いてるなと思うと、心から感謝せずにいられないんだよ。


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ドッグフードの原材料を見てみよう〜ナチュラルバランス

2019-02-22 13:22:23 | ドッグフード原材料シリーズ
まず最初に、前回取り上げたキアオラ のフードについて
ブログを読んで疑問に思ったことをメーカーに問い合わせて下さった方が
会社からの回答を連絡してくださいました。

・乾燥サーモンに使われている酸化防止剤はミックストコフェロールとローズマリー抽出物
・乾燥サーモンは温風ではなく熱加工したもの(ミールですね)
・回答も早くて感じの良い対応だったとのことです


「ああ、またあたしが食べないごはんの話をしている......。」

それではドッグフード原材料シリーズ第5回、今回はナチュラルバランスのフードです。

プレミアムフードと呼ばれるものの中では手頃なお値段で人気のフードです。
アレルギー対応やタンパク源の種類も多いブランドです。
ナチュラルバランス ホールボディヘルス (全犬種/全年齢対応) 2.27kg

ナチュラルバランス


とても種類が多いので、最もベーシックと思われるオリジナル・ウルトラ・ホールボディヘルスから。

鶏肉、玄米、オート麦、チキンミール、ポテト、ブリュワーズライス
 鶏脂肪(天然混合トコフェロールで酸化防止)、乾燥ニンジン、ダックミール
サーモンミール、豆ファイバー、オートファイバー、自然風味、トマト、亜麻仁
ブリュワーズドライイースト、ニシン油、塩、塩化カリウム、DL-メチオニン、
塩化コリン、第二リン酸カルシウム、亜鉛アミノ酸キレート、硫酸亜鉛、硫酸鉄、
鉄アミノ酸キレート、硫酸銅、銅アミノ酸キレート、亜セレン酸ナトリウム、
硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム、
 Lアスコルビン2ポリフォスフェイト(ビタミンC)、
L-トリプトファン、ビタミンE、ナイアシン、Dカルシウムパントテン酸塩、
ビタミンA、リボフラビン、一硝酸チアミン、ビオチン、ビタミンB12、
 ピリドキシン塩酸塩、ビタミンD3、葉酸(ビタミンB)
天然混合トコフェロール、クエン酸、
 タウリン、乾燥クランベリー、乾燥ブルーベリー、乾燥ほうれん草、
L-リジン、乾燥ケルプ、
乾燥ユッカシジゲラエキス、ローズマリーエキス

一番最初が鶏肉というのは良い感じですね。
鶏肉は良いタンパク質源ですが、水分が多いので加熱調理した後は水分が飛んで実質量はかなり目減りします。

次に穀物が二つ連続で来るので、この合計で鶏肉よりも穀類が多いと思われます。穀物は乾燥していますからね。
玄米は単なる炭水化物源ではなくビタミンミネラル、食物繊維などの栄養素も期待できますが、消化はあまりよくありません。
その次にオート麦と書かれていますが、英語での表記はOat Groats=ひき割りオート麦です。
オート麦は栄養価が高く玄米よりも消化しやすい穀物です。
グルテンを含みますが、小麦グルテンとは種類が違うため
セリアック病やグルテン不耐性の人や犬も食べられるものです。

次に来るチキンミールが、このフードの実質のメインタンパク源ですね。
ミールは原材料を加熱して油を搾り、高温で乾燥させて挽いて粉にしたものです。
最初から水分が飛んでいる分、タンパク質がギュッと多く含まれるからです
(ミールについては、こちらの記事をご参照ください。)

ポテト、ブリュワーズライスと炭水化物が続きます。
ブリュワーズライスは他のフードでは「ひき割り米」と表記されている場合があります。
しかし先に挙げたひき割りオート麦が、全粒穀物をひき割り加工しているのに対し
ブリュワーズライスというのは、精米した時に出る割れ米やくず米を集めたものです。
栄養価の高い部分ではなく、含まれるのはほぼ炭水化物のみです。

