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なぜスライムピアスをつけると「さびしがりや」になるのか?

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L'Arc~en~Ciel『HEART』 - アルバムレビューvol.93

2015年12月06日 09時10分53秒 | L'Arc~en~CIel
0931998年2月リリース

1. LORELEY
2. winter fall
3. Singin' in the Rain 
4. Shout at the Devil
5. 虹 (Album Version)
6. birth!
7. Promised land 
8. fate
9. milky way
10. あなた

赤字はがくのお気に入りの曲
太字はシングル曲 


【概要】

ラルクの97年の活動休止後の初のオリジナルアルバム。
ドラマーにyukihiroが正式加入した。
翌年98年の大ブレイクを予感させる大傑作。


【全曲レビュー】

 1.LORELEY
静かなピアノ、ギター、ドラム、そしてhydeの吹くサックスが渋い。
アンニュイなバラードでアルバムは幕を開ける。
クセになるhydeのボーカル、どこかヨーロッパのようなイメージが湧く。

2.winter fall
hydeのボーカルから入る、シングルとしては初のオリコン1位を記録した代表曲。
タイトル通りに冬を意識しておりkenのギターもクリーンディストーション
な音色で冬を上手く演出している。ちなみに僕が初めて買ったラルクのシングルがこの曲。
ラルクに本格的にハマったきっかけだった。

3.Singin' in the rain
お洒落なジャズ風なピアノのイントロが印象的な1曲。
ラルクが凄いのはこういう曲をサラッとアルバムに入れてくるところ。

4.Shout at the Devil
激しいyukihiroのドラムとhydeのカウントダウンで始まるハイスピードロック。
ライブでも相当盛り上がるらしい。
アルバム発売当時、高2だった僕はこの曲のあまりのかっこよさに
MDプレーヤーで聴きながらヘドバンしながら聴いていた。

5.虹
バンド名をシングル曲タイトル
として活動休止からの復帰作とした彼らの本気度をひしひしと感じた名曲中の名曲!
サビからいきなり始まるこの曲は、彼らの魅力全てを凝縮したかのようである。
hydeの変幻自在なボーカルは圧巻だろう。tetsuのベースもかなり難しい気がする、
うねりまくりだ。僕個人もラルクのマイベスト5に入る曲。

6.birth!
レコードのB面の1曲目を意識したという比較的ポップな1曲。
しかしこの曲もベースが蛇のようにうねっていてすごい。
後半のサビフレーズ連発もなかなか聴かせてくれる。

7.Promised land
メロディアスながらもサビがキーが低く、ダークな雰囲気が曲全体を支配している。
もう素直にカッコイイ!ラルクでないとこういう曲作れないな、と思う。

8.fate
イントロのギターリフ(サビメロと同じ)が耳に残るダークなバラード。
そして控え目で短いギターソロも良いし、直前のカッティングも熱い。

9.milky way
アルバム中では浮くくらい明るいポップチューン。コーラスもとても美しく、
清涼感たっぷりである。彼らはコーラスも素晴らしい。

10.あなた
荘厳なストリングスが奏で、続くhydeのボーカルが美しすぎる。
ラルク史上でも最高クラスのバラードの名曲だろう。演奏も序盤~中盤
はストリングスがメインだが、後半にかけてギター、ベース、ドラムも
凄まじい弾きっぷり。そしてコーラスも文句なしの出来。
フェードアウトしていき、アルバムを締めくくった


【アルバムの感想】

ここでは詳しくは書かないが、アルバムリリースの前年の1997年に活動休止状態
になった彼らの再出発の強い意思を感じ取れる大傑作だと思う。

そしてシングル「虹」「winter fall」でパワーアップして復活!98年2月にこのアルバムを世に出す。

全10曲だけど、微妙な捨て曲など存在しない。全曲素晴らしい。
ラルクのファンにすっかりなってしまったのだった。
90年代を代表する作品、聴いたことのない方はぜひ一度聴いてみてほしい。


L'Arc~en~Ciel 『BUTTERFLY』 - アルバムレビューvol.3

2013年03月05日 19時11分31秒 | L'Arc~en~CIel













BUTTERFLY(完全生産限定盤)(DVD付)
L'Arc~en~Ciel
 

vol.1で木村カエラを取り上げたので、あの衝撃のCM繋がりで今回は
2012年2月にリリースされたL'Arc~en~Cielの12作目のオリジナル
アルバム『BUTTERFLY』を紹介してみます。 


11作目『KISS』から4年以上ぶりのアルバムとあってファンである
自分もかなり期待していたのだが、なんと収録曲11曲中、7曲もが
すでに世に出ているシングルA面曲というのだからオドロイタ(^_^;)


おいおい、じゃあアルバム曲はたった4曲なのかい?という事である。
ざっと収録されているシングル曲を書き出してみよう・・・


「DRINK IT DOWN」 2008年4月リリース
「NEXUS 4 / SHINE」 2008年8月リリース
「BRESS」 2010年1月リリース
「GOOD LUCK MY WAY」 2011年6月リリース
「X X X」 2011年10月リリース
「CHASE」 2011年12月リリース


おお・・・一番古い曲は08年です。ラルクのシングルは名曲ばかりなので
それはいいのだけど、せめてアルバム曲をあと3~4曲は聴きたかった。
(収録曲を15曲くらいにしてもいいから聴きたかった・・・・)
まあベスト盤並みの豪華さ、個人的にはいいような悪いような・・・微妙な
心境だったなぁ(笑)


「Bye Bye」「shade of season」「wild flower」「未来世界」の4曲の
アルバム曲も決して悪くなく(むしろかなり良かったけど)完成度は高い
んだろうけど、個人的にはそこそこの印象になっている作品です。


しかし毎度思うけど、hydeはなんであんなにセクシーでカッコイイのか?
「BRESS」での溜め息交じりのボーカルっぷりといい、「X X X」のPVで
の妖艶さといい、60年代(1969年)生まれの人間とは思えないねぇ・・・・


さて、次のアルバムはいつごろ出してくれるんだろうなぁ(遠い目)


 


『BUTTERFLY』の個人的点数・・・・・・


★★★★★★☆(6.5点)