たくのわがまま風来記GOO

太郎山~黒部五郎(2840m)~雲ノ平

23.7.30~8.02 土~火曜 キリ時々

 宍粟市天気予報  ☆山名検索

山とも4名で、7/29(金)夜出発し、

立山ICから林道有峰線(有料道路朝6時開門)30分で「折立」に到着した。

天気は、小雨だったので雨具で登山開始した。

1870mの三角点を過ぎ徐々に天気も回復になってきた。 

 ニッコウキスゲも出迎えてくれる。 雨露で重そう。

 今回は、天気が悪いため テントは無理として小屋どまりとした。

登山道も川のように流れ、苦労して 約5時間で 太郎平小屋に着いた。

 

 翌朝、4時半ごろ出発し、太郎山2372mからの展望を期待したが雲に隠れていた。

しかし、少しづつ雲の切れ目が出始めた。

これから北ノ俣岳から赤木岳へ、そして黒部五郎岳へと縦走する。

途中には「ハクサンイチゲ」が最盛期だ。

北ノ俣岳を越えてから赤木岳向こうへの稜線が見え始めた。

雲にかかっているのは、これから行く 黒部五郎岳 と思う。   山の位置はよく分からない。

 

 

 ハクサンシャクナゲがかわいいピンク色でハイ松林の中に咲いていた。

 

 約7時間過ぎキリの深い 「黒部五郎岳」 2840m に到着した。

周りは視界がなく、今回の楽しみの山だったが、無展望で終わってしまった。

展望があれば、どうなんだろう。   北には、薬師岳   南には、笠ケ岳  東には、槍ヶ岳が

見えるのだろうか?           しかし、キリの中でも登った感覚は肌で感じている。

キリに隠れて、はっきりしていなかったが、やっぱりカール歩きより、稜線歩きを選んだ。

 岩場の稜線道は、しっかりと在り、危険な箇所はない。

視界があれば、もっと最高。

 少し注意しながら、稜線を歩けば小屋に降りる。

稜線距離 3Kmを2時間50分でやっと 黒部五郎小舎に着いた。 

途中から大雨になり合羽以外も濡れてしまった。  次々とお客ですごい人数だ。

今日はここでお泊り、二日目。   稜線歩きでけっこう疲れたので、受付をしとりあえず身の回りの整理や

部屋の確保をし、落ち着いた。     気になるのは、雨具の乾燥設備がない。

明日の天気はどうなるのか心配したが、仕方ないことだ。

 

 一夜明け、4時前に朝食し出かける準備、天候は、曇(キリ)、

いい天気になりそうな予感、

次のピーク   「三俣蓮華岳」2841m 標高差は488mだ。 ここも展望がいい。

期待して登るうちに、雲の切れ目が出てきて、綺麗な青空を出してきた。

しかし、部分的で全体は見えなかった。

中央奥は、剣岳 立山連峰。   右奥には、水晶岳  手前ポッコリは、祖父岳

そして、左端へと水平の稜線はこれから行く、「雲ノ平」だ。

 このまま、山頂までにいろんな姿を見せてくれた、稜線と山々・・、太陽光線は、美を作ってくれる。

さて、三俣蓮華岳は、あと40分ぐらいで到達。   南方面の笠ケ岳が何とか富士山のような綺麗な

山頂を覗かせていた。

三俣蓮華岳に到達すると沢山の登山客が休息している。

南南東方面を見ると完全に雲の中、そこには、槍ヶ岳や穂高連邦が見えるらしい。

全く残念だ。

   

 

まー、仕方ないことだ。

 

 

さて、ここからは、下り気味、三俣山荘を通り 

祖父岳中腹をまわりこみ、

美しい庭園に感激し高原植物にまたまた感激しながら降りていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三俣蓮華岳を後にして 急坂を降りてゆく、ここで初めてクルマユリを発見。

通ってきた稜線上にも コバイケソウ ツガザクラ、イワハゼ ゴゼンタチバナ チングルマ イワツメグサ

などいっぱいある。               これは「クルマユリ」  ↓

 

三俣蓮華岳から谷に降り 残雪の黒部源流を渡渉しここからが 雲ノ平の 玄関口だ。

 激坂を上り詰め、第一雪田を通り、日本庭園 第二雪田、祖父庭園を見ながら

雲ノ平付近の平原には、すばらしいものがあると感動した。

 祖父岳分岐から尾根道を通り、雲ノ平山荘へ。

道中には、次々と高原植物が足元を飾ってくれる。

確認したところは、タカネニガナ オタカラソウ クモマスミレ イワオトギリ ミヤマダイコンソウ 

タカネヤハズハハコ トウヤクリンドウ ジムカデ ツガザクラ ミヤマトウキ ミヤマダイモンジソウ 

コイワカガミ チシマギキヨウ オンタデ ウサギギク シナノキンバイ イワイチヨウ コメツヅジ 

クロクモソウ ハクサンフウロ ツマトリソウ エンレイソウ エゾシオガマ 

いろいろ並べてしまった。(^_^;)     これは チングルマ

ギリシャ庭園に入りまもなく、雲ノ平山荘に着いた。 

三俣蓮華岳から約6時間で、やれやれ 雲ノ平山荘に着いた。 

 山荘でゆっくりしていると、今回はじめての晴天。  水晶岳の全貌が目に映った。

人気の山だ。眼下にはギリシヤ庭園。  きてよかったーっと言う感じだ。

 さて、一夜明け

朝5時40分、  南南西には、遠くに富士山のような「笠ケ岳」。そして右には、黒部五郎岳が

しっかりと望めた。

満足限りなく、最後の下山。

ここから薬師沢小屋へのルート・・、もうメチャクチャな 石、岩ゴロゴロのスベスベの急坂を降りることになった。

疲れてしまい、膝の痛さが我慢限界に・・・。

もう二度と来たくないと思った。

 

しかし、最後の 赤木岳や薬師岳から流れ合流するこの黒部川に薬師沢小屋がある。

絵になるカッコいい小屋だ。  川の水はとことん澄み切っている。

 

 ここから薬師沢を登り返し、太郎平小屋へ頑張った。

おしゃれな この花は、イワオトギリ(岩弟切)  花言葉は「復習」。

 薬師沢小屋から4時間15分太郎平小屋に着く。

天候は、曇。

そして最後にここを下山し、折立駐車場に下りる変更計画。

体は、もうヘロヘロ。  雲ノ平山荘からは、7.6Km歩き、後、6.3Kmもある。

ということは、今日は、14Kmを歩くことになる。

私にとっては、大変厳しい下山だ。時刻は、13:30。

暗くなっても、  よし、がんばって降りよう!  

地図です。 (ここをクリック)

 今日の総距離。総時間は     47.3Km(駐車地から駐車地まで)     58時間でした。(小屋3泊) 

 

 

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