鶏脂肪は天然ビタミンEで酸化防止されています。
乾燥ニンジンは乾燥していても食物繊維やβカロチンは生と同じように豊富です。

次にダックとサーモン2種類のミールが来ています。
ダックミール、英語でダックというとアヒルと鴨の両方を指すのですが
ドッグフードにワイルドダック(鴨)を使うとも思えないので、養殖のアヒルですね。
サーモンミール。以前に書いたようにアメリカではフィッシュミールには
合成酸化防止剤のエトキシキンを使うことが義務付けられていますので
アメリカの製品であるこのフードにはエトキシキンが含まれています。
2022年9月8日追記
輸送の際にエトキシキン、BHA、トコフェロール由来の酸化防止剤のうちどれかを使うことが義務付けられています。
そのため、このフードにはエトキシキンが含まれる可能性があります。
原材料として仕入れた時点で使用されている添加物は表示されないので
原材料一覧を見てもエトキシキンは表示されていません。

「エトキシキンは気になるが、このフードを続けたい」という場合、
エトキシキンを解毒分解するのに働く肝臓や腎臓をサポートするハーブなどをプラスするという手があります。

ネトル、ワイルドストロベリー、バードック、クリーバーズなどの乾燥ハーブをパラパラと振りかけたり
ティーにして飲ませたりフードにかけたりして与えます。
これらのブレンドハーブも市販されています。
薬局で売っているゴボウ茶もバードックと同じ効果が期待できます。

2022年9月9日追記
ハーブをプラスする時は5日続けたら2日休むのペースで。
忘れたり、たまに切らしてしまっても別にかまわない、くらいのスタンスで。

豆ファイバー、オートファイバーとファイバーが続きますね。
その後にトマトとありますが、これはジュースなどを絞った後のトマトの繊維を乾燥させたものです。
これらの原材料名から、このフードは食物繊維がかなり多いことがわかります。
食物繊維は腸内環境を整えたり、便通をスムーズにするなどの働きがありますが
不溶性の食物繊維はアミノ酸やミネラルの吸収の邪魔になることがあります。

アミノ酸の吸収に関して言えば、食物繊維の他にもう一つ。
このフードのタンパク源はミールがメインなので、加熱加工された時にできる物質で
アミノ酸の吸収が邪魔される可能性があります。
それを補うために、メチオニン、トリプトファン、タウリン、リジンなどアミノ酸が添加されていますが
たまに、軽く茹でたお肉や魚を少しトッピングすることでも、その点を補うことができます。

亜麻仁はフラックスシード とも言いますが、植物性のオメガ3脂肪酸であるアルファリノレン酸を多く含みます。
アルファリノレン酸は体内でDHA、EPAに変換する必要があるのですが、犬はこの能力が高くありません。
そのためオメガ3のソースとしてはあまり期待できません。
リグナンという抗酸化物質、水溶性と不溶性の食物繊維の両方を多く含みます。

ブリュワーズドライイーストとはビール酵母のことです。
ビタミンB群とアミノ酸を多く含み、腸内環境も整える働きがあります。

自然風味、なぜ訳した?という感じですが、ナチュラルフレーバーですね。不要なんですけれどね。

ニシン油。これは正確にはメンハーデンフィッシュという小型のニシンの仲間の魚の油です。
犬が体内ですぐ活用できるオメガ3脂肪酸であるDHA、EPAを多く含みます。

塩、塩化カリウム、どちらも体に必要な必須ミネラルです。

DLメチオニンはアミノ酸です。必須アミノ酸の一つで、タウリンを合成するのにも必要です。
DLというのは合成方法の名前です。
本来、肉や魚には必須アミノ酸が全て含まれているのですが
先に書いたように食物繊維やミールの加熱加工との関係で、アミノ酸が吸収されにくくなるため
多くのドッグフードではこのようにアミノ酸が添加されています。

