SLiCの業務日誌

SLiCの業務や自転車、パーツに関する事、どーでもいい事・・・etcを書いています

お久しぶりでございます

2009-03-10 00:52:59 | BIKE TRIAL
2ヶ月ぶりです。
これだけあくと、SLiCちゃんとやってるのか?
と思っていた方もいるでしょう。すみません。
なんとかやってます。

去年からこれだけの為と言っては言い過ぎかも
しれませんが、ずっとフレームを開発しておりました。

フレーム作りに関しては素人同然で、
途中何度もできなさそうだからやめようかとも
思いましたが、上村商会さんや特に最近クロモリ
フレーム作りで関西では有名の松田製作所の
松田師匠のお力のおかげでようやく20インチ第一号が
完成し、先日ライダーのもとへ旅立っていきました。
3/8の地方大会でもうご覧になった方もいるかも
知れませんね。

まぁ~大変でした。
フレーム作りもそうですが、特に治具を作るのが。
フレーム治具とはヘッド、BB、リアエンド等
ジオメトリを構成する重要な部品を決まった位置に
平行、直角をきっちりセットするフレームを溶接
する時に基準となる土台です。
これの製作に開発も含めて何ヶ月もかかりました。
かかりすぎですけど、本業の間を縫って一人でセコセコ
やってたもので…。

フレームの方は、ウチの特色を出すべくヘッド、BB、
エンド、シート部分を削り出し部品で作り、パイプは
ヨーロッパの某チューブメーカーのトリプルバテット
チューブを使い、軽さと剛性の両立を目指しました。
削り部品はいつもやってる事なのでいいんですが、
普段することのないパイプの曲げとかにやっぱり
手こずりました。

とりあえずは形にはなってますが改良の余地は
まだまだあるので今のところ詳しい事は公表しない
事にします。また変わるので。

ただそこそこ軽量にはできました。
アンダーガード無しの状態で1500gは余裕で切っています。
まだ軽量化できる部分はあるし、逆に補強を入れないと
いけない部分もあるのでまだまだ前後する事はあります。

今は、26インチの製作に取り掛かっています。
どちらも納得が行く出来になるまでじっくりやっていこうと
思っています。中途半端な時点で市販に踏み切る事は
まずありません。

最近中国製のフレームが安い値段でたくさん出てます。
これは、少しでも多くの人がトライアルに挑戦しやすく
なったという意味ですごくいい事だと思います。
でも、日本だって負けてはいられないので、少しでも
made in Japanの底力を見せられたらと思ってやってます。

やっぱり世界で戦う日本のトップライダーは日本製の
フレームとパーツをつけて戦って欲しいと個人的には
思いますね。
コメント (2)
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