タイムラプスいろいろ

タイムラプス映像への飽くなき追求


タイムラプス・フォトグラファー 岡 浩一郎
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【続】SONY α7Rと、タイムラプス撮影アプリで日の出時の撮影実験

2016年05月29日 | 日記

前回の記事、「SONY α7Rと、タイムラプス撮影アプリで日没時と日の出時の撮影実験」でタイムラプス撮影アプリの能力を探ってみましたが、東北三陸海岸の浄土ヶ浜で日の出撮影の機会がありましたので、メインの撮影システムの横でSONY α7Rとタイムラプス・アプリでのバック・アップ撮影を行い比較ビデオを制作してみました。

 

 

左側のメインの撮影システムは、CANON 6Dを傾斜設置した2m長のドーリーに乗せて登りながら撮影、露出制御はWiFi接続したタブレットPCのqDslrDashboardをマニュアル補正しながら撮影し、LRTimelapseでAutotransition処理を行い画像処理を行ったものです。

右側は三脚に固定したSONY α7Rとタイムラプス撮影アプリで自動撮影したもので、撮影中も、撮影後の処理も全く行っていないそのままの動画です。

 

タイムラプス・アプリによる撮影では薄明が始まるとすぐに昼間のように明るくなってしまい、じわじわと夜が明ける時の流れが破壊されてしまっているのが分かります。 この日の朝陽は地平線付近に薄い雲が漂っていた為に薄暗く真っ紅に染まった太陽が水平線から上がり、まさに真紅の日の出となったのですが、タイムラプス・アプリでの撮影のAuto White Balanceでは真紅の太陽は元気一杯の太陽の光になってしまっています。 左の画像は最後まで手前の岩が黒いシルエットとなるように明るさはの増光は抑さえ気味に処理はしていますが、それにしてもタイムラプス・アプリはあまりにもストレート過ぎますね。

この比較撮影でも、タイムラプス撮影アプリは「光量の変化に滑らかに追従し、とにかくダイナミック・レンジの中に収めて撮影ができる」、それ以上でもそれ以下でもない事が確認できるのではないかと思います。

 

 

 

 

 



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