塩化コリンはビタミン様物質(ビタミンの様な働きをするけれど厳密にはビタミンではない)
神経伝達物質として重要で、本来は体内で合成できる物質ですが
アミノ酸が吸収されにくい状態では合成が不十分になるためフードに添加されます。

次にずらりと並ぶ第二リン酸カルシウム〜ビタミンC まではビタミンとミネラル類です。
硫酸やアミノ酸がミネラルの名前にくっついているのは、吸収を高めるための結合加工した物質です。

Lトリプトファンもアミノ酸です。Lは合成方法の名前。添加理由は他のアミノ酸類と同じです。

その後に再度ズラリと並ぶのは、ビタミンE〜葉酸まではビタミン類です。
天然混合トコフェロールというのもビタミンEなのですが、こんな風に書かれている場合は酸化防止の役割としての添加です。
トコフェロールは植物性油脂から抽出されたもので、いくつかの種類があり、その総称がビタミンE。

クエン酸、これも酸化防止剤として添加されています。天然由来の安全なものですが、一つ注意点があります。
アメリカで1994年から10年に渡って追跡調査された統計によると
クエン酸を含むドッグフードに水分をかけて与えていた場合、胃拡張/胃捻転のリスクが4倍以上になっています。
この調査は統計なので、その因果関係までは追求されていませんが、知っておきたい点です。
(この調査についての詳細は「犬の胃拡張・胃捻転(GDV)リスク要因」を)

タウリン、これもアミノ酸ですが本来は体内で合成できるので食物から摂取が必要な必須アミノ酸ではありません。
しかし心臓の働きに重要な役割を果たし、不足した場合には拡張型心筋症を引き起こすなど重要なアミノ酸です。
このようにタウリンが添加されていることは安心材料の一つと言えます。
(ミールではない肉や魚が豊富に含まれるフードではタウリンが添加されていない場合も多くあります。)

次の乾燥フルーツと野菜類は抗酸化物質源として働きます。

Lリジンは必須アミノ酸の一つ。添加理由は今までのアミノ酸と同じです。

乾燥ケルプは昆布粉末です。ヨードの補給に大切です。

乾燥ユッカシジゲラエキスはユッカという根茎植物のエキスです。
海老芋みたいな野菜で、抗炎症作用があり関節炎にも良いと言われています。
(詳しく知りたい方はこちらを 「犬にとっては意外と身近なハーブ、ユッカ」)

ローズマリーエキスは天然の酸化防止剤の代表的なものです。
よく「てんかんの持病がある場合ローズマリーは禁忌」と言われますが
危険なのはローズマリーの精油で、生や乾燥の葉っぱ、酸化防止剤のエキスは安全です。

「話長くない?」「ホントよね〜長いわよ」


確かに長くなりました。
このブランドはアレルギー対応の「限られた原材料シリーズ」が売りでもあります。
バイソン、ベニソン、ダックなどタンパク源もバラエティに富み、ありがたいシリーズです。

ただこのシリーズは原材料の一番最初がスイートポテトまたはポテトで、肉類はその次に来ています。
ミール類は使われていないので、含まれる材料が良くわかり安心感がある反面、タンパク質は20%と少なめです。
タウリンは添加されているし、きちんと調整されていますが、知識として知っておきたいところです。

