わたしのあしあと - 2nd half -

私の人生の後半戦の記録です。突然降りかかった病気をキッカケに、与えられた私の残りの人生を楽しんで過ごしたい!

[GIST] 萩原健一さんがお亡くなりになり···

2019年03月29日 | 闘病家族

俳優の萩原健一さんがお亡くなりになられました。

2011年からGIST 消化管間質腫瘍 で闘病していたとのこと。

父と同じ病気です。

昨日速報が流れてから、ニュースやワイドショーで

GISTとは?

という解説がちらほら聞こえてきました。

私たち家族は、父がGISTと告げられた際に、ネットでどんな病気なのかを調べました。

  10万人に1~2人が罹る。

  希少ガン。

これだけは説明できましたが、具体的にガンとどう違うのか、うまく説明できずにいました。

それが、今回さまざまなところで医師が説明しているところによると、

筋肉にできる悪性腫瘍

とのこと。

ようやく腑に落ちました・・・

 

10万人に1~2人と言われると、あまりにも珍しい病と誰もが感じます。

ただ、自覚症状がなくて、どこか体調が悪くなって検査をし、初めて判明するというケースが多いため、実際にはもっといるみたいです。

 

治療法は、ガンと同様、悪性腫瘍を摘出すれば、その後は投薬で生きていくことができます。

でも、やはりガンと同様、転移することもある病気。

症例が少ないために、どの程度転移する率があるのか? 生存率はどのくらいか? あまり情報がないのも事実。

 

父は、胃の上部にこぶし大の大きさの腫瘍となっており、ならば一挙に・・・ということで、胃を全摘しました。

それがよかったのかどうなのか、現在の様子を見ていると、いまだに疑問をもつこともあります。

食べ物をゆっくり噛んで食べないと苦しむことがあったり、昨年の夏には合併症を起こしたり。

とはいえ、摘出後2年半経過して転移はしていない模様。

 

萩原健一さんがどのような状況だったか、まったくわかりません。

ご本人の希望で、病気自体を隠されていた、葬儀も密葬、お別れの会等もやらない。

ただ、GISTと診断されてから8年は生きていました。

 

このニュースを聞いて、気弱になりつつある父。

でも、

「ショーケンだって8年は生きたんだからさ~!」

と励ましています。