新藤兼人監督。
連続射殺魔、永山則夫事件を素材に作りあげた映画。
若き日の原田大二郎や太地喜和子、音羽信子~。
貧しい生い立ち故の犯罪~~~と支援するグループが現れた事件でした。
確かに貧しい。私が描く貧しい人は、こまどり姉妹に尽きるのだが~~~実人間の貧しい人は見たことがない。
集団就職は森進一しか知らない。
しかし貧しい出といっても殺人は許されない。
殺された側はどうするのだろうか~~~。
だらしない亭主を許す音羽信子………よって子供が8人も………。
なんか私には分からない世界~~~。
私は貧しい暮らしが好きなのだが~~~その貧しさとは違う、お金のない貧しさ~~~が描かれている。
確か永山則夫囚は牢獄の中で知に目覚め本まで出した~~~筈。
どこか違和感があるが~~。
社会の矛盾をこの母親が引き受けている………と。
そんなものだろうか~~~。
しかし映画としての完成度は高く2時間しっかり見てしまった。
今、気がついたが、私は犯罪が許せない!そして、好い加減な亭主も大嫌いなのだわ。
そういう男を許す女も嫌い。
だらしない亭主はスパッと捨てなきゃあ~~と。 だから~~この映画の音羽信子にいらつくのだわね。