反対にハイプロテインシリーズ(特にラム)はタンパク質32%と高めなのですが
その中にマメプロテインも多く含まれていることは考慮に入れておきたい点です。


まとめますと、ナチュラルバランスは内容をよく知って、少し工夫して補助することでより安心感が高まるフードだと言えるでしょう。

そのまま与えてももちろん心配はありませんが「〇〇な点だけが気になる」という飼い主さんにとっては、そこを補う方法を知っておくことはお勧めです。

アレルギーがあってこのブランドにしているという方はローテーションも難しい場合がありますし
ローテーション以外のリスク管理も知っておくに越したことはありません。

「毎度長くなってすみません。ニコがあやまっておきます。」


次回はNOWフレッシュの予定です。


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ショートフィルム『Kitbull』

2019-02-20 19:55:28 | まじめな話
書きかけの記事があったんですが、どうしても先に見ていただきたいものがあって予定変更。


「おかーさん、さっき泣きながら見てたのよ」

PIXARのショートフィルム『Kitbull』です。

Kitbullって子猫のKittenとピットブルのbullを合わせた言葉で
その名の通り子猫とピットブルのお話。

でも「ピクサー制作の子猫と犬のお話」というイメージとはずいぶん離れています。
子猫は野良猫、ピットブルは闘犬に使われている犬。

途中、かなり見るのが厳しいです。
ピクサーにしては絵がいつもと違ってシンプルで簡略化されてるのも
観客の辛さを考えてのことだと思います。

でも大丈夫だから、ぜひご覧になってみてください。
あ、でも公共の場で観ない方がいいですよ。泣くから。




ディズニー・ピクサーがこういう作品を作って子供に見せるってすごいことだと思います。
こういう闘犬の世界って一般的には意識して調べでもしないと目にすることがないものです。

でもThe LOST DOGSの著者であるジム・ゴーラント氏によると
ヤミ闘犬って私たちが思っているよりも身近なところにあるんだそうです。
闘犬を見に来て賭けをしている連中には普段は普通に働いている普通の人々が沢山いるとのこと。
決して、ならず者のジャンキーだけの世界ではないんですね。
だからこそ、子供たちへの教育がとても重要。

子供向けの作品にすることで、子供は当然「何?なぜ?」と疑問を持ちますよね。
どうして犬は酷い目にあわされてるの?どうしてお家に入れてあげないの?
質問されたら親だって考えないわけにはいかない。
熱心な親御さんなら、考えるだけじゃなくて自分でも調べるかもしれない。

親子を巻き込んで、知り考えてもらうことができるんですね。

私がこのショートフィルムの存在を知ったのはFacebookでハンサム・ダンの飼い主さんがシェアしていたから。

ハンサム・ダンは2007年にヤミ闘犬と動物虐待で逮捕された
プロフットボール選手マイケル・ヴィックのところから保護された犬の1匹です。

旧ブログで書いた「ヴィックの犬たち」のシリーズにもちらりと登場したことがあります。
The LOST DOGS リトルレッドとボーイフレンド達
(この記事を書いたのも、もう8年も前なのね)
前述したジム・ゴーラント氏のThe LOST DOGSというのはこの犬たちの物語。

ハンサム・ダンを引き取った飼い主さんはピットブルのレスキュー団体を立ち上げました。
ハンサム・ダンは今はもう天国だけど、彼がきっかけになってレスキューされた犬が沢山います。

そんな飼い主さんにとって、このショートフィルムを観るのは身を切られる思いだったと思います。

そしてシェアしなくてはと思われた気持ちも痛いほどわかる。
だから私も急いでブログでシェアすることにしました。



「みんな観てね、だって」


ヴィックの犬たちの記事のリンクを全部まとめて貼り付けてあるのはこちら
ウォレスの弟分ヘクター




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さくら咲く?

2019-02-18 23:39:49 | ニコとニヤの日常
先週も雨続きで、今日は久しぶりの朝からカラッと本格的な晴天。

あまり外に出ないでいた間に桜っぽい花が咲いていました。

「さくらっぽいって、さくらじゃないの?」

花は桜っぽいけど葉っぱも幹も桜っぽくないから多分違う。


こういうお花。

どっちにしてもソメイヨシノはないし、ピンクの派手な八重桜はもうちょっと先だし。


「あいかわらずいい加減ねえ」


桜の話ししてたら桜餅が食べたくなってきた。関西風で葉っぱの塩が軽めのタイプ。
こういうの

関東ではこれ道明寺って言うんですよね?
桜餅は薄く焼いた皮で巻いてあるんですよね。初めて見た時驚いたんですよ。



「ニコは食べられないから関係ない 風が気持ちいいよキリッ」


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