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GLAY『BELOVED』 - アルバムレビュー vol.119

2016年12月29日 10時04分27秒 | か~こ
119

1996年11月リリース

1. GROOVY TOUR
2. Lovers change fighters,cool
3. BELOVED
4. SHUTTER SPEEDSのテーマ
5. Fairy Story
6. カナリヤ
7. HIT THE WORLD CHART!
8. a Boy ~ずっと忘れない~
9. 春を愛する人
10. カーテンコール
11. 都忘れ
12. RHAPSODY

赤字はお気に入り曲
太字はシングル曲


【概要】

GLAYはこのブログのアルバムレビューに初登場となります。今までなぜか
触れてこなかったんですが、今年は20年前、1996年の作品をいくつか取り上げて
いたので最後にこのGLAYの大ブレイク作となった3rd『BELOVED』を選びました。

ちなみにみなさんご存知でしょうが、
TERU(vo)
TAKURO(g)
HISASHI(g)
JIRO(ba)
から成るロックバンドです。90年代中盤に大ブレイクを果たし以降、日本の音楽
シーンを盛り上げている存在です。


【全曲レビュー】

1. GROOVY TOUR
リリース後の大ブレイクをひしひしと感じさせる1曲目。TERUの声もまだかなり
若いのがわかる。前作『BEAT out』のヒット、そしてツアーの勢いそのままに
作られたという雰囲気が強い。アルバム開幕を飾るメロディアスなロックだ。
 
2. Lovers change fighters,cool
後の「口唇」「誘惑」にも通ずるスピード感あふれるロックナンバー。サビメロは
TAKURO節全開で切なくも激しい。歌詞を見るに倦怠期のカップルを歌っている
ようだ。
 
3. BELOVED
名曲中の名曲!GLAYといえば僕はこの曲をイメージするし最初GLAYを知った
のもこの曲だし、一番好きな曲もこの曲だ。イントロのギターは当時ギターエセ少年
だった僕は猛練習して弾けるようになった(たぶん今でも弾ける) メロからサビ、
ギターソロからエンディングすべてが素晴らしい。TAKUROのラストサビに向けての
盛り上げ方も上手いんだよなぁ、TERUの歌唱も文句ない。今後もずっと聴き続ける
であろう1曲。
 
4. SHUTTER SPEEDSのテーマ
いきなり誰が歌ってんだ?となってJIROちゃんと知りびっくりした。ベスト盤
『DRIVE』にも収録されたりライブでも定番と人気曲のようだ。作曲はJIROちゃん
らしいがTAKUROにもひけを取らない上手さがあるような気がする。
 
5. Fairy Story
(北海道の)冬の情景を連想させる隠れ名曲ポジション的な曲。HISASHIが一番
お気に入りの曲だそう。TAKURO、HISASHIの熱いギターソロがカッコイイ!
CMタイアップでもありそうな美しいメロディラインが特徴的だ。
 
6. カナリヤ
再びJIROちゃん作曲の1曲。やはり彼には非凡な才能を感じる。バラードもこんな
にも情緒的なメロディを作るのか、と当時驚いた。アルバムの真ん中に位置するのが
ちょうどしっくりきており、前半を上手く締めたという感じだ。 

7. HIT THE WORLD CHART!
この声誰だ?今度はHISASHIだった。見た目のイメージと声が違うなHISASHI(笑)
アルバム後半の1曲目でけっこうなハードロックを持ってきた。GLAYはギタリスト2人
だからかなりギターが前面で鳴りまくっているけどこの曲はまさにそんな感じ。
 
8. a Boy ~ずっと忘れない~
アルバム発売わずか1週間前にリリースされた先行シングル。派手さはないものの
GLAYらしさ、あたたかさを感じさせてくれる良曲だと思う。アコギとエレキ両方の
ギターの音色がうまくマッチしているのが好印象。
 
9. 春を愛する人
GLAYファンはもちろん、一般リスナーにも人気の高い名曲。バックで軽やかに弾か
れるピアノが素晴らしい、曲にアクセントを与えている。北海道出身の彼らだからこそ
の曲タイトルだと思う。サビを迎えるたびに季節が巡る構成も素晴らしい。多くの
ベスト盤に必ず収録されているGLAYの代表曲だろうか。 

10. カーテンコール
ピアノのイントロとバックの不思議なSEが印象に残る、静かなバラード。TAKUROが
10代の頃に作ったらしいが恐るべし。力強く歌い上げるTERUももちろんだが、情熱
的なギターソロも心揺さぶられる。
 
11. 都忘れ
JIROちゃんの荒ぶるベースリフのイントロが地味にかっこいいと思う。ミディアムテ
ンポのロックバラードだが、普通に名曲だなと思える。タイトルがなんとなく歌謡曲
ちっくなのはわざとなのか? 

12. RHAPSODY
アルバム閉幕の1曲は激しい8ビートのロックナンバー。アルバム1曲目からずーっと
素晴らしいメロディに覆われてきたが最後まで彼ららしい親しみやすいロックを聴か
せてくれた。


【アルバムの感想】

GLAYの最高傑作はやはり『BELOVED』だと僕は思った。改めて聴きなおしたが
文句なしの一言だ。「口唇」「HOWEVER」のヒット以降の彼らはさらに勢いを増し
続けベスト盤『REVIEW』では頂点を迎える。さらに98年にはL'Arc~en~Cielも
台頭しGLAYとラルクが音楽シーンを引っ張る構図になっていった。

GLAYのオリジナルアルバムは数あれど一番聴けるのはこれだろう。アルバム曲の
ありえないほどの充実ぶりとシングル曲「BELOVED」の名曲っぷりがそれを表して
いる。JIROも2曲で作曲しているがTAKUROに匹敵するメロディセンスを発揮して
いるしTERUの歌唱も90年代は特に良い。 

「春を愛する人」「Fairy Story」「カーテンコール」などが特に好きだが、TAKUROの
メロディセンスはやはり凄さを感じる。


ミリオンヒットを記録したのも今作が初めてで発売初週に50万枚近く売り上げで
翌年には累計130万枚越えを記録するなど本格的にブレイクを果たすのである。
そして日本中にGLAYの名が知れ渡るようになった。

20年前に作られたこの名盤『BELOVED』、たくさんの人に聴いてもらいたいです。




 
BELOVED